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第133話 『泣いていい?』by海弟

笑った。笑った。笑った。

一つ言うと、冷たい笑みです。

あぁ、大自然って素晴らしい。

そこにすっぱい臭いが無ければもっと素晴らしかった。


「……吐いた」

「言うな。魔力の無い状態ではどうにもできなかったんだ」


とある森、と言っても空から見た感じでは影流の城から近い森の今現在、美少女と一緒に迷子として歩き回っていた。

美少女の中には(ひと)と言う文字が入っていないことをご存知だろうか?

そう、人以外にも美少女と言う言葉は使えるのだ。

エルフ然り、妖精然り、魔族然り。


「エルフは……年齢は見ないでおこう」


歳を教えられた段階で終わる思う。


大きな変化という変化がおきないまま歩くと、何かたくさんの生物兵器さん達が宴会をしていた。

なんだろう。

何か間違っている気がする。


「……見る……ダメ」

「ぐぁあっ、目があぁあああ!!目がぁあああああ!!」


ジャンケンでチョキは最強だと思う。

だって、相手の目から脳髄を直接攻撃できるんだから。

もう、石とかハサミとか紙とかの次元じゃないから。


「さて、帰ろうか。そうだな、城はあっちだ」


勿論、魔力の無い状態で戦っても勝てる見込みはほとんど無いので城に行く事にした。


「……向こう」

「やめってぇええ!!……ふはぁ……。何故、お前らは城のまん前で宴会ひらいとるんじゃぁああ!!」

「んぁ?」


あ、こっち向いた。


少々情けないが、チビッコの影に隠れる。

あ、隠れきれない。


「ん……」


お姫様抱っこ。



されている。


「な、何故!!」

「……舌」

「はい?」


その瞬間、俺のある部分に激痛が走る。

たぶん、血が出てると思う。

千切られてはない……と思う。

って言うか、まだ痛みを感じられる部分があったことに驚きだ。


「ほほぉ~、ふひぃ~は」

「………」


突っ込んで欲しい。

しっかりと、言語が話せるまでに時間が掛かりそうな雰囲気なんだが……。


「構え。うてぇぇえ!!」

「………」


たぶん、味方に分類される人が魔法部隊を引っ張ってきました。

そして、魔法を放ちました。

チビッコが拡散させました。


「おい、人外」

「……同……(ニコッ)」


同じと言おうとしたよね?

で、ニコッって何?

慰めてくれるの?

優し……くないわ!!


「謝ってきなさい。自信を喪失している魔法使いさん達に謝ってきなさい」

「友達……言う……なら……」


うんうん、彼女らも好きで破壊と殺戮をしているわけじゃないんだ。

たぶん、殺して恥もクソも無い所に送ろうとしているのは気のせい気のせい。


「って、止めるぞ。全力で止めさせてもらうからな」

「……悪く……ない……もん」


この世界に来てから語尾が付く様になった気がする。

『もん』って。


「目を瞑って」

「ん……」


俺は、チビッコの手(細い)を握り、走る。

途中、魔力石を拝借して、魔力を回復する。

さぁて、次が着てしまいました。


「あ、たいちょ~。裏切りましたね」

「アオル。少し頭を冷やしてきなさい。そして、何この実戦部隊全てを集めました~的な部隊は?」

「その通り。裏切り者には死を」

「師匠ヒドッ!!」


なんて師匠だ。

ただ俺は生物兵器を隣に……生物兵器?


「あぁ、この子か。大丈夫。殺戮行動をする以外、いい子だから」

「いや、悪い子でしょう」


言われると思ってたよ。


「残念ながら、そこは通してもらう!!」

「ふふふっ、正体を現したか弟死よ!!」


若干、字が違う気がするんだが……。

まぁ、異世界と言うことで許せるわけないな。弟子って言葉を師匠は月に五回から五十回は使っているから。


(かみなり)雷化(らいか)』」


変化シリーズ!!

俺が何もしていないと思ったのかい?


体を稲妻に変換。

そして、威力と電圧だけの篭った体当たりでほとんどの兵隊さん達を吹き飛ばす。

俺の部隊は防御していたようだ。小隊の癖に侮れん……。


「……すごい……」

「あ、チビッコが目を―――」


あれ?

土煙で何が何処にあるかわかんないよ?


「第三『風星』」


大体の位置を把握する。

知る手があるなら使うしかないだろ。

機械の神様の祝福でかなりの魔力が上がっているし。


俺の、立ってる地面を風圧で破壊する。

勿論、爆発の遠心力と一緒に飛ぶ。


「そして、何故俺はお姫様抱っこ?」


最後に、チビッコの腕の中に納まる。


そして、部隊は遥か後方へ……。


「って、色々アレだがいいとしよう」

「………」


コイツらに疲れと言うものがあるんだろうか?

ベルに聞いてみよう。


「……あ」

「ん?」


後ろを向く。

そこには、生物兵器さん達が走って俺たちを追ってきていた。

これじゃあ、俺は裏切ったみたいじゃないか。

拉致されているんです。


「あ、でも攻撃しちゃった」


まぁ、それは忘れよう。

一時の気の迷いだ。

皆わかってくれる。


「さて、俺の目的を発表しよう。その前に、俺を信じるか否か、さぁどっち?」

「……………否」


あぁ、もう最悪だよ。

何?お世界様は俺を苛めて楽しいんですか?


「それ以前。私は、友達……頼る」

「泣いていい?ねぇ、泣いていい?」


あぁ、コレが晴れ晴れし―――


「壁が迫ってますよ、フレンド?」

「……破壊」

「ダメだ。俺にはまだやりのこしたことが―――」


ふふふ。

あはは。

くすくす。


「死ぬから!!」

「頼る」


何もいえなくなるじゃないか。


裏切りっぽい事してます。

何気に手助している海弟ってなんでしょうね。

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