第132話最終的に失敗
アホと言う名の馬鹿を見てやってください。
大きくも無く、いや、チビッコだ。
だた、小さいチビッコに案内され、とある一室に来た。
「ここは?」
「………」
ん?何か書いてある。
……精神―――
「さ、ここに用はないから帰ろう?ね?」
「………」
何か、俺の心にぽっかりと穴が空いた気分だ。
うん、清々しい。
「で、実際のところ生物兵器は何人いるの?」
「ひゃ……後、十人……」
『ひゃ』って何?
百体?
百十体?
基地ごと爆破させていい?
「帰っていい?」
「………」
無言で殴られました……。
「何で、帰っちゃいけないのさ!理由を教えてくれ!」
「……友達……だから……」
物凄く関係ないと思います。
あぁ、この部屋の壁ってこんなに硬かったんだ……。
血を流せば冷静になれるかな?
「ぐあぁああっ……」
「………」
ギュッ
そのまま、マントを引っ張られ引きずられていく。
「………」
勿論、息ができない。
仮死の魔法とかある?
あったら、教えて欲しいな。苦しすぎる。
目の前が真っ暗な状態から回復。
気づいたら目の前にチビッコの顔がありました。
勿論、機械に欲情するような特殊性癖はありません。
「……覚めた……」
「お休み」
きっと、夢だったんだ。
ったく、悪夢なんて最悪だなぁ~。
それにしても、この腹の重みはなんだろう。
しかも、連続で顔に衝撃が来るんだけど。
痛みは感じないからいいけどさ……。
「あぁ……現実とは酷な物だ……」
「寝ちゃ……ダメ」
何その溜め。
もういいよ。もう帰らせてよ。
拉致は嫌だよ。
「『鏡』じゃね」
何で、誰も迎えに来てくれないんだよ。
俺は、鏡に手を掛け―――この破片はなんだろう……。
「………」
「ヒドッ!!」
ぐれていい?
ねぇ、ぐれていい?
ドロップアウトしていい?
「第二『風軽』」
こうなったら、自力で逃げてやる。
ぐんぐんと風景が変わっていく。
マントを靡か……せてない。
靡いてないよ!!
チビッコやめて。マントは敏感なの!!
「じゃない。やめ―――」
後ろを向いた瞬間に、ガクンと体が傾く。
そして、気づく。
「体勢がッ!!」
「………」
擦れてる。
体がすごく擦れてる。
「えぇい!『風雅』」
床破壊しちゃったけどいいよね?
そのまま、走る。
さぁ、出口はすぐそこだ。
「ゴォオオアウッ」
「……帰る」
あぁマントはダメだって。
って言うか、希望は全部断たれたの?
俺はもう助からないんですか?
「『鏡』」
魔力最大。
前後左右に鏡が。
「床にも」
「はわっ……」
どうだ。
俺の魔力を全部使って―――。
「敵を呼び込んでしまったようです。何かゴメンなさい」
敵の皆さんが異世界へやってきました。
何処へ隠れていたんでしょう。
いえ、基地中の床に鏡を出現させたわけじゃないですよ?
……すいません。嘘を付きました。
「まぁ……いいか」
俺の目は節穴ってことで……ね?
……敵襲来!!
戦闘力総合して二億五千!!半端ないです!
……海弟の魔力が空っぽになりました。
さて、どうしましょう。