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第164話『何この展開?』by海弟

前から出したいと思ってたんですよね。

いやぁ、ボス的要素いらないと思うんだ俺は。


はい、現在目の前にカブトムシみたいな魔物が居ます。

硬そうだなぁ。溶けるかな……。


とりあえず溶ける血液を撒いてみる。



ブシュゥゥゥゥ。


ちなみに、解けたのは洞窟の方です。


「って、解けないの!?」


いや、待つんだ俺。

きっと中和しているに違いない。ほら、あの光。羽部分とか明らかに何かの水分が付着しているじゃないか。

あれはきっとアルカリ性なんだ。


まぁ、理解したところで意味は無いけれども。


何か叫び声あげながら突撃してくる魔物を避けて、ここは比較的大きい場所なので剣を抜き。

斬る。


ガッキィィィィン!!


あ、剣が跳ね返って飛んでった……。

そのまま洞窟の天井へ突き刺さる剣。この役立たずめが。一生そこで待つがいい。後に聖剣とか呼ばれてろ。


「まぁ、罵倒はこれくらいにして……」


最後のは自分でも疑問だが。

魔法を使おうか……。


「氷よ!!」


相手が水分を身に纏っているなら丁度いい。氷付けにしてやる。


と思いきや、魔力を中和させてくる魔物。


「……殺さず生かさず下僕にしよう……」


コイツが居ればエルフに勝てるぞ。

って言うか、エルフも恐れてたから地下に封印したとか?

おぉ、何か弱味的なものを手に入れたぞ。

しかし、ここで俺が下僕にするから意味なしだがな。


「あいつの能力は中和といったところか」


何か特殊そうだな。あの魔物。

剣を弾いたのもそれか。ならあの防御力の理由もそれにして……。


「いいだろう。死の恐怖を味あわせてやろうじゃないか」


攻略法は意外に簡単だぜ?


「まずは右手に鏡」


色々入ってますよ。


「左手に魔力」


って言うか、この洞窟内全体に魔力。


「そして、『鏡』」


えぇと、そうだこれこれ。

鏡の中から溶解液を取りだす。


「えいやっ!!」


ドバッと。うん、溶解液増殖。

俺は、周りを鏡で包む。


俺が突いたのは中和できる物とできない物についてた。

あの魔物が中和できるのは相手からの攻撃のみだ。

だから、自分の攻撃を中和できない。

なら簡単だ。中和する為の物体(液体?)が己を傷つける諸刃の物体ならいい。

少量ではそれは無理だが、四方八方から大量に攻めてこればいける。





後に、カブトムシ(魔物)を下僕(なかま)に加えた俺は、突き進む。

もう、本当の意味で。

だって、この魔物、体がでかすぎて進めないんだもん。


って訳で、突いて掘って進んでいます。


「小さくなる魔法とかあるかな……」


あるとしても、何だその弱体化の魔法はって感じになるんだが……。

けど、魔法効くのか? 中和……いや、無効化されるんじゃ……。


「まぁ、どうにでもなるさ」


そう、でかいのは罪じゃないしな。

この洞窟が狭いのが罪なんだ。


「さて、魔物とか普通に踏み潰して進んでいるわけだが、着くのはいつになるんだろう」


図書館も破壊してないよね。


「まぁ、そこらへんは考えないようにしよう」


前向きに生きようじゃないか。


「さて、この洞窟もだいぶでかくなったな……」


このカブトムシの魔物すごいな。

疲れを知らないのか?

……まさか、疲れまで中和していると!?

いや、どうやってだよ。


まぁ、後ろから魔物の後ろを付いて行っているわけだが(潰された魔物の体液はしっかりと集めさせてもらっています)、メチャクチャ暇だ。

歩く、拾う、上から降ってくる岩を壊す、その作業だけだぞ?

最後のが普通じゃない気がするが無視だ。


「何処かに騒ぎが落ちてないか……」


巻き込まれている(?)真っ最中なんだけど実感が無いな……。


「そうだ、復習しなくちゃな」


相手の周りを鏡で囲んで、危険な液体Xを増殖させて……。

相手は溶けると。

おぉ、何かすげぇぜコレ。

どんな奴にでも勝てる気がする。


ズシュリィィンッ!!


……何の音でしょうかセバスチャン?


見ると、目の前のカブトムシな魔物が真っ二つにされていた。

そしてこちらに歩み寄ってくる影が一つ。


「……人間か。よくここまで来たとは思うがここから先はやめておけ。我等の土地だ。侵入者には容赦しないぞ」


……ファンタジーばんざーい!!


「おぉ、これが噂のダークエルフ」

「なっ、我等の一族を知っている……。生きて帰すわけにはいかなくなったな……」


とりあえず、外見からは男か女かはわからないね。

体になんかグルグルと包帯巻いてて、肩から手までは見えてるけど、真っ黒だし。

うん、それがダークエルフって思った理由。

って言うか、物騒な事言ってるけどどうしよう。

本当に殺されちゃうのかな?

さっきの技でこっちも応戦するよ?

三分で溶けちゃうよ?


「まぁ、ここは人類代表として―――」

「私たちも一応人の形をしているのだが?」

「失礼」


……細かいな。


「人間代表として、友好的にしたいのですが?」

「無理。帰れ。死ね」

「言葉も暴力になるんだぞバカ野郎!!」

「五月蠅いこの阿呆が!!」

「何を、この肌黒がっ!」

「これは生まれつきじゃダークエルフを侮辱するのは許さんぞ下種め!!」

「ハッ、どっちが下種かはっきりさせてみるか?」


勿論、外道的な戦術ありで。


うんうん、エルフが封印していた怪物を二つも一気に解放しましたね海弟。


はい、この一言で理解した人もいるでしょうが、現在、海弟は大罪人です。

もう、死刑とか処刑じゃ甘ったるいぐらいの大罪人です。


って言うか、海弟の読みが外れた場合、海弟に待っているのは死ですよね。

まぁ、意地汚さで復活するんだろうけど。



追伸 


何でモノクエの方に更新しちゃったんだろう?

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