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第179話『弱いな』by海の弟

海+弟=海弟。


よし、海弟。掴みはOKだ!!!

ども、幼い頃、名前を海星(ひとで)と付けられそうになった海弟です。


……まぁ、こんな話はいいか。前、母さんに聞いただけだし。

って言うか、海で海星を見たからつけようと思ったってだけだし。父さんよく母さんを止めてくれた。感謝する。


いや、こんな話をしている場合じゃないな。

前方をよく見て欲しい。

いや、パソコンの画面じゃないぞ? 俺のだぞ?


そう、目の前には一般的に言うBAR、酒場がある。

そこには酔っ払った奴とかも居るわけで……。



「大量収穫」

「ぬ、盗んだね……」


この島には警察とかそういう機関が全て闘技場へ行ってるから大丈夫だ。

うんうん、この金で試合に参加しよう。


えぇと、元手は金貨五枚か、高いほうか(この世界の価値はわからないが)。


ここでの金の儲け方法は、試合で勝つ、盗む(マヤさん直伝)、賭けに勝つ。

賭けというのは、まぁ競馬みたいなどっちが勝つか予想して賭けるって事だ。


どっちの方が儲かるかなんて決まっている。

試合にでたほうが儲かる。

まぁ、それは絶対。


……あ、支配人(しはいにん)ぶちのめすってのもいいかも知れない。物凄く外道だし。


「まぁ、ここで心配になってくるのはお前だな」

「えと……私?」

「俺が居ない間、何かあったら……どうする?」


うん、襲われたりしたらどうしよう。


「警備の人の近くに居るよ?」


……何かメチャクチャ不安だ。

ナンパとかなら許容しそうだしここの警備員。


「……よし、こうしよう」


連絡用の鏡を渡す(声だけ届きます)。


「……えと……そんなに信用無い?」

「お前の信用はあるがここの信用は無いからな」


この闘技場(島?)は一つの島に立てられているようで、外にでるには大金が必要。

金の無い奴等は騙されてここに来る事もあるようだ。それで一生生き地獄……。

金のある奴等も娯楽程度にここに来るらしい。

……俺の集めた情報、以上。


「さて、戦うとするか」


……俺の圧勝だと思うが……力をセーブしておこう。そうだな……百分の一くらい?





目の前に居るのは大きな鎌を持った男。

死神でも真似ているのか髑髏を基調とした服を着ている。


……本物の死神はもっと恐いぞ……。


「クヒャヒャヒャ、よわそぉなやつがきたなぁ」


……たぶん、それは世界の支配者に言っちゃいけないせりふだ。なので怒る。


「安心しろ。手加減してやるから」

「チッ、弱い奴がほざくなよぉぉぉぉぉおお!!」


そう言って突撃してくる。

面倒なので、かるーく鳩尾を蹴ってかるーく顔面を殴って気絶させる。


「ア、アガ……」


……よえぇ……。


金貨五枚を手に入れ、合計十枚。

金貨の価値は、銀貨百枚、銅貨、千枚らしい。

意外に高かったんだな(受付のお姉さん情報)。


「しかし、情報を金で取引しないなんて……どういう世界だよ」


まぁ、強さにしか興味を示さない奴が多いんだろうな……第一印象的には。


「んじゃ、続けて二試合目しますか」

「それでは、対戦者を選んでください」

「じゃあ、全員で」

「……選んでください」

「全員」

「……その……無理です」

「……じゃあ一番金持ってそうな奴で」

「はい、テカガ選手ですね」


……全員まとめてかかってこいよ。





「お、今度はまともそうだ」

「そうかい。ここには変態が多いからね」


……まぁ、多いっちゃ多いですけどね。

テカガとか言う奴は、自分の拳で戦うらしく、メリケンサック(木製)みたいなものを付け構えている。


「……何か隙だらけなんだが……」


態とか?

狙わせているのか?

影流の家は武道一家だから俺も色々教え込まれてるんだぞ? ……まぁ、ほとんど逃げたが……。

しかし、人間の弱点は全て知っているのだ。……精神面も……。


「まぁ、そんなのどうでもいいか。風よ」

「ナギッ!?」


……今舌噛んだな……痛そう……。

あ、この世界では魔法ってのもあるそうだから安心して使える。召喚術があるくらいだから当然か。


「ま、魔法使い……同じ格闘家だと思ったんだがな……」


……うん? 俺は魔法使いでも格闘家でもなく世界の支配者ですよ?

その他、外道騎士(アウトナイト)とかも名称としては合ってます。


「おぉ、外道騎士(アウトナイト)……うん、カッコいいな……」


よし、これからはそう名乗る事にしよう。


「……こちらも本気で行かせてもらおう……」


格闘家の人が言う。

しかし……。


「……だから、魔法を止めてくれないか?」

「やだよ。攻撃されるもん」


……魔法継続中。

相手が近づけないようになってます。


「それじゃ、フィニッシュ。炎よ!!」


風と炎を混ぜて爆風に……そして、テカガとか言う脇役を巻き込む。


「ウギャァァァァァァァ!!」


……勝利。

金貨十枚獲得。

合計二十枚。


「おぉ、ゲームみたいに増えていくぞ」


この島の外に出るには金貨百枚が必要らしい。

俺と青空で二百枚か(受付のお姉さん情報)。


「続けますか?」


そうだな……金は早めに貯めて起きたいな。

で、ここには色々な地方の人が居るから情報収集と。

うん、この流れでいくか。


「それじゃあ、頼む」

「それでは―――」

「全員」

「……だから無理です」


……ダメなのか……。


海星の話はマジなのです。


……海星(ヒトデ)のお話しは嫌ですね。


……えぇ、水族館に行ってきたのでちょっと入っちゃいましたよ。悪いですか!? (逆ギレ)。


って言うか、この展開……読めない……。

まぁ、今回の目標としては、『海弟に更なる外道を……』です。


つまるところ、笑って人の運命を動かせるようになってこいと……。

海弟に人々の人生が掛かってるんですね。責任重大……なんですが、海弟なのでね……。


……青空ってヒロインであってるの? って、最近思うようになってきました。

どっかで変更しちゃうのかな……何か自分だとありえそうで恐いな……。

じゃあ、先に謝っとこう。


変わったらごめん。


はい、青空も怒りを静めて……くれるといいですね。はい。


って言うか、今回の舞台ちっちゃいですね。一つの島とか……かつて無いほどにちっちゃいです。


こうなったら、新キャラをことごとく弄り倒してやらないと……。


また次回~。

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