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~6章~第145話『盗賊じゃなくて義賊ですから!!』by新章突入&自分の誕生日で浮かれている作者

区切りつかないと思ったのでここで区切りつけときます。

それと、拙者の誕生日です。

さぁ、祝い狂ってください。

異世界にある俺の部屋。

そこには、ちょっと人には見せられない物からどっかで手に入れた伝説の剣とか何か色々ある場所だ。


「……で、何やってるの?」

「ビクゥッ!!」


俺が、こっちの部屋に入ると、何か俺の部屋の物を物色していた男か女かもわからない奴がいたので、ちょっと声を掛けてみたところ基本的オーバーなリアクションを取ってますよと体からオーラお発している人間と関わってしまった。

長ったらしく言ったが、単に空回りしている馬鹿と解釈してもらっていい。

そして、それと話すのは疲れると理解してくれ。


「お、盗賊だ」


目が慣れてきたので服装で判断する。


「……義賊……」


……さて、この盗賊。仮にも俺の荷物に手を出してくれたんだ。

まず、死刑は間逃れれないとして……そうだな……死刑の前に三日間断食だ。

そして、両手首、両足首に枷を付けて……壁が物凄く高く、屋根がない牢屋に入れておこう。勿論、外。


「……よし、お前の処刑が決まった」

「色々と突っ込んでいい?ねぇ、頭ぶっ飛んでいるお兄さん」


初めて聞いたような気がしない言葉で俺を呼ぶ盗賊。

それと、義賊と盗賊の違いは簡単。


盗賊(トウゾク)


説明 弱気立場の者から一方的に略奪する。空き巣などをする。ほとんどの奴が弱い(身のこなしを良くするため装備をあまりつけないから)。


義賊(ギゾク)


説明 強気立場の者から奪った金貨などを弱気立場の者へと分け与える盗人。だが、悪いものは悪い。悪政してる奴も悪い。という訳で二人とも仲良く牢屋行き。


まぁ、こんな感じだ。

義賊の最後のほうは気にしないでくれ。


「ま、一兵士の俺の部屋に入ってくる義賊なんていないか。盗賊もいないと思ったけど、いたね。ここに」

「物凄く傷ついたぁぁっ!!ハート&ブレイク!!」


何故、&?

まぁ、いいか。どうせ、俺が公開処刑で鞭打ちした後、桃太郎のように鏡に閉じ込め川へ投げ捨てるんだから。


「オレッチ怒った!!オレッチ強いから瞬殺だよ!!」

「『鏡』」


とりあえず、部分増加の応用で、地面を鏡化させ、閉じ込める。

その後、鏡部分を切り取り、カーペットと床を部分増加で元に戻す。


「最後に、これを割ってお終いと」


まぁ、割ったって破片のどれかに入っているんだけどね。中に入っているのを殺したいなら溶かすぐらいしないといけない。


たたたたたたたた。


何か、知らないが足音が聞こえてくる。


「ぬあっ、か、海弟殿」


どっかの隊長の誰かが喋りかけてくる。

……眉毛濃いな……。


「何?」

「ここらで、義賊を見ませんでしたか?」

「盗賊なら見たよ」

「……それは、今何処に?」

「ここ」


鏡を指差す。


「一応、一度は牢屋へ入れる決まりなので……よろしいですかな?」

「無理」


日常的に駆け引きとかやるのは王だけで十分だぁああ!!


と、その勢いで割ろうとしていた俺の腕を掴む不届き者が現れる。


「太いッ!?」


眉毛の太さに驚いて、魔法を解除してしまう。

……コイツ……何者だ……。


「オレッチ危ない。オレッチ死ぬとこだった」


廊下に出て明るいから少し服装を観察してみよう。


黒いローブ。

以上。


うわぁ~、身軽だね。すごく身軽だ。


「武器ぐらい持ってこいやぁああ!!」

「ヒイッ、騎士に怒れた!?」


馬鹿だ。馬鹿が居ます。ここに馬鹿が居ます。

勝ち逃げって言葉があるけど、逃げれば勝ちって意味じゃないよ?

勝ったまま逃げるってことだよ?

コイツ、わかってる?


「キサマッ!!我が、愛しのマリー人形―――ではなく、傀儡人形を返せ!!」

「……メイドさ~ん、カモ~ン」

「うわぁあっ!!噂が広まるッ!!」


アレ?

噂って広めるものじゃないの?


「ぶっ飛び兄さんありがと。じゃねっ!!」

「第二『風軽』」


勿論、逃がさない。


「このマリー人形は証拠として……」

「う、うわぁっ!!やめろ!!」


鏡の中に人形を仕舞い、太い眉毛のおっさんも諦めたのか帰っていく。

おい、こいつは?


「……ぶっ飛び兄さん?」

「何だ盗賊」

「……だから、義―――」

「帰っていいよ。何にも盗んでないし、俺の名前出して帰って」

「いや、わかんないし……」


……一生彷徨うってのもいいな……。

最後には屋根裏部屋で尽きるという壮大なストーリーが……。

あぁ、何か涙が……。


「な、何で泣いてるの?」

「キサマッ!!」

「は、はい?」

「これ持って、逃げろ。泣かせる奴だぜ……」


影流からもらったこの世界のお金(俺はまだ価値を良く理解してないんだが……)をプレゼントする。

いや、盗んでもらう。


「に、逃げればいいの?オレッチ不安」

「そうだ、俺が追うからお前は逃げる。完璧だ!!」

「最後には捕まるからッ!!」

「大丈夫。三分の四くらい手加減するから」

「限界以上の力を出さないで!!」


俺の身を心配してくれるなんて……泣かせる奴だ。


「さぁ、逃げるぞ!!」

「兄さんも一緒に!?」


何を言ってるんだ。

ほら、俺は人質じゃないか。

盗賊ならそれくらい卑怯な手を使わなければ。


「オレッチ義賊……」

「じゃあ、今日から盗賊。人質命令」

「人質がすごい権限持ってる!?」


一々五月蠅い奴だ。

そんなに義賊がいいなら義賊ってことにしてやろう。


「義賊、早く逃げるぞ」

「それオレッチの名前じゃない!!」

「じゃあ何て名前だ?」

「オレッチは―――って、国の犬に名前を教えるかッ!!」

「犬?犬だと?そうか、一度腕のいい眼科を教えてやろう」


行くか行かないかの選択はお前に託すがなッ!!


「さぁ、逃げるぞ!!」

「お、おう。逃げ―――って、オレッチは何しにここにきたの?」

「義賊としての名を大陸中に―――」

「そんな野望ないから。オレッチどうして入ったんだっけ……」


……もう、俺がコイツ担いで逃げちゃお。


「『鏡』」


勿論、行き先は城下町です。

……あれ?

何か違うような……。


……6章のメインとなる男性?女性?まぁ、意味なく登場(メインなのに)


本当は、暗躍しているカッコいい人を想像してたのですが、海弟のノリで狂わされるので最初から出しちゃいました。


それでは、いい誕生日を過ごしてきます。


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