第11話メイド達と青空の1日 月の部
毎日更新の辛さがわかる人募集。
読んでもらう為に出しているんだから文句はありませんが…。
ここは青空の部屋。そして夜。
今日は、1日を振り返ってみたいと思います。
え~と、まず朝のことは思い出したくないから~、お昼ごはんからかな?
「うわぁ~」
「すごいな」
そこには、たくさんの料理がある。とりあえずそれは豪華でどれも高そうだ。
「コレは食えるのか?」
「直接聞いちゃダメだって」
「………食べれますよ」
なんか料理長さん怒ってるよ。自分が作った料理だしね。
だけど私も思ってしまいました。ごめんなさい。
「まぁ食ってみるか」
そう言って1口食べる。紫色のブドウみたいな物だが、中身も紫色で茶色のドロッとした液体が掛かっている。
パクッ
「ブッ!!」
「え?」
「おい、コレは紫の酒の原料だろ!!」
「お酒?」
なんと、あの紫色の正体はファンさんが飲んでいたお酒の原料だったのです。名前をトトルと言うそうです。茶色のはチャコでした。
とにかく、アルコールの入ってない食べ物だけを選んで食べます。それだけを見てみると意外と質素でした。
トトルは高級食材らしいです。
「量が多かったから腹がいっぱいだ」
「うんそうだね」
私達は、全部食べ終わり城下町散策へ。
途中に巡回兵さんたちが集まっているところを覘いてみると、1人の男の人が気絶してました。
何でも、王様をさらったらしいです。じゃあ海弟が倒したのかな?
1通り回ると自由行動になりました。
影流にはファンさんがついたので、私のほうはハマネさんがつきました。
ハマネさんは一応強いらしいです。一応……。
「コレはなんですか?」
覘いたのは武器屋さん。可愛いといってはなんですが、そんな感じの綺麗な剣があったので立ち寄ってみました。
もちろん、買う気はありません。おじさんゴメンね。
「嗚呼、それは俺が説明してやるよ」
「えっ、ありがとうございます」
武器の名前は、白銀のレイピアというらしいです。
本当に銀でできているらしいですが、これを作れる職人はそうそういないということらしいです。
そして、今日私みたいな黒色の髪の男の子が買っていったらしいです。
しかも、女の子連れらしいです。
「海弟、覚えててよ」
ここに、鬼少女あり。
「こわいですね~」
「嗚呼、少年すまん」
同時刻、剣とおっさんは忘れ去られているのであった。
「それじゃ、帰りますね」
「あ、嗚呼」
「それでは」
そう言って、2人は武器屋を出る。
出たのはいいが、ほかに見てまわるところもないので城に帰ることにした私達。
帰る途中、影流とファンさんがレストランみたいなところでイチャイチャ(一方的に)していたけど、影流は気づいてないだろーなー。
城に着いたら、ハマネさんはどっかに行ってしまった。
部屋の場所はわかるので、ちょっと探検に出かけようと思いました。
でも、思っただけで行きません。
「あっ、レミィーのところ行ってみよ」
レミィーは、私の異世界での始めての友達です。同じ歳なので、すぐに仲良くなりました。
「お~い、レミィー」
「あっ、ソラさん」
「さん付けやめてよー」
そんな話をしながら、レミィーの部屋に入る。
そこには、ほかに2人くらいのメイドさんがいる。
「えっと始めまして」
「レミィーの友達ですか?」
「はい」
「同じく」
え~と、元気のいいほうがマリンちゃんで、口数が少ない方がクリンちゃんね。
特に、クリンちゃんの方は護衛さんでレミィーの後輩らしい。
レミィーは強いんだね。
「え~と、夏凪青空です」
「ソラさん?」
「ソラ…」
「うん」
その後、自称、恋愛相談のプロのマリンちゃんがレミィーに恋愛相談をしていた。
恋愛相談のプロは、相談される側じゃなくて、相談する側だった…。
「それは…」
「災難」
「ガツンと行こうよ!!」
「センセー」
「先生はやめて」
「ソラさ~ん」
「よしよし」
マリンちゃんの頭をなでながら泣きやむまで待つ。
マリンちゃんのは恋愛というよりも、一方的なものだと思う。
それは、教えないよ。やっぱ自分で気づかなきゃ!!
その後、部屋をでて自分の部屋に戻る。
途中誰とも会わなかったので恐かったよ。
でも、1番恐かったのは部屋に入る前にレミィーに後ろから声を掛けられたことかな。
ビックリして泣いちゃうかと思ったよ。
その後は、夜ごはんを食べて部屋に戻ります。
そして、今現在。
「あ、ここお風呂ないのかな?聞いてみよ」
そう言いながら、部屋を後にする青空であった。
これからは、大変そうだ。
青空視点は、難しい!!海弟のフォローが無いと次は無いかも!!
心のどこかでまた書きたいと思っているのは秘密です。