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第152話化け物のペルソナ

ペルソナの意味は何か辞書とかで調べるといいですよ。

俺は健全な男子高校生。

勿論、男子の地獄の花園、男子校なんかに通っていない普通の高校生だ。

悲しい話を聞くと少し暴走するけどね☆


「つまり『化け物(バケモノ)』ってのは俺の自論ではいないということなんだ」


薄っぺらい自論をマヤに説明する。

……ただ、山登りするのも飽きたんだよッ!!


「すごい考えだな~兄さんすごいよ」


目をキラキラさせなんか尊敬の眼差しと言うやつで見てくるマヤ。

正直に子供は恐いと思います。

無邪気なのも恐いけど―――


山の開けた場所、そこに居る一人の”人間(バケモノ)”。


―――本当に恐いのは感情が無い奴だ。


「君達はよほど暇なんだね」

「暇でもお前の顔は見たくないな」


そんな憎まれ口を叩くほど中の言い俺たち。

さぁ、戦闘開始だ。


「風よ!!」


鎌鼬(カマイタチ)を作り、友達へ向かって放つ。

友達はそれを何か不可視な防御壁を使って無力化する。


……勝てない……。


俺≦友達


さぁ、どうしよう。


………。


「神様カモンッ!!」

「わしに用があるの?」


さぁ、友達。

君もコレで最後だ。


「わしね。ちょっと睡眠不足で力がアリンコ並みだけど、何か用?」


ちょっと睡眠不足になるだけでどんだけ力が削られてるんだコンチクショー!!


……こうなったら最後の手段だ。


神聖(しんせい)なる(ほのお)、宿すのは鏡  『虚曲炎(きょきょくえん) (かがみ)』」


目の前へ炎で囲まれた鏡を出現させる。

二通りの効果があるその鏡は俺の力を二割か三割ぐらい上昇させる。


「最近ね。体に浴びなくてもいいようになったの」


俺も成長しているのである(痛みを伴ってたから前まではやらなかったけど今では感じないので実行)。


何かさりげなく本心が駄々漏れしている気がするが……って、さりげなく駄々漏れっておかしくないか。

って、何で自分に突っ込んでいるんだ!?


「えぇと……兄さんの友達?何か兄さんがおかしくなっちゃいました」

「あぁ、大丈夫。殺せば治るよ」

「殺さないでね!!」


今、力がアリンコ並みなんでしょ?

生き返らせてくれないんでしょ?

なら、殺さないで!!


「……本当に封印につこうか……」

「待て。説得したい」

「……いや、攻撃する気満々の奴に言われたくないんだが……」


攻撃する気満々?

なぁに、剣を持って中段に構えていつでも飛びかかれるように気を張っているだけじゃないか。

全然攻撃する気じゃないよ?


「お前は、人の感情を感じれるか?」

「……ふぅん、わかるんだね」

「まぁな。一応、こういうの敏感だし……」


でも、青空とか炎夏には鈍感鈍感言われまくっているんだが……。


「と、言うわけで、お悩み相談と行こうじゃないか」

「どういう流れでそうなるのかな君」

「なら、お悩み相談させなさい。それがお礼としておこうじゃないかね」


そう、封印を解いてやったのだ。

はい、そのお礼。決定。


「……はぁ……仕方ないね」

「では、一人目行ってみよう」


えぇと、鏡の中から机と椅子を取り出して……。


「えぇと……人の心が理解できないと……そういうことですね?」

「まぁ」


表情に変化は無い。

って言うか、内心も変化無いだろう。


「……全身を機械にして感情のプログラムを……」

「海弟君、それはダメ」


機械の神様から指摘されたので却下。


「じゃあ、アレだ。恋をしてみよう!!」

「解決方法が見つかったね?じゃあ、相談お終い」

「じゃあ、ここからはお節介と言う事で。うん、縁は大切にしなきゃね」

「……何だか……そうだな……嫌いだ」


おぉ嬉しいじゃないか。

感情が一つ目だ。

うん、何はともあれ俺のおかげだ。


「さぁ、今から俺がお前の仮面を全て剥がして脱がして割って……いや、傷を付けないように取り外して売りさばいてやる!!」


そこからまた買った人が仮面を着けて、俺が助け売る……アレ?これって売れるのか?


「さぁ、下山だ。いや、降りるのが面倒だ。恋は恋がある場所にある!」

「何だか難しい……」

「わしも納得はできるけど理解はできないと言う何だかわからない状況」

「……君達楽しんでない?」

「おぉ、何か自分の感情を覚える前に他人の感情を感じ取るまでに成長した。これは才能があるぞ!!」

「さりげなく楽しんでいると認めたね。さすがに怒るよ?」

「怒るだって。って今は、恋なんだ!!」


桜と共に散りゆく恋……、花見やるくらいなら消臭ポットの香りを外で嗅ぎながら昼飯食いやがれッ!!


「さて、『鏡』」


足元を盛大に鏡で埋め尽くし、転移させる。

勿論、コレなら防ぎようが無いので俺の攻撃でも通る、いや攻撃じゃないな。





誤算だった。

生物兵器さんの時もそうだったけど、空に居たんだよね。

つまり、俺の苦手な場所。


「オレッチが背中撫でてあげる」

「うぅ……その優しさで胃が緩むぜ……」


つまり吐くぜ……。


何てことをして30分。

しっかりと汚物を魔法で地面と共に焼却処分し、恋を見つける為に歩いて歩いて歩きまくる。


「さぁ、仮面(ペルソナ)の化け物ゴン太君、今から―――」

「誰がゴン太君?」

「コン太君?」

「いや、そういう問題じゃないから」


あぁ、ゴリラ君がよかったのか。

なら早く言ってほしい。


「じゃあ、ゴリラ君、行くぞ。バナナ……じゃなくて、ゴリラを探しに!……ゴリラってなんだよッ!!」

「酔っ払いのような兄さんは少し頭の螺子が外れるんだな」


いつ俺は酒を飲んだんだ?

……よし、恋は最高のお酒と……。


「……カッコ、他人の物に限る」


さぁ、仕切りなおして恋探しの始まりだ!!


はい、甘い恋愛経験なしの作者が描く大大弟な(最後の(ダイ)は海弟のことです)『化け物(バケモノ)』の恋です。


それと、海弟の不真面目さを治すようななんかマジメなの書いたつもりなのですが変なテンションで海弟が乗り切ってしまいました。

どうすればいいでしょうか。

読者の皆さん助けてください。

お願いします。


……一回一人にしてみようかな……。

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