第122話壊せば補修工事の開始
阿呆の塊こと海弟は馬鹿です。
風を使って炎を大きくして相手にぶつける。
まだ近距離には入れていない。
だったら、このペースで援軍を待つのが得策だろう。
考えたなら行動あるのみだ。
「『風雅』」
時折風だけの攻撃も混ぜ混乱させる。
炎は当たったら大ダメージを与えるが遅い。
風はあまりダメージは無いが、速い。
これらを混ぜて混乱させる。
「見切った……。行動パターンが単純」
「アホだな」
口に出して言うからアホなんだ。
「パターンが変わった……。卑怯」
「魔王だからね」
これって、友の魂を引き継いでいるみたいでかっこいいな……。
実際は魔王より魔王らしいから付けられたんだけど……。
「レーザー」
「『鏡』」
―――ズガァアアアン
とても熱々な光線を跳ね返す。
城を壊したが……後から直そうか。
「強化」
体を強化する。
……体力が無いんだよ!!
「血晶を作ってみる?」
「チッ」
動きが素早くなった。
ガン○ムが持ってそうなソードを振り回しながら突っ込んでくる。
勿論、避ける。
「遅いよ」
俺の脇腹に向かって剣を振る。
だが、残念。
「炎の翼でガードだよ」
「うぐぐ……」
力押しで来るようだ。
まぁ、懐に入れるチャンスなんてあまり無いので多少無理をしてでも力で押すってのは効率的だ。
「だが、残念。こっちは右手と左手が自由なんだよ」
しかも、相手は止まっている状態。
風で浮かせ任務完了。
「アホアホアホ~」
「………」
何だその目は!!
「さて、修理だ」
錬金して直していく。
溶けた部分が足りないのでその辺の石をつなぎ目に入れておいた。
たぶん、一日はもつと思う。
「……まだ、解いてくれないの?」
「俺が死ぬまでそこという訳には行きませんかね?」
「ダメ」
「……師匠を呼んで結界を作ってもらおう」
「協力するから……ね?一回殺されているようなものだし、恩を仇で返すような真似はしないからさ?」
「……無理」
恩を返してもらうより、今の安全の方が大切だ。
事が終わってからゆっくり返してもらおう。
「あぁ~、もう放して~」
放置を決定した。
『鏡』を使って魔力を永続的に発動させる。
魔力石をいくつかいれる。
「一週間後また会おう」
「……鬼」
俺は、食堂へ行く事にした。
何故か?
それは簡単だ。
「祝!!敵二体目撃破おめでとうパーティーを開くためだ!!」
「……おめでたいな。こっちは意外に大変なんだぞ?」
「影流く~ん、頼む」
「ダメだ。そうだな……お前が壊した城を直したらいいぞ」
「ゲッ、見てたの?」
「当たり前だ。ここから中庭は丸見えだからな」
……そうだった……。
「材料は?」
「倉庫に置いてある。壊した時にファンに倉庫に運ぶように指示をしておいたからあるはずだ」
「………」
そして、十分も立たずにさっきの敵とご対面しましたとさ。
隊員も連れてったけど、褒めてくれたのは僕らのマスコットミゼル君だけってなんだろう……。
切ないな……。
影流は海弟の行動パターンをよくわかってますね。
そして、気づいたのですが第120話目から月姫編って入れるの忘れてましたね。
っていうか、終わりでもいいんですよね。だって、アレは繋ぎですし……。
そう、5章の終わりへと続く部分なのですよ!!