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第174話神を超える者はちょっと馬鹿だった

感想が来ない……あぁ、死ねというメッセージか……。


とりあえず、心を殺して書いていきましょうかね。



※)上は気にせず。

「閉じ込められたんだ」

「そうだ自覚しろ。阿呆は死んでも阿呆なので寝てましょうって」


起きてて騒ぎ起こされても面倒だ。


「私のことを知らないくせに邪魔をするの? 愉快だね。君、滅ぶよ?」

「ククク、化け物に理解を求めるな。化け物が(もたら)すのは破壊だけだ。だから、お前の夢も砕け散るだろうよ」

「一応私も化け物だよ」


……まだ、感情がある内はいいよ。

俺は、俺みたいな奴を一人知っているからな。

……あいつみたいに暴れて封印されたくは無いな。


「って訳で、恋をしろッ!!」

「酷く場違いだね。化け物は一匹で十分なんだ。死ねよ。私が削除するから。良い人間に生まれ変わらせてやるから」

「ハッハッハ、愉快愉快。俺が削除されるだと? これは愉快だ」


死にたくないです。

気が少し狂いました。


「気が狂ったか」


当てるな!!


っと、ポーカーフェイスさ。

無表情で貫き通してこそポーカーの(キング)となれるのさ。

っと、ポーカーのルールも知らないのだが。


「まぁ、いいや。今のお前は無力だ。抵抗せずに投降しなさい。大丈夫、適当に首を刎ねるだけだから」

「私は罪人か?」

「……俺の気分だ!!」

「気分で殺されるのか!!」


だって、疲れたんだもん。

俺の前に立つ奴は俺にとって悪者だもん。

だから、倒す……じゃなくて殺して終わりでしょ?


……おっと、偽りの仮面いわく人間性が少し外れてしまったようだ。


「俺は、確かに化け物だ。人間っぽくしてるけど、それは元が人間だからできる事だしお前みたいに狂ってたかも知れない」

「私の何処が狂ってるって?」

「自覚なしか。ならいいや。人格ごと枉げてやる」


酷く恐ろしい事を言ったような気がするけど気にしない。


「お前、何があった? 俺には理解できる事ができないかも知れないけど言ってみろ」

「何で私がお前に言わなきゃならないんだ。私は全知全能で……しかも全ての世界が操れて……それで……それで……」


ふむ、何かあったのは確定か。

適当に会話しようか、まじめに会話しようか……悩むな……。


いや、人間性に欠けると本当に面倒だな。

記憶喪失みたいな感覚じゃないけど、何か他の生物と見ている現実が違うような気がする。

まぁ、俺の話はいいや。


「世界を好きなように操る。それがお前の望みか?」


そこで顔をハッとしたように顔を上げる。


「違う。私は私のような化け物を産まないために世界を操っているんだ!!」

「ほぉ、目的ありね。でも、たくさん産んでるよ?」


あの恋愛に疎い化け物君も一応封印されてたみたいだけど……まぁ、俺にはメチャクチャ関係あるけど関係ないことだで済ませよう。


「お前みたいってなんだよ? お前みたいに世界を操ろうとするためにか? 私利私欲だな」


そんな責任ある立場なんて嫌だな。

……いや、間違った事をしたって誰も怒らないのか。

全てが指一本動かすようにできる。そんな奴だ。

……なら何で俺は化け物になっちゃったの?

ねぇ、職務怠慢? 酷い! 俺もできれば人間がよかった!!


「……できれば話したく無いんだけどな……」


おぉ、何かついにって感じだ。

俺のほうはこんなにオチャラけている感じなのは心が死んでいるからという事で。


「何年前か……私は光だった。私は光で彼は生物、私の理解できない物だった」


物とは酷いな。

者にしろ。


「私は彼のことが気になった。これが恋愛感情なのかはわからないけれど、彼と私はだから出合った」


……俺のほうも無理矢理シリアスにするかな。

そう、近所の猫が死んだんだ。神様に頼んで転生させてもらったけど。


「でも、違う。彼は生物。つまり悪魔だ。私以外の全ては悪魔だったんだ……」


確か、犬だったかな?

この前ペットショップで生まれたとかさっき言ってたなあの機械の神。


っと、話を聞かないと。


何か深刻そうな顔をしてるけど何を話してたんだ?


