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第134話見たことも聞いた事も無い感情は偽り

短いです。

そして、生物兵器編(?)は終わりです。

ヒッドイ終わり方です。

しかし、これがこの作品らしい終わり方です。


そして、騙します。

感情。


「と言う事で、平和が一番。不可侵条約を結んだ事により、暴れるのダメ!!わかった生物兵器は手を挙げてください」


……よく、考えてくれ。


目の前には生物兵器。

隣にも生物兵器。

後ろには人間。

隣にも人間。


隣に居る人間。つまり影流と握手をしている俺。


一言で説明してやろう。


何故、俺が生物兵器の大将になっているんですか?


簡単だろう。

まぁ、しっかりとした説明は今からする。


そう、あれは俺たちが城壁を破壊い、城内に侵入したときだった。


「……海弟。何やってんだ?」

「見るなっ。俺は……俺は……」


うん、すっごく恥ずかしい。

何でこんな幼児体系の少女にお姫様抱っこされてるのか自分でも疑問だもん。


「影流、それをりも外が大変なんだ」

「……俺も切り替えよう。アレは、幻想。よし。……わかっている。と言うわけで一つ作戦に乗ないか?」


俺の心?

そんなものは既に粉々さ。


「作戦?」

「あぁ、まず―――」


しばらく説明を受ける。


……成功……するんだろうか?

いや、成功させるんだよな。


「影流……」


頷く影流。

……この体勢だと腰が痛い。


俺たちは外に出る。

既に生物兵器と人間と魔族の戦いが始まっていた。


「ファン」

「はい」


超音波的な何かを放つファン。

力が抜けたのか、争いをやめる生物兵器共。


「ここに生物兵器と人間と魔族の平和条約を結ぶ。不可侵条約もついでに」

「という訳で、争うの禁止。争った瞬間に脳が爆発します」


……ファンならできるから恐い。

それがわかっているのか、超音波を出していないのに争おうとしない兵士達。


「では、そっちは頼むぞ」

「は?」


いや、ここから先は聞いてないんだけど?

何故か順応能力が高い人間と魔族は城内へ入っていく。


「なんだろうこの感情。勝手に決め付けられて……何かこう……。なんだろう」


……わからない感情。

きっと、それは怒りだよ。

でも、安心して。

俺が利用するから。


「諸君!!それは、喜びだ!!」


声を張り上げる。

こちらを見る生物兵器達。


「殺しをもうしなくていい。その開放感だ!!」


そして、最後に続ける。


「もう、争わなくていい!!もう、殺さなくていい!!さぁ、新しく始めようじゃないか!!」


歓声があがる。

……うわぁ~、隣から白い目が……。


「……そう……なの?」


コイツにバレたら殺されるな……。


こんな感じで、戦争的な何かは終結した。





(のち)、水都の兄を殺した奴を見つけ出し、鞭打ちの刑に処する。

……何か知らないが、その生物兵器は変な道に目覚めてしまった。

まぁ、それは刑を決めた水都の責任という事で。


「恐い……人が恐いよ……」

「宇宙人の分際で何を言ってんだか」


俺は、もう世界中のあらゆる生物が恐いですよ?

特に耳が尖がっていて長生きで傲慢で俺に魔法を教えた(エルフ)が一番恐いですよ?


「……ゴメン……何かゴメン……」

「え?何で?俺なにか言った?」

「……顔……出てた」


……あぁ、死にたいよ……。


相手が怒りという感情を知らないことをいいことになんてことを……。

バッカですね。


それでは~。

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