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第170話異世界リセット

何か、さすが海弟って頷く部分がこの章の物語に出てきます。

人がいないって寂しいね。


「しかし、こんなにファンタジックなのに頭がグルグル巻きなピエロとか無駄に急いでいる兎とかいないわけ?」


ちなみに、アリスの最後のまとめ方は外道だと思います。っていうか、前兆無しで悪い女王だしてチェスをするってなんだよ。トランプに関係あるのは女王の名前だけですか?

えぇ?


「まぁ、いいや。俺も人のこと言えないし」


エルフ纏めるのに最終的に俺の嫌いな人質作戦を使ったし。

俺の理性を吹っ飛ばす要素が何処かにあったんだろうね。


「笑えないけど」


普段ならあっはっはっはとか笑えるだろうけど今は無理。

魔法に頼り切ってたなぁ、って思うよ。


ってわけで。


「……誰に命乞いすればいい?」

「さすが!」


生きるか死ぬか選ぶんだったら生きるを選ぶよ俺は。

何をしてでも。


「……マシュマロ……」


ん?

んん?


そういえば、剣を装備していたような……。

この背中の硬い金属の塊は剣だったような……。


「よっしゃぁぁあ!! 掘るぜ相棒!」

「あいあいさー!!」


何か気持ちの悪い感触を感じながら下へ掘っていく。

剣がスコップに早代わり!?


「……何だか無意味な行動をしている気がする……」


まぁ、食糧確保だ。マシュマロと言う。


「ん? ちょっと待てよ」


一口食べる。


「……あぁ、やっぱりか」


これアレだ。

エジプトだったかで薬になってた……もういいよ。俺はマシュマロを嫌いになるから。


「くすりぎらい」


……薬嫌いなんかじゃありません。ただ、薬と言う言葉の響きが……ってそんな顔しないで!!


「はぁ。魔法が使えればデンプンの一部増殖で色々なお菓子とか作れるのに……」


ちなみに、現在のマシュマロは卵白(らんぱく)やゼラチンなどで作られる。

そっちの方が俺は好きである。どちらかと言うと今ここにあるのは嫌いである。


「んん~、調整完了だね~♪」


……コイツ誰だよ。

って言うか、いきなりでてくるのやめろよ。

そして、上から見下すなって……俺が穴を掘ったからか。


ちなみに、格好はカーテンをグルグルグルグルグルグルグル……としたような感じだ。

浮かんでいるのについては聞かない。


「誰だよ」

「ちなみに、ここに連れてこられたって言うと言い方は悪いけど、連れてこられた理由はね……」

「えぇい、少し待て。誰の許可を得て話を進めたんだ。聞き手の許可がなければ話を進めるのは勿論、食事をしてはいけないんだぞ」

「五月蠅いね。まぁ、いいけど」


目の前のグルグルは指をパチンと鳴らす。

すると、俺の体が脱力する。


「うぅ、だるい……」

「強くなりすぎ~♪ 神あらざる者に神以上の力を持たせるのは異界統治会としても規律違反なのよ~♪」


うん、潰しに行こうか。

って言うか、どうなってるんだ?

魔法が使えないぞ?


「ちなみに、あなたの戦闘力はまとめて『世界』から削除させてもらいました~♪」


スーファミですかこの世界は?


「それでは、情けをかけずもう一度人生を与えましょう。ほいやっ♪」


何かもくもくと煙が俺を包みしばらくすると晴れる。


「……何だ?」

「あるぇ? おっかしいなぁ。おっかしぃよぉ」


……何だコイツ。斬っていい?


「ふぇー魔力サポートできるか?」


ふぇーに魔力をわけてもらえれば魔法が使えるかも知れない。


「むり」


……無理だって。


「あぁ~♪ 契約ね~契約。妖精さんとの契約が生きてるのね~♪」


……俺にも理解できるように説明して!!


「つまりぃ、この世にレベルがあるとすると」


……ファンタジーな世界でレベルとかRPGだけにしてほしい。


「神が限界の999レベルだとすると、あなたは1000レベルになっちゃったわけね。で、神よりも強くなっちゃったので初期化を」


……笑えないなコラ。


「あぁ、ちなみにこの空間は全ての衝撃、威力を吸収するのね~」


そして、言う。


「地面掘ってるのは君が始めてだったりぃ」


恥ずかしい。

穴があったら入りたい!!


「まぁ、いいのいいの。どうせ初期化されるんだしぃ~♪」


……さっきから言う初期化って何だ?

世界をリセットでもするって言うのか?


「たぶん君が考えてるのは正しいと思ってたり思ってなかったりぃ。大丈夫よん♪ バックアップは取ってあるから途中から、そうね~異世界に関わる前まで逆戻りなのねんっ♪」


……強すぎるので削除します?

俺はチートなんて使って……たりするかも知れないけれども消すのは酷い!!


「ぬはぃッ! ダメね~ダメね~、弱さは罪だけど強さも罪なのよん」

「その強さを一気に消す事ができるお前らのほうが俺よりも強いんだろ。だったら、とっとと消えろやゴルァ!!」

「威勢がいいのん、威勢がいいのー」


……相手に疲れるな……。

ちょい、ふぇーさんバトンタッチ。





十分間の休憩の後、色々わかりました。


「とりあえずその異界統治会って言うのを潰せば万事解決だな」

「異世界制御委員会ともいう~♪」


……さて、まずは魔法を使えるようにするところからだ。


「ッてわけで、削除~♪」

「ちょっと待てィ!!」


この子危険すぎるョー!!


「まぁ、待つがいい。神をも超える俺がここで暴れたらどうなるかわかっているのか?」

「うひゃぃ、危なかったぁ」


……馬鹿でよかったぁ。


「と言うわけで、リセットボタン的な何かを渡せ」

「んん~、無理かな~♪」

「何故?」


何か特別な魔法みたいなものか?


「だって、私自身なんだもん♪」


……アッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!


「さて、真実はいつも一つなんだ。さまざまな困惑とかいらないから素直に話してくれないかなぁ?」

「私がね~爆弾みたいなものなんだよ~♪」

「爆発しないでね」

「危ないしね~♪」


……馬鹿でよかったぁ。


「私が欲しいならくれてやってもいいぞ☆」


爆弾なんか所持したくないよ。

って言うか、お前をもらったところで利益なんか無いから。


「それは私に魅力が無いってことかな~?」

「爆弾に魅力があるのか?」

「ないかも」


何この子?


危険ですね。はい。



シリアスで行こうか迷っているんですが、どうしようか……。


まぁ、適当に。

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