第120話きっとそれは当たるだろう……
甘い物語る海弟は扱いにくい……。
周りのキャラの良い所が吹っ飛ぶ……。
キラリと光るボディ。
機械的な姿から思わせるそれは……
「敵だ!!総員退避!!」
「二人だけですけどね……」
兵器だった……。
「神様パワーでどうにかならない?」
「HAHAHA、無理です」
「マジ顔だな……」
「殺す?」
「まぁ、ここは平和的解決方法で……」
きっと、正しい心を持っていれば和解できるさ。
「なにコレ?」
「ケーキといいまして、あ、そっちはチョコです。甘くておいしいんですよ」
「パクリ」
「……平和的解決方法ですか……」
10分後
「それで、パイというのは―――」
「ねぇ、それも甘いの?」
「平和的……」
20分後
「そこでチョコレートができたわけです。苦味のあるその中に甘みが―――」
「甘いの?」
「人類は癒しではなく和みを求めているのではないでしょうか……」
30分後
「砂糖は基本的に植物から―――」
「調味料だよね?」
「そろそろ帰りません?」
40分後
「餡子というのは―――」
「それって―――」
「いい加減に帰りましょうよ!!」
何を言ってるんだ!!
今から、貧民を救った餡子伝説を語ろうとしていたときなのに!!
「わかっていないぞ……」
「ねぇ、続きは?」
「ちょっと待て、地味よ。お前は仮にもメスでありながら―――」
「しっかりとした女ですよ」
「コホン、女でありながら、いや、人間でありながら味覚の一つである甘味を求めないとはどういうことだぁああ!!」
「人間全員が甘い物を求めているわけじゃありませんからね!?」
何を言うか。
甘い物は世界を救うんだぞ?
「早く帰らないと心配しますよ?敵の兵器と仲良くなってますし……」
ん?
……あ!!
「こんな所に敵が!!いや、甘い物好きは皆仲間だ。そうだろ?」
「うん、きっとそうだよ」
「ほら」
「ほらじゃありませんから!!」
何を怒っているんだろう。
糖分足りてる?
「まぁ、このショートケーキでも食べて落ち着こうぜ」
「誰のせいでこんなに怒ってると思ってるんですかぁああ!!」
「糖分が足りてない自分のせいでしょ?」
「……もういいです。じゃあ、5時には帰ってくださいね」
「はいよ~」
では、続きをしようか。
「話を戻すぞ。薩摩芋とは、焼いたりしてもおいしいが―――」
現在午後5時30分
「蜂蜜はこうしてできるわけだ。ミツバチはいい奴ばかりだろ?」
「へ~」
「帰ります。いえ、帰らせます」
「地味どうしたんだ?まだ十分ぐらいしか……もうこんな時間か」
「30分オーバーです。という訳でペナルティです。甘い物一ヶ月禁止です」
「そ、そんな!!ここは30分だろ?」
「甘いですね。女の子を待たせた罪は重いのですよ?」
「え~、神は不死でしょ?」
「人種の問題じゃありませんからね。それでは、また会いましょう」
「うん、じゃあね」
クッ、同志よ……。
って、首はダメ!!
「それでは、仕事に戻りますよ」
「はぁ……」
甘い物は何処……。
「一つ言っておきます」
「なんでしょうか?」
「海弟さん……いつか死にますよ?」
「もう、一回死んでるよ……。生き返ったけど……」
実感が無いけど……。
「いえ……そういうわけじゃ……。まぁいいです。覚えていてくれれば」
何が言いたいんだろう?
そして、俺が死んだら墓には甘い物を供えてくれよ。
生物兵器の味方をつけた(?)海弟。
さすが甘い物は万国共通で最強なのだ。
いや~、今回の海弟は酷かったな。
ね、本人?
海「死ぬか?」
まぁまぁ。
ってな訳で、次回もお楽しみに!!