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第159話エルフvs妖精vs○○

まさかの第三勢力!?

俺が、手を出す問題ではない。

……それ違ったね。


「影流の馬鹿やろぉぉぉぉぉぉおおおおお!!」

「ここに王を侮辱する人が居るのですが?」

「まぁ、言わせておきましょうよ」


……思いっきり首を突っ込んじゃいました。

……だってさ、鎮圧したじゃん。

でさ、エルフ側は怪我させられたってさ、何か外交問題でさ。

で、俺が何か知らないけどエルフ側に引き渡されてるの。

……意味わからないから。


「まぁ、部隊の連中道連れにしてやったけど」

「すごく迷惑でしたね。隊長一人でよかったのに……」


上の立場の奴ってただ責任取ればいいだけだからいいよね。

でさ、その責任を下の奴に回すのって見苦しいよね。

でもさ、一人って心細いんだよ。

どんな怪物でもそうだと思う。

……よし、正当化完了。


「なにやら隊長が満足げな……いえ、この話題はあえて避けましょう」

「それで隊長、自分達はどうなるので?」


マジメな人のカサロ君が聞いてくる。

知らないよ。

俺だって、生きたいよ。

……地味に死亡フラグだ。


「えぇい、影流の事だ、俺たちはきっと帰れるさ」

「原因の人が何か言ってますよ副隊長」

「聞いちゃダメよ」


……酷い。皆、仲間じゃなかったのか?


「……もう、エルフの国とか滅ぼしてこの騒ぎ自体消し去りたい……」

「だ、ダメですよ!!」

「戦争など王は望んでいませんぞ!!」

「……僕もダメだと思うよ」


……何で皆そんなに必死に止めるの?

まさか、本気でやろうと思ってるの?

……死ねるよ。

……って言うか、勝てる見込み無いからね。



……彼らが心配しているのは国の事だと信じている。

決して、俺がエルフの国を滅ぼせる力を持っていることを信じているわけではないと思う。


「……まぁ、いいけどさ。ここ何所?」

「馬車の中ですかね」


……いや、もっと範囲を拡大して。


「大陸の中央部ですかね」

「もう、いい。君には聞かない!!」


泣くよ?


「まぁ、いいけど。大陸の中央ね。よし、逃げるか」

「は―――すごく自然な形で逃走しようとしましたね。危うく頷くところでしたよ」

「あ、国の重鎮とか全部倒せば国が潰れるよね?」

「何か怖い事言ってますが聞こえませんよ」


思いっきり聞こえてるから反応してるんでしょうが。





それから数分して、目隠しされ歩かされなんか音がして気づいたら牢獄だった。


「ふざけんなぁぁぁ!!」

「そうですね。何で男女混合なのでしょう」


その点については異議無しだエルフよ。


「いきなり閉じ込めるとは何て事だ!!」

「……五月蠅いですよ。ほら、看守さんもこっち見てる」

「見るな」

「いや、そんな命令に―――従った!?」


誰しも迷惑ごとに首を突っ込みたくないんだよ。

俺だってこんな騒ぎに関わりたくない。

関わるならそうだな……何処かの阿呆を死にたくなるまでいたぶりたい。

知略で。


「しょうがない。脱走するか」


魔法を封じれないなら逃げられるだろう。


「『鏡』」


鏡を出し、連想する。


「……HAHAHA、転移できねぇぜ」


そういえば、相手は魔法への耐性を持っているんだった……。

たぶん、この牢屋にも……。

ん? 待てよ?


「あ、こっちなら行けるのか」


やはりと言うか、前入った牢獄と同じように、牢獄の一つ一つの部屋に魔法への耐性が掛かっているのではなくこの地下牢獄全体に魔法への耐性が掛かっているようで、この地下牢獄内ならば転移できる。


「では、ゴー!!」


見事に、牢屋の外へ転移。

しかし残念な事に、現在は檻の外にでただけである。

なので、走って逃げる!!


奪取(だっしゅ)!!」


囮ならたくさん居るぜ!!


と言う事で、前と同じように一つの部屋に俺は隠れ、部隊の人間が全員通り過ぎたのを確認後、盗みを始める。

思えばここから大盗賊への道が始まったんだった……。


「と言うわけで、備蓄はいただきます」


食料を全て差し押さえ。

って言うか、没収。


そのまま、外に出て―――


バシンッ


……?


「あ……」


追いかけていた看守さんを……。

俺は何も知らないよ?

……とりあえず縄で縛っておこう。

鍵ももらっておこう。


「さて、次はっと」


食料確保……次は武器だな。

杖とかこの世界で貴重だし高く売れる。

魔法で攻撃してくるエルフだからたぶん杖はいっぱい持っているだろう。

前は、奪えなかったからな。


「……さぁ、盗みを始めようか」


もう、食べ物は盗んだけどね?





見張りを倒し、杖を奪った俺は、牢屋へ戻った。

……何故?

人外以外、全員解放するため。


路銀と食料を少しずつ渡し、逃がしていく俺。

うんうん、これぞ正義……では無いけど。


「恩を売っておくのは大事だしね」



今ここに、エルフvs妖精vs罪人の戦いが始まったのであった……。


海弟っていつも訳のわからないことしますよね。

それで、今回もこの第三勢力、『犯罪者』を正当化するのか……。


……ちょっと、路線を変更しましょうか。

今回は海弟の怪物っぷりをしみじみと語っているんで。


……他の小説とかだと今まで出てきた登場人物の大体が出演するんじゃ……。


白黒クオリティ……。


そう、それは、周りを気にせず突き進む事。


って訳で、構想を考える為に一日お時間頂きます。


……一日で思いつくかって?

思いつかなかったら二日考えるだけですよ。


……その間更新しないかって?

……申し訳ないんで、二日以上掛かったら何か更新しましょうかね。

何かね。番外編とか?


……ま、そんな感じで明日の更新はお休みです。

たぶん、一日で完成すると思うので(大体は脳内でできているので)しばらくお待ちを……。

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