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第130話『ちょ、相手もチート過ぎる……』by海弟(魔)

さぁ、戦略を駆使して戦う時が来た!!

俺は、立ち上がり気配がするという方角へ体を向ける。

……作戦一隠れるぞ。


「まだ、小手調べ。隠れてから奇襲だ。そうだな……隠れるところが無いな……」


俺が町を破壊したので、周りは更地だ。

自分で自分の策を壊すとは……。


「んじゃ、適当に相手をするか」

「ちょ、さっきの隠れるってのは置いてけぼりの無視ですか!!」

「何の事だ?」


さっぱりわからない。


「……もういいです。どんな戦法でですか?」

「正面から」

「……もう一度聞いていいですか?」

「正面から戦う」

「……正面から戦うと聞こえたような気がするんですが……」

「まぁ、適当に戦えばいいの。OK?」

「作戦ですか?」

「一部ではありますねぇ~」


何ていうか、説明が面倒?

まぁ、そういうわけでぶっつけ本番で頼みますね。

うん、それがいい。





姿は、黒い。そして髪なのか知らないがその部分だけ白い。

そして―――説明が面倒。

兵器でいいね。兵器がこっちに向かってやってくる。

そして、小首を傾げる。


「……アレ……君は……」


おい、コイツかなりのポンコツじゃないのか?

口調がおかしいぞ。

誰が作ったんだ。


「……まさか……裏切り……」

「……哀れな私は―――」

「そうだ。裏切った!!」

「ヒドッ!!」


雑音は相手をイラつかせる最高の武器だ。

適当に怒ってろ。


「……コロス」

「喧嘩っ早いな……」

「正面から戦うんじゃないんですか?」

「言ったね」

「海弟、無理……だよね?」


あぁ、大きさを言ってなかったな。

そうだな……大企業本社ビルくらいの大きさか……。


「おい、勝てんぞ」

「ちょ―――」

「まぁ、待て。勝てないのなら負けないようにすればいいだけだ」


簡単簡単。

つまり―――


「一度、撤退!!こんなにデカイのは想定外!!」

「……機械ってのは記憶力がいいんですよね。ってことは、一番最初に逃げだした主人が一番弱いと思うかも―――」

「俺は、ここを守る。さぁ、逃げろ!!」


かっこいいぜ。

でも、死ぬのは嫌だなぁ……。

まぁ、適当でいいんだよね。適当で。


向こうで集めてもらった水を鏡の中から出す。

そして、風で操る。


「……変―――」

「殺していい?」

「……な力」


ダメだ。コイツの相手は疲れる。

全力でやって後で動けなくなるのもいやだからな。


「はぁっ!!」


水をソニックブームのように放つ。

だが、衝撃波など簡単に避けれるようで避けられる。

地面に当たり外れる。


「適当に、適当に」


俺の周り、十メートルくらい入れないように守る。

フッ、水は無限にある。そして、俺の魔力もかなり上昇した。

……これ、成功するかわかんねぇわ……。


耳障りな音がする中考える。

俺の思っている行動をしてくれないな……。


「弱点……発見」


遅い!

本当にポンコツなのですか?

俺が態と上空に水を打ってないのを確認できませんか?

あぁ、そうなんですか。

まぁ、もう作戦開始だけどね。


俺の上空へ向かってジャンプする兵器。

だが甘い。


「地面の水脈まで……よし、かなり魔力を使いそうだが……」


いけるな。


「第二『重火』『流亜』」


空間に魔力を固定。

その後。


「第三『水花』」


地中の水を一気に噴射。

泥になっているところは俺の足場にして、相手が居る上空へと向かう。


風が強い上空へと走っていくと、絶景。

うん、真上から更地を見るのって素晴らしい。


「さて……来るか?」


やっぱり、でかいな……。

泥も少し混ぜてやろうか……。


カンカンという音がここまで聞こえる。

石が当たっているんだろう。

突き破れるか?


って、レーザーが今にも放たれそうなんですが?


ピシャァアアという音と共にその光の塊が俺に向かってくる。

予想外デス。


「まぁ、跳ね返しちゃうけど……ね?」


『鏡』を発動。簡単に跳ね返っていくレーザー。

そして、相手の身を焦がすレーザー。


「おい、俺の……俺の作戦はどうなってんだ!!」


あの後、相手の体の中で『重火』を爆発させる予定だったのに!!

自爆か?自爆なのか?

オイ!!


「コノヤロー!!俺の拳を受けとれぇえ!!」




―――カキンッ




「痛い……」


だが、その攻撃で装甲撃破。

『重火』が下で爆発したのか熱風がここまで来る。


「あぁ……倒したんだな……」


敵を倒せるのは敵の攻撃だけってことですか……。

っていうか、今思ったんだけど、『鏡』って不思議だよな……。

神様も敵視する奴の攻撃を跳ね返すなんて……。

まぁ、恐れるのは団結した機械ってことか。


「まぁ……作戦は色々ミスっていたが、俺の手柄と言う事で」

「いや、ダメでしょう」

「チッ」


他にも三名居たんだった……。


って、自爆かぁああ!!


……いや、自分の意思じゃないんです。本当です。


本当は、水をかけて地味の母親が登場(その時点で海弟は外道状態)、時間を早送り。

装甲が錆びる。

そして、海弟が言っていたように装甲を突き破り、中で『重火』を爆発。


そして、決め台詞。


「いくら装甲が硬いからって中からの攻撃は効くんだよな」


はい。

もう、装甲はぺらぺらですよ。

錆びてますから。

もう一つは、物凄い電撃を浴びせてショートさせるってのです。

電圧が強すぎるとショートするんですよね。


……どっちも、地味の母親が出る予定だったのに出てないな……。



と言うわけで、自分の意思と関係なく物語が進んだと言う報告です。

勿論、登場人物が暴れたということなので、自分は無実なのです。


では、次回☆

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