第175話『どうやら世界が魔王に乗っ取られたようです』
一つ言うと、力が強いだけじゃ最強にはなれませんよ?
思っていれば叶うなんてありえない。っていうか、強く祈って報われない奴が可哀想だからそう言うの漫画とか特にアニメでは言うなッ!!
こうして、また救われない人(俺)がでたんだから。
俺、信じてたよ。
俺が暮らしていた世界信じてたよ。
って言うか、皆信じてたよ。
世界を動かせるのは世界自身、またはその親、そして”その世界に住んでいる奴”だろ?
……皆信じてたよ……酷い……酷い……。
「まぁ、完全服従っと」
世界に意思はありません。なので自分の意思で動けません。
まぁ、子供みたいな物です。赤ちゃんね。
静かにしてたら無害。しかし、嫌なことが起きれば全力で泣く。
……そこで俺は気づいたんだ。
『……アレ? 世界弱い……』と。
まぁ、考えてみりゃ相手は力の制御の仕方がわかんないんだよな。
親が居ないから力の示し方がわかんねぇんだ。
いや、親に攻撃されてんだから。あっはっは、幼児虐待☆
「絶対服従な」
……何処まで俺は化け物になるんだろう……。
そう、俺は一般人で満足しとけばよかったんだよ。
いつ狂ったんだろう……いや、神に会った時点でもう運命なんてしんじねぇ。
って言うか人生の中に死ぬって経験が三度ほどある気がするんだよな……。
「さて、そこの震える世界その1@Aさんよ」
別に名前に意味は無い。つまり無意味。
『ナン……ダ……?』
どうやら世界は遠隔通話を使うようです。
……俺にもその機能欲しいな……って、自ら化け物になりたいと望んでしまった!!
まぁ、いいや。
俺は自分の力の抑制でもしておくかまったく。
「俺の力弱められる?」
『……全世界……ボロボロ……ダ。本気……ヲ……ダセナイ』
……ちなみに、あまりにも世界が弱いので魔力を暴発させまくってたら周りまでぼろぼろになっちゃってね。
まぁ笑えない事態なのですよ。
「まぁ、お前らは自分の世界直しとけ。あ、中の生き物は?」
『外傷……ノミ……問題ナシ……』
……なら、まだ殴っていいんじゃないか?
うん、いいはずだ。
『ヤメロ!! ソノ顔危険!! ヂヌ!!」
ぢぬって言った!!
世界が噛んだ!!
何かレアだ!!
って言うか、俺を恐れるなッ!!
いや無理かッ!!
「さて、帰るか。次は無いと思え」
『次……ハ……ナイ』
うん、恐怖刻んだしね。
☆
結果を伝える。
クォンさん驚いてました。
はい、世界は強力敵(協力的)でしたよ。
「嘘……」
「ホント」
とりあえず、結界に似た俺の作った世界を元に戻して……おぉ、ふぇーまで巻き込んでしまっていたようだ。
謝ろうじゃないかうん。
「どうやって……」
「殴って蹴って殴って……。血を見たら高揚してきて……」
「それ以上は聞きたくないかも」
……何だ、俺は世界の王者なる者だぞ!!
はい、恥ずかしいなコレ。
もうこの肩書き捨てていい? 脳から削除しますよ?
「つよくなった?」
「肩書きが」
あぁぁぁ~~~!!
思い出してしまった……二秒で。
「まぁ、もう一つの肩書き騎士隊長でいいや」
一般男子高校生じゃないと思うんだ俺。
もう、その肩書き削除されてると思うんだ俺。
だからさ。
「ぼろぼろの世界が直ったら俺の力を制御させよ」
全ての世界に俺の力を行き渡らせるとして……まぁ、並列電球だっけ? そんなのと同じ……じゃなくて、逆だ逆。
一つの電池がたくさんの電球を光らせるという……まぁ、普通(の人間)なら一秒も持たないと思うんだけどね。
俺はね……認めたくないんだけどね……認めたくないんだよね。
はい、先延ばしにしたって無駄ですね。
「化け物の力なんていらないから」
敵よ。出てくるな。
俺の魔力で敵になりそうな奴は根をつんでやる。
あ、俺みたいな警備の目を掻い潜る奴は舎弟にしてやろう。
「さて、帰るかな。世界の統治とかはお前やってていいよ。私情を挟まないって約束で」
「……え?」
「ん?」
「組織ってのは私情が挟むからできるんじゃないの?」
……まぁ、認めよう。
組織から私情を抜いたらただのサラリーマン崩れになるな確かに。
目的失った恐さは俺にはわかんないけど、大丈夫なんじゃない?
「お前いれば大丈夫だよ。優秀だし」
「……優秀……。まぁ、頑張ってみるよ。私はひ弱な光なんだけどね」
俺はひ弱な人間でしたが何か?
☆
帰った……。
「たっだいまぁ~」
「おかえ―――」
ヘッドロック?
ハハハ、そんな優しいものじゃないよ。
耳が潰れると思ったから。
「あれ勇者母さん」
「勇者母さんやめろ」
「はいはい。で、母さんはいつから肉体を持つようになったの?」
「そうね……今日、私の旦那様♪ が帰ってくるみたいだから特別よ」
「え!?」
おぉう、初耳だ。
いや、俺には関係ないか。家族だけど。
「……まぁ、向こうにも顔をだすかな」
影流もいると思うし。
青空もいると思うし。
☆
あれ?
知らないうちにこの城でっかくなってない? って感じを噛み砕いて城の内部に入る。
「ん?」
「んんッ?」
魔族発見!
世界の神秘を発見しました。
「何かメチャクチャ失礼な事言ってる気がする」
何か知らない魔族から話しかけられた気がする。
「存在を消すな馬鹿」
……誰だ?
「……お前誰だよ」
「お前こそ誰だよ!!」
とりあえず、現在は魔族と取引中らしいです。
何故城がでかくなったかは簡単。増築したらしい。
はい、増築の理由を誰か教えて。
影流が魔族と取引中。
海弟は最強とかレベルじゃなくなった気がします。
追伸 寝て更新遅くなりました。