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第207話『禁句とは何か教えてやろう』by海弟

無駄に平和です。……前半戦は(ボソッ

今回、俺は人員確保ぐらいしかやる事無いな……。

即急に影流に対処して欲しいな。


『今日は、影流と青空が休みでお前が来るなんて珍しいな』

「せんせー。酷いですそれ」


……何だか、涙がでてきそう。


それにしても、暇だ……学校に意味あるのか? 俺的には無いと思うんだが……。


『勉強しないなら帰れ』

「うん、帰る」


的な展開を海弟サンは希望します。


ん? 何か、背中が……。


「何かあった?」

「おぉ、HR以来の再開じゃないか、水都さんや」

「はいはい、で、何かあったの?」

「ん、まぁな。でも今回は、俺は不参加だ。有益な情報の一つも持ってないぞ?」


俺は人員確保だけだからな。

そう言えば、マヤの奴浮いてるだろうな……、たぶん子供は一人だけだろうし……。


「不参加? 海弟なら何でも首を突っ込むと思ったのに」

「HAHAHA、俺の力はほとんど無効化されてしまうからね水都さんや」

「へぇ、何だか強そうだね」

「微妙だろ」


無効化できる効果がなかったら俺が瞬殺するし。


「び、微妙ね。うん、私でも勝てる?」

「それは無理だな」

「……まぁ、これ以上何も言わないけど」


……うん、俺も首を突っ込まない方がいいと思うよ。たぶん、俺のこと監視している奴が居ると思うし。


『コレ一回、言ってみたかったんだ。廊下に立ってろ、海弟』


……ん? 何で、俺の隣にせんせ―――





「ま、まさかぁぁぁぁ!!」

『五月蠅い』


ピシャンッ!!


まさか、廊下がこんなにも快適空間だったとは……。魔法を誰にも見られないって最高だよ君。


「あぁ~、何か『百億人vs百億人ぐらい』の戦い無いかなぁ~」


この数が喧嘩してるだけで映画になるよ。しかも、観客がスッキリする映画に。


「……少し、妄想でもしてるかな」


反省はしない海弟だぜ。


う~ん、むかぁしむかし、あるところにおじいさんとお姉さんが居ました。勿論、脇役なのでエキストラです。

お姉さんは、町へ遊びに、おじいさんは一生の眠りに付きました。


夜はまだまだ長いです。


「……いい話だ」


それにしても、暇だな。

よし、妄想でもするか。



あるところに一人の少年が居ました。名前はマイケル。勿論、ケツ(あご)でした。

そこへ、一人の少女が突っ込みました。その手には鎌を持っています。そう、死神です。

そして、死神はマイケルへとこう言いました。


『わ、ワタシ、エイゴ、シャベレマセーン!!』


マイケルは天国にも地獄にもいけませんでしたとさ。


「悲しい物語だなぁ……」


よし、次だ。


一人の少女が何か道端につっ立っていました。

その姿は、真っ白なワンピースで手に何故かエアーガンを握っていました。

そこへ一人の警察官さんが通りました。そして、少し不審に思った警察官さんは少女へ声を掛けます。


『君、ここで何してるの?』


すると、少女はこう応えました。


『重力に……負けた』


意味不明でした。ただ、わかる事は重力に負けたという事だけです。


『……そうか、それは残念だ』


警察官も意味不明でした。




「何を俺は妄想してたんだろう……」


よし、そろそろ本番だ。



不思議空間ZXXに一人の少年はいました。勿論、頭は天パーです。

もう、何が勿論かはわかりません。


『暇だなぁ』


少年は暇でした。そこで、ゲームでもしてみる事にしました。


『あれ? ソフトは?』


少年は、ゲーム機をDVDプレイヤーとして使っていたのでソフトはありません。


『……イジメだ』


少年は誰かのせいにして、何処かへ遊びに行くことにしました。

とりあえず、財布をポケットに入れて外へ出発です。


『うわ、今日は砂嵐の日か』


ここは不思議な空間でした。





「……帰るとするか」


何だか、虚しいし。


「先生、早退します!」

『はい、理由は?』

「先生の顔に皺が見えます。こりゃぁ、俺の目が病気って事ですよね」

『……よし、帰れ。そして、寝ろ。病気だ。明日はなくなってるだろう』


オーケーだ。


「さぁて、色々鞄に詰め込んで、それじゃ帰るからッ!」


ハハハハハ、他の生徒共よ!! 禁句とは利用する為にあるのだよ!!


……海弟の頭の中……ファンタジー!!

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