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第187話『騒ぐのが祭り! 復活するのが儀式だぜー!!』by海弟

魔王がもりもり。

……甘い物売ってる屋台が無い……。

まぁ、いい。まぁ、いいだろう。モチベーションがかなり下がったがいいだろう……。

部隊の奴等に綿飴でも作らせればよかった……。


「さぁて、準備準備と……」


城のいたるところに昨日仕掛けた(みまわり時)魔術的何かを作動させる。

……いや、何でもよかったんだけど(悪魔の形をしていたら)ついつい衝動買いして後悔した魔術的アレがあったから使っただけだけど。


「魔力を(とど)めて……自縛霊みたいだな……」


まぁ、そんなことはいいんだ。

復活させる時に爆発させて爆煙(ばくえん)みたいな役割をしてもらう。

……魔力を隠すなら魔力の中と……。

まぁ、魔王なんて復活させたら犯罪だしな。……俺って、世界の支配者であってる?


……ま、時間になるまで祭りを楽しもうかな。


「ッてわけで、屋台をしようか!!」

「ふぁぁ~~」


……客引きにふぇーを使っています。うん、ありがたい。

妖精って珍しいからね。


……って訳で、何の屋台をしているかと言うと!!


リンゴ飴だ!!


……リンゴって果物がこっちにないから人気は総取りだぜ!!


「儲かるなぁ~、アッハッハッハッ!」


……自分で思った……。

コレ、魔王復活を企む人間だ。


「ん? そろそろ時間か」


……特に時間帯は意味が無いんだが、区切りの付いたところで発動させようかと……。





俺は現在、もうこれ以上無いってくらいの魔力をつぎ込んで城を爆破させていた(しっかりと直します)。

外から見れば花火にしか見えないだろう……。

……たぶん。



「遠き幻想より魔の王を召喚する! 光の影となり闇として理の一角を成す王よ我が命に答えよ!!」


……特に意味は無いけどノリで。


その声と共に魔法陣が作られ黒い光が漏れる。

そして黒い煙が視界を覆い、魔力が魔法陣を食い尽くす。

そして煙と光が消えたとき……一人の男が立っていた。

……いや、俺も含め二人か。


「……?」

「よぉ、久しぶり!」


……あぁ、久しいなぁ魔王さん。


「な、どうなって―――」

「アッハッハッハ、気にするな。俺がやった」

「何を? じゃない、この荒れようは……どうなっているのだ!!」

「気にするな。余興じゃ余興!」


いや~、懐かしいなぁ~。

その黒ローブ。アッハッハ、魔力が尽きて眠いぜ。


「ってわけでおやすみ」

「お、おいっ!!」


ん~、何も聞こえなーい。





……うわ、どうしよう……。

コレ直せるのか?

魔力も回復しきってないし……。まぁ、睡眠時間五分だし……。


「アッハッハッハ、コレが魔王? クックック―――」

「そういうキサマは何なのだ!!」


……勇者と魔王が会話してるー。

こういうのって戦う前とか後するものだよね?

……現実逃避終了。


「直すんだろうな?」

「ちょ、ちょうどよかったじゃないか。戦鋼で増築するんだろ? なら、いっその事全部鉄で―――」

「その間、住み込みの従者から兵士まで……どうするんだ?」


……うわ、どうしよう……。

魔法石無いかな……。無かったね。


「直す!! 今日中に直す!! それでいいだろ?」

「……まぁ、それができるなら構わないが……」


……さすが影流、自分の心配じゃなくて他人の心配をするとは……。

っと、風で灰とか飛ばされないように魔力で風を操る……のは魔力が足りなくてできないから灰を全部鏡の中に入れて……。


「直す!!」

「あぁ、わかった。わかったから早く作業に取り掛かってくれ」

「よし」


……寝よう!!


「お前、やる気があるのか? それとも無いのか?」

「いやぁ、瞑想は俺苦手だし」


早く魔法を回復させるには瞑想or睡眠がベストだ。あ、魔法石を除いてだ。


「……直せよ」

「わかってるって」


……うぅむ、何故影流はあんなに執着するんだろうか……。


まぁ、寝るか。





現在12:00です。


魔力の回復量……100分の1。

コレで何ができますか?


「あ、起きた」

「コイツが勇者と言うのは本当か?」


……起きていきなりコレか……。


「真実。で、俺の母親」

「……すまん、理解が出来ない」

「俺も理解したくないですせんせー」

「理解しろ」


……勇者と魔王のコンビと居るのは何か危険っぽい。


「おい、何処へ行く」

「アーアーアーアーアーアーアーアー」

「……諦めたほうがいいわ」

「そうか。では無い!! 今ここで、倒してやろう!!」

「こっちは幽霊よ?」

「五月蠅いッ!!」


うわ、魔王やんちゃ!!


さて、あっちは放っておいて(勇者優勢)。

どうしよう……直せるの城門くらいだぞ……。


「そうだ!」


えぇと、まず神のところへ行きます(この時点で魔力枯渇)。


「回復させろ」

「また無茶を……。わしのことも労わってくれ」

「アッハッハ、神の癖に」

「……回復させんぞ?」

「お願いしますッ!!」


もう、土下座でも何でもします!!

影流の怒られるのだけは避けたいんですッ!!


「もう土下座してるだろう。まぁ、わかった。わかったから、顔を上げろ」

「おぉゥッ!?」

「はっはっは」


……でこピンされた……。

神様もやんちゃ!?


「ほら、回復させたぞ」

「おぉ、何だか体が温まったような……」

「行ってこい」

「よっしゃー行くぜッ!!」




その夜……何も無いところに城が一瞬で建ったという……。






もう何が書きたいのかわからない……。

魔王に世界規模の戦争でも起こさせようか……。

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