表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
198/557

第185話実は裏方担当です

特殊な~魔法を~つかいま~すぅ~。

さて、今は表で何か宴会的なものがやられている頃だろう。俺たちは学校でこっちに来るのが遅れたが……明日はズル休みしてやるぜっ!!

……まぁ、今日中にやらねければいけないこともあるのだが……。

で、俺の後ろに付いてきているのは孤児院(教会?)に居る子供達。城内にはさすがに今、入れたら危険(三日目に寝てない兵士(ヤツ)は変なテンション)なので教会の近くの裏路地だ。

他にも複数の出入り口がある。

それで、その裏路地の出入り口に何があるかと言うと、その先には真っ白な塔があるわけで。


「でかっ!」

「声でかっ!」


そして、中に入ると一階はただただ広い草原となっている。

時空とか次元とか色々変えて本当に無限に続いている。ただ、歩き続けると元の場所に戻ってくるようになっている。


そして二階。

ここは公園だ。そう、公園なんだ。


……遊具を引き抜いてきました……。


まぁ、増やした後元の場所に戻したけどね。

それに記憶は消したし。すっごい人間離れしてるぜ!!

それで一つ一つ運ぶのは面倒なのでバラバラにしてい部隊の奴等に作らせていたのだ。

いや~、俺はほとんど労力を使わずに済んだってのが素晴らしい。


「取引成立だッ!」

「約束は守るよ。……五回に一回くらい」


いや、ここはあえて五分の一の確率で守ると言っておこうか。


「三回は何か神様パワーが溢れてる部屋になってるから。怪我とかしたらそこで休めば元通り!! すごいだろ?」


いや~、コレ作ったらクォンに怒られた。

職権乱用でも子供を救う為なので少しで済んだ。


……勿論、祭りの手伝いをさせる交換条件とはクォンは知らない……。


「飯とかは外で買えるからな。祭りだし」

「オレッチ達はここで遊んでくぜー!!」


マヤに続いて行く子供達。

うんうん、元気な事はいいことかな……。


さて、俺は祭りに戻る……いやその前にまだやる事があったな……。





目の前の幽霊はぐったりしていた。

もう、名前は(ゆう) 霊子(れいこ)でいいくらいぐったりしていた。


「うっさい、黙れ」

「うわ、教育に悪い」

「今更教育とか無いでしょ」

「それもそうだ」


そう言って、霊子(れいこ)の前に立つ。


「いい加減怒るわよ?」

「まぁ、そこら辺は俺の自由だ」

「他人の名前を自由に呼んでいい自由って何なのよ」


……特別な何かだろうたぶん。


「んで。今回はご苦労様。生き返る?」

「選択肢おかしい。生き返る? って何?」

「いや、そろそろ人間の体が恋しくなってきたかな~って」

「幽霊の方が便利……いや酒が飲めん!!」


……コイツを人間には絶対させねぇ。


短いやり取りを終え、俺は部屋を出る。酒酒五月蠅い母親だった……。

って言うか、アレ ハ 勇者 デスカ?


「……まぁ、勇者ってんだから笑える話だよな」


そのまま廊下を歩く。

城の中に入ってきたが思ったより城の中の警備が手薄だ。

……まぁ、二日目に楽しめばいいか……。


という訳で、俺は見回りをする。

俺の提案した祭りを俺が参加できないとはどういうことだ。

……いや、見回りするのは俺が決めたんだが……。

まぁ、変な奴等はどっか怖い部屋に閉じ込めればいいし……最悪別の世界の飛ばして他の世界との関わりを断ち切ればいいし。


……うわ、神様スゲー!!


それに、望めば叶う能力をプラスしたら最強じゃん!!

おぉ、これは危険分子ですな。アッハッハ。


目標(ターゲット)認識。これより戦闘態勢に入る』


合成音声みたいなのが響いているんだが……。

って言うか、城の中に勝手に入ってきたお前が目標(ターゲット)だぞ?


って訳で、後ろに立っているであろう生物兵器(?)を見る。


……いない?


目を凝らすがやはり何も見えない。

しかし、何か空気のぶれを感じたので半身をさばく。すると何か剣戟のようなものが顔面スレスレを通過する。

とりあえず手元に武器は無いので体にできるだけ力を入れて殴る。


すると何かが吹っ飛ぶ。

……何か科学とは違う臭いのような……魔法?

生物兵器が魔法を使う?


……謎だ。メチャクチャ謎だ。

……謎を解かずに潰す……それもまたオツなもので……。


「ッてわけで、戦おう!!」


その場を闇で支配。ドラゴンみたいな戦い方はやっぱりしたくないので、そこから前へ突っ込む。

しかし残念な事に、闇は支配を意味している。

つまりこの空間に居る限り透明な物でも何でも俺には感じ取れる。

背負っている剣を抜き、叩き斬る。


何かバチッてなったけど何かそれが伏線になりそうだけど今は無視する。

……生物兵器作ってるのは一人しか居ないよな……。


まぁ、それは後日として。

闇を取っ払い(実際には廊下は真っ黒で何も見えないが)このガラクタを処分(錬金して剣へと変える)して、廊下を進む。


『確認……』


……え? こんなに早く回収?


ちょっと思考が遅れて打撃を浴びる。

今回は透明じゃないんだな……って言うか、アレは隠密起動用なんだろう。

……まぁ、俺は透明な剣を手に入れたから満足としよう。


「殴りあうの面倒。潰れろ」


俺の望みは何でも叶います。

なので生物兵器は潰れました。

経験値を一獲得しました。


「……まぁ、何が起こっても大丈夫だろう」


その生物兵器が持っていた打撃武器を見てみる。


「ハッ!! コレは……」


……いや、まさかな。

うん、竹刀って打撃武器なのかな……。


竹刀は……打撃武器?

知ってる人教えてくださーい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