「悪魔は私に心をくれた。そして、それを利用して私を苦しめた……とても辛かった。とても……」

「まぁ……俺も似たようなものかな」


全く話を聞いてなかったけど。


でも、自分は光と言った少女は涙を流した。


「ならわかるはず。私は彼に裏切られ―――」

「裏切られた? どんな風に?」

「彼は生を持つ者。私を残して……」


ちょっと待ってくれ。

それって『死』じゃないよな?

ねぇ、『死』だとしたらちょっと八つ当たり的なものになるよ?


「……最終確認、それってその彼が死んだって事?」

「……うん」


……それはとても苦しかっただろう。

好意に近い感情を抱いていたんだから。

でもさ。

何で全ての感情が彼に向かっちゃうのかな?

それは行き過ぎた好意だよ。


「一つ言わせてもらおう」

「……何?」

「お前馬鹿?」


キョトンとしている少女。

おぉ、何かレアなの見た気がする。カメラはあいにく無いけど。


「馬鹿……って?」

「えぇと、頭がおかしい人のことを言う」

「あなたとは別の世界で生まれた。価値観が違うのには―――」

「違う違う。もっと根本的な部分だ。お前は恋愛馬鹿ですか?」

「恋愛……馬鹿?」


……あぁ、きっとコイツは純粋すぎたんだな。光だし。


「お前は、苦しいか?」

「……うん」

「それは彼を忘れられないからじゃないか? 憎い奴なら忘れりゃいいだろう。もう死んでるんだ。思い出すことも無いだろうし」

「忘れ……る? ……無理……無理だよ……」

「ん、OK。今よりあなたの名前は恋愛馬鹿となります。では、恋愛馬鹿さんあなたの間違いを指摘しましょう」


勿論、神のような微笑と共に告げた。


「お前は、彼が死んだって言う事実を否定したくて『世界で化け物を産まないようにする』という大分名義(エゴ)を使って自分より心の強い同類を産まないようにした。自分の間違いが指摘されるから。OK?」

「……おぉけぃ?」


よし、解決。

いや、解決じゃない。

まだ、コイツに指摘しただけだ。


「ここから三つの選択しをやろう。よく聞くがいい」

「みっつ……」


精一杯譲歩した三つだぞ。


「一つ、彼のことは忘れる」

「無理」


即答か。


「二つ、苦しむな」

「無理」


あっはっはっは。


「三つ、悩み事があるなら周りに相談しろ」

「……友人なんて居ない。私には彼しか居ない。だから無理」


最後のは理由付きで否定されてしまった!?

って言うか、前二つも同じ理由で無理なのだろうけども。


「死者を生き返らせるには三つの要素が必要。世界以上の力を持つ、神に許可をもらう、人間である。この三つだ」


……最後のが理解できないが……まぁ、これがあるから俺は人間だと自己暗示できるのだ。


「一つ目からたぶん無理として、三つ目も微妙。あぁ、何て悲しき人生。ってわけで、海弟という名の神様より四つ目の選択しを進言してやろう」


すごくおススメだぞ。


「全ての世界を支配しているなら、全ての世界を死者と暮らせる世界にすればいい。どうだ?」

「私は……そんな世界の意識を変えれないから……。できるのは興味を逸らせることだけ……」


んじゃあ削除ってのは一人の生物に興味を持たせて、飽きたら勝手に世界がゴミ箱へ……つまり削除するってことか?

……役得かは知らないけど―――


「俺がやろう。俺が世界をぶん殴ってでもやってやろうじゃねぇの」

「……へ?」

「世界を操る全権を俺によこせと言っているんだ」

「でも……その……あの……」

「……何かあるのか?」

「世界の親は男女一人。だからその二人は……その……」


……うわぁ……何か読めてしまった自分が恥ずかしい。


「けっこ―――」

「言うな!! って言うか、親の変更はできないのか?」

「無理」


……親の変更は無理……無理矢理にでも変更させたら世界に削除されそ―――ん?

んん?


「んんん?」


……おぉっと、解決の方法を見つけてしまいましたよ奥様。


……ネガティブなのですよ。

とりあえず、適当なものに八つ当たりさせてください。


海弟って右肩砕けてるのに何で平気なんだよぉぉぉぉぉぉ!!


皆さんの疑問を代弁しました。

でも、アンサーは無しなのでした。おしまい、と。



ちょっと関係のない話をしますが(大半は関係あるって意味です)、そろそろ連載止めないと編集できなくなりそうなのです。

二百話超えたらもう一話から編集したくないよ? って言うか既にやる気が起きないよ。


まぁ、適当でいいですかね。適当で。

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