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第13話影流の実力と政治の手本

影流は、酒に弱い。


真実発見!!じゃ無くて何か、ドロドロのお話が書きたくなったから?

ある日、といってもあのパーティーから1日後影流は部屋でダウンしていた。

理由は簡単で、2日酔いだ。

あの1杯でいいと思ったら、ノリのいい武官が何杯も飲ませて来るので今は頭グラグラだ。

現在その武官は自分の領地にて謹慎中だ。


この国にも将軍はいるが、あまり人をまとめるのがうまくない。

だが、将軍職を作ったのは影流に考えがあるからだ。

まずはチームワークを鍛えるために。

それができるようになったら次に実践的な訓練をしてみる。

まず陣が組めなければ話にならない。遅すぎたら相手に有利になってしまう。

そして最後にできるだけ自分の負担を減らすためだ。

将軍が自分の城をもって政治をし、王の決定権をもってそれを実行する。

影流は、まとめられた物をみていいかわるいか判断するだけなので少しは楽になる。


その他にもいろいろあるので大変だ。

今日の分の仕事もあったが明日に回すことになった。

本当は、王族専用の衛兵隊を作る作業があったが今日1日中ファンが側にいるので安全だ。

ちなみに青空は海弟捜索隊を作るため兵を募っている。魔法兵は貴重なのであまりいないが馬に乗れるものがほとんどなので機動力よくなりそうだ。(万が一にもディティの魔法で隠れているので見つけるのは100%不可能に近いだろう)


「うぅ、頭が痛い」

「大丈夫ですか?」


そう言って、チャコを差し出す。


「すまん」


そう言って飲む。初めて飲んだが以外に甘いので驚いた。もう少しすっぱいと思っていたのだ。

実は、樹液といっても酸化しないように魔法道具で固めてあるので甘いのだ。だから高い。


すぐに効果が出るわけではないが、気分的には少し気持ち悪さがなくなった感じがする。


「なぁ、海弟はどこに言ったと思う?」


そんなことを聞いてみる。


「自分の心配より他人の心配ですか?」

「他人ではない。親友だ」

「親友ですか」


ファンはあの時の村にいた親友の顔を思い浮かべる。


「……、すまん」

「えっ?あっ」


いつの間にか涙を流していたようだ。

それほど悲しいことだったのか。と、改めて認識する。


勇者(あの人)に会って変わったんだと思ったんだけどな。


しょうがない、5才のときの体験である。

5才の時に親や親友、友達。全部忘れろというのが無理な話である。


「すいません」


そう言って、部屋から出て行く。

何か声が聞こえたような気がするが、気にせずそのまま自分の部屋に戻っていった。





部屋から、ファンが出て行ったあと影流はなやむ。

表面上ではもてていて女の扱いがうまいと思われている部分(特に1人1人に話しかける部分とか)があるが、彼女居ない暦=自分の歳なのである。

なので、こんな時にどうしたら分からない影流は、とりあえず追いかけることにした。

まだ痛むがかまってられない。


途中のトイレで吐いたが気にしたら負けだ。

水洗式だったので助かった。


追いかけると、ファンの部屋についた。

まずはノックしてみる。


「……カゲル様ですか?」

「嗚呼、入ってもいいか?」

「……はい」


消えそうな声だったが、了承を得たので入る。

今は泣いていないが目の辺りが赤い。


「なぁ、俺が悪いのはわかる。その点については謝る。でも、俺はそのことでまた傷つけてしまうかもしれない。教えてくれないか?」

「こちらこそすいません。少し気が動転してしまいました。そうですね、あなたには話しておきます」


それから、影流に自分の村が魔物に襲われたことだけを話した。

勇者の件は、極一部の秘密事項として扱われている。


「そうか、悪かった」

「いいです」

「今度からは気をつける」

「はい」


元気を取り戻しつつあるのでじゃあなといって部屋からでる。

そのままトイレに直行し、出せる物を出す。


「男は我慢か……」


その言葉が、トイレに虚しく響く。






昼からはだいぶよくなったので、今日中の書類を全部片付けれると思ったがさすがに無理で限のいいところでやめて食事、風呂、2つを終えて布団の中に入る。

今日は色々なことがあったので、その中から1つだけ思い出してみる。


丁度、新兵の入寮の資料を読み終わったときにノックされた。

ここに居るのは、宰相のファンと青空だけだ。青空はここに居るとすぐに海弟の位置がわかるのでいるだけだ。

まず最初にファンに風魔法で情報が伝えられるのですぐにわかる。


ファンは影流の手伝いだ。だが、影流が優秀すぎていまいち活躍の場がない。


そんな時のノックだ。


「あいてるぞ」

「では、失礼します」


そう言って入ってきたのは、30過ぎくらいの昨日青空が見た金髪ロールだ。

心の中では、カツラじゃないかと疑っている。


「何か用か?」

「はい、実はコレを」

「政治完全マニュアル?」


変なところで横文字が使われている。感心するところではないが……。


「何だコレは?」


影流は読めなかったが、ファンが読んだので題名は分かった。

だが、内容はわからないのだ。なんたって字が読めないから。今のところはファンに読んでもらっている。

青空と影流は勉強中だ。


「ええ、新しく王になられましたカゲル様に政治のやり方を記した本を手渡した「いらん」はい?」

「俺は、政治のやり方などは一通り覚えてきた」


青空だけじゃなく、影流もオールマイティーなのである。

海弟より影流のほうが主人公らしい性格だ。


「なっ、失礼しますがどこで覚えて「お前に教える義理はない」はぇ?」


青空と比べるとやっぱり青空が勝ってしまう。そう思った影流。

真実なので誰も文句はないだろう。


「え~と~、はっ!失礼しました」


そう言って出て行くロール君(仮名)。

沈黙が支配したその場で一番最初にでたのが、


「プッ」

「アッハッハッハ」

「な、王そのような笑いかプ……してはプ…なりません」


3人の笑い声で衛兵が飛び込んできたが、3人を見て机の上に目を向けると一緒に笑っていたそうな…。


「あれがボケキャラというやつだろうか……」


布団の中で呟いて、そのまま眠りに落ちた。


投稿してるのに、返ってくる感想が少ない。


海弟「それは仕方がない」


慰めか?慰めなんだろう?

まぁ、そんな状態なのでドロドロ書いたんですが…。

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