第168話背がおかしい
昨日更新できなくてすいませんでしたッ!
……あの封印された番外編を出しちゃおうかな……とか、考えましたがやめときました。
だって、オチがヤバイんだもん。
どうにかできた。
しかし、変身するとあら不思議。
背が変わらないじゃありませんか。
基本、エルフは背が高くて美形なんですよ。
「……何このコンプレックスエルフは!!」
……俺は結構背が高いほうなんだよ?
まぁ……影流よりは少し小さいけど……でもさ、高いほうなんだよ?
牛乳だって月に一回ぐらいは飲んでるんだから!!
「……一回じゃ効果は期待できないよな……」
でも、俺牛乳飲むとお腹ゴロゴロする人だし。
牛乳に裏切られるし。トイレが友達だし。
まぁ、こんなところでネガティブはやめといて……ガチガチのそうだな……プレートアーマーあたりで足の辺隠してなんか詰めて背を高く見せるか。
ちなみに、プレートアーマーってのは、防御力のみを求めた鎧でガッチンガッチンガシャンガシャンだ。
まぁ、ロングボウとかの前には意味がなかったみたいだけど、金属に鏡を混ぜれば……無敵だ。
「魔法対策も物理攻撃対策もバッチリ。さぁ、出陣だ!!」
……あ、ちょっと待て。
「出陣じゃない!! 今回は、暗殺的なアレだ」
変装し、町に入り、物資を盗み、相手が降伏するのを待つ。
その間、向こうの物資でやりくりすると。まぁ、武器と鉱山さえ占領すれば、勝てるんだが(向こうにはドワーフとか居るし)魔法がある。
だから、食料も持ってく。
「さて、どうしようか」
考える。
……他のエルフ(さっきの)を連れてって違和感をなくすか……女に化けるか……。
いや、女に化けるのは俺のプライドが許さない。色々と。
「妖精も連れてけばなおばれにくくなるだろう」
……一応、エルフと妖精は仲がよくなったみたいだし、いいだろう。
☆
それから二日後ぐらい。
馬車を使わず慎重に来たら時間が経っていた。
「俺の正体ばらすなよ」
「はーい」
「わかってますって」
……うわ、心配だ。
「じゃあ、行くぞ」
何食わぬ顔で門を通る。
「ぬっ!!」
え? 何? ちょ、何かやっちゃった?
ちなみに、ふぇーも姿を変えてるからわからないよ?
「お前は……」
「あぁ、確か拉致された……」
ちょ、あいつ何をやっちゃってくれてるんだ!!
拉致? バカ野郎!! いきなりバレたじゃねぇか!!
「クッ、こうなった―――」
「貴方が連れ戻してくれたのですか!!」
「ら、……へ?」
……これは好都合。
「えぇ、数が多い人間相手は苦戦しましたが……。いつ集めたのか魔法部隊まで隠していて……」
勿論、集めてない。
ガセな情報だ。それを確認されたら隠していたが自分が倒したからと言えばいい。
嘘はついてないのだから。
「感謝する。エルフ族、第一皇女を―――」
……その時、俺の中の天秤が傾きました。
「突撃ィ!!」
肩にふぇーを乗せ、さっきのエルフの手を引いて……走る。
「『鏡』」
勿論、時間短縮だ。
☆
第一皇女なんだよね?
ねぇ、ならこの状況どうにかしてよ。
何処から集まったか(エルフは耳が長いから情報の伝達が早いのか?)たくさんの兵士がわらわらと集まってきた。
ちなみに、ここは王様とかお姫様とか王女様とかが居る場所だ。ちなみに、偉い方、集まったら悪者に一気に攻められたときに不便だよ。
俺みたいに。
「……何とかしてよ」
「私の兵じゃないから」
……うわぁ、現実厳しい……。
「その子をこちらへ渡しなさい」
何処からかヒステリックな声が聞こえてくる。
人間って何か反発したいものなのでこういってしまった。
「無理」
……すごく冷徹な声だったよ☆
……☆付けてもやわらげれないか。
「反逆罪で逮捕しろ!」
……どうしよう……。
倒そうか。
「第三『水花』」
水がはじけ、敵全体を攻撃する。
すると、相手は魔法で防御してくる。
「……雑魚は死あるのみ」
とりあえず力押しで勝ち。
「なっ!!」
……初っ端から飛ばすとは……俺も馬鹿だな……。
もう、作戦が無いよ……。
いや、さっきの作戦を実行するか。
「戦争を終了せよ」
……うん、この第一皇女とかいうお姫様を返すという餌を使って戦争をやめさせましょう。
「何を……言っている」
「戦いをやめろと言っているんだ」
……何か妖精の方が訝しげにこっちを見てるよ?
声を変えてないからとかじゃないことを期待するよ?
「敵襲か!!」
突然扉が開く。
……え? カサロ君?
……敵なの!?
前書きで言ってたのですが、海弟がテレビに出ると言う……。
まぁ、一応有名人ですからね海弟も。
……色々と、ヤバイ想像をしている皆さん。
残念ながら卓上の物語はもっと悲惨でした。
なので、構想から練り直そうかと……、いや海弟の暴走は構想から入れれないけど……。