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第214話命の危機が訪れました

まだ、忘れてません。


って訳で、次の話で、前半戦終了……かな。

「と言うわけで、わかったのは隠れ家の場所だね。本拠地を見つけるには……また、別料金かな」

「はい、無理。もう一度、逝って来い。依頼主が求めている情報はそれじゃありませぇーん」

「……何ていうか、『外道』に『いいかげん』が加わると、殴りたくなってくるね。オレッチ殴っていい? 殴らせてくれたら、行くから」


な、なんちゅう酷い条件を出す子供だ……。

マジメにやればいいんだろう、マジメに。


「ゴホンッ。ん、頑張って来い」

「何か、そのまま流された……」


アディオス、マヤー。(何処の言葉?


「さてと、俺の方もマジメにやりますかね」


鬼ごっこを。

はい、ゲストの影流&師匠でーす。はい、師匠エルフだから目立つのでいっぱい人を引き連れてきましたー。


馬鹿じゃねぇの?


人造人間さん達は周りに人が居ない状態じゃないと現れてくれないんだよ?

生産も出来なくなったし、俺が囮になって影流と師匠で数を減らしてくれって言ったのに、阿呆!!


「コイツ等邪魔。消していい?」

「師匠。さすがにそれはダメだ」

「俺もやめて欲しい」


外交問題(?)とかになるんでない?


とか、俺が考えていると、ポリスマンが現れる。

そのポリスマンは師匠に何か言っている。えぇと、何々?


『コスプレ衣装で町を歩かないでくれ、市民の迷惑だ』

『なにそれ? こすぷれ? 面白そうね。海弟に言ってこすぷれとか言うのを調達してもらいましょうか』


うわ、警察をここまで邪魔だと思ったのは始めてだよ。


『だから、その衣装から早く着替えて! 家は何処? タクシー呼ぼうか?』

『家は、そうね。燃やしたわ』


いつの間に燃やしてたの!?

って言うか、俺、たまに掃除しに言ってたんだぞ!!


『海弟が、スケベ心で私の家を探りに行くから……』


俺が掃除をしてたの、知ってて言ってるな!! しかも、スケベ心がプラスされ探りに行ったってことになってるし!!

しかも、自分の家を焼いた理由がそんな事か!!


『……病院は、そこを―――』

「あー、すいません。コイツ妄想癖があるので。すいません。本当にすいません。あ、自分、治療医をやらせてもらってます。はい、すいません。それではッ!!」


脱離(だつり)!!


「チッ、あと少しで……」

「師匠は弟子を何だと思ってるんだ……」

「遊び道……オモチャ」


この人、サイテー。


「それで、師匠。何か、人払いの魔法とか無いの?」

「あるけど、面倒だから無理」


それは理由になるの? なるか。


「それじゃ、場所を変えるか。開けた場所がいいな」

「それなら、学校はどうだ? 今日は休みだから、誰も居ないと思うしな」

「ん、じゃあ学校で」


壊れる可能性?


……俺が死ぬよりマシだ。






フッ、気づかなかったぜ……。


「学校じゃ、逃げれる場所が限られるだろぉぉぉぉぉがぁぁぁぁぁああ!!」


走る。走る。走る。あ、行き止まり。追いつかれそうになる。影流が人造人間を破壊。俺が逃げる。走る。走る。走る。追いつかれそうになる。師匠が人造人間を破壊。


「何回、俺は命の危機に晒されるんですかァ!?」

「残りは、五十ぐらいだな」


影流(瞑想モード)が言う。

……フザケンナヨ?


「裏技を使ってやろうか……。いや待て。限りある必殺技だ。ここは使う場面じゃない」


襲ってくる奴等が、魔法の知識を持ってたら一回しか使えない必殺技になり、魔法の知識を持っていなかったら何発でも使える必殺技になる。

相手が持っているかどうか何てまだわからないので使えない。


「残りは!?」

「四十五体ッ!!」


師匠が言う。考えている間に五回も命の危機に晒されていたのか……。

こりゃ、一人じゃ逃げ切れないな。


「……引いて行くぞ」

「当たり前だ。生産工場を破壊したからな。向こうの手札は既に封じられたも同然。数で押すなんて事もう出来ないんだよ」

「いつの間にやってたんだ……」


まぁ、いいじゃないか。


「師匠、頼みがある」

「んー、わかってるわかってる。アレを追えばいいわけね?」

「あぁ、マヤにも頼んでるけど一応……な」


場所が一致したのなら、そこが本拠地の可能性が高い。


「さて、海弟。お前、この運動場……どうする?」

「……残念ながら、俺は地系の魔法は使えません。師匠、カムバック!」


……無理か。


「このままで良いか。面倒だし」

「……良くないと思うが、直せないんだったら、早く逃げた方がいいな」


それもそうだ。逃げようぜ。


という訳で、一時俺の家へと非難する。


俺の家の前まで来ると、見知った人物を見つける。

いや、もっと言うならば見知った人造物を見つける。


「影流。アレも破壊だ」

「家までバレていたのか?」


……人造人間A子さんにだけね。


「影流。頑張って来い」

「……わかった」


走っていく影流。A子ファイトー。


殴り合い……というか、一方的に殴る音が聞こえてくる。

悲鳴は聞こえてこないので、影流の攻撃が当たってないんだろう。


「……そのうちに、俺は家に入りましょうかな」


玄関からじゃなく、窓から。





「海弟……」

「ワタシに何か怨みでもあるんですか?」


……フッ、コレが男の生き様だ。


「ゴメンなさいッ!!」


土☆下☆座!!


「まぁ、いいけど」

「……ワタシも気乗りしなくなってきましたね……」


気乗り? 何? 何かあるの?


「あぁ、そうです。政府側と手を組んでくれませんか? まだ、法に触れた人造人間が出回っているようなので。あなた方の力があれば解決できます」


……正直、手を組まなくても解決できるんだけどなぁ。

でも、政府の後ろ盾ってのは強いしな。……組まないけど。


「断る。あまりにも利益がすくなーい」


少し、犯罪に触れてもOK?

馬鹿じゃないのか? 俺は記憶とか操作できるんだぞ? それこそ、この事件が終わってから証拠を隠し記憶を消せば済む話じゃないか。

後ろ盾の必要価値が無い。


あぁ、少ない利益ってのは、真夜中トランプが出来ると言うことだ。次の日、死ぬが……。


「……ダメ、ですか?」


影流。yesと言いたそうな口を固定しろ。


「海弟……」


影流すわぁぁぁん!!

yesは言ってないけど、手伝わないでッ!!!


「何でもしますからッ!!」


……おっと、少し心が揺れたな。


「何でも?」

「はい」

「んじゃあ、人造人間の設計図と、生産工場、それに、生産許可。材料の提供もコレでどうだ」


俺の手駒を無限に生産っ♪


「え、あ……。まぁ、一応上と交渉してきます」


はい、頑張れよー。今回、俺はあまり動いて無いからなー。

アディオスマヤー、……どっかの国の挨拶みたいだ……。とか、思った人は同志です。


海弟の裏技はまだまだ、使わない……、って言うか、海弟もアレはさすがに羞恥を感じると思う……。ん? 何かって?


そりゃぁ、次回わかりますよ。

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