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第113話恐怖同盟 後編

後編なのに~、ものがたり~の始まりです。

はい、伏線回収を急ぎましょうか。


あ、それと後編って書いたのに他意はありません。

……ただのおふざけです。


「はぁあ!!」


―――バゴッ


「何の!!」


―――バキィッ


さて、この光景、なんだろうか。

俺達だけが、すごく浮いている……。

つまり、手加減して戦っているのは俺達だけということだ。

皆、頭が可笑しくなったんじゃ……あぁ、師匠は外見だけはいいからな。見とれてるんだろ。男らしさに女子も引かれている……。いや、それはアレだろ。

耳あてをつけているから、長い耳はわからないけど、俺は分かる。

この人の腹黒さを……。


「ねぇ、いつか怒られない?」

「青空、俺達が正しいんだ。気を確かに持て」

「う、うん……」

「ねぇ~、まだ続くの~?」


彼是(かれこれ)、30分くらい経っているんじゃないだろうか……。

もう、終わって欲しい……。


「海弟……逃げないか?」

「いや、死ぬって……(物理的に)」

「……お前の師匠は厳しすぎる……」

「影流の師匠ってあの爺さんだったよな?」

「あぁ、アレより厳しいぞ……」


よく生き残れたな俺……。

自分へのご褒美として、今日ケーキを買いに行こう。


「これって、一種のほのぼのなのかな~」


ぽこぽこと言う、音が似合いそうな叩き方をしている青空が言う。

俺から見るに、それは肩たたきしているだけだと思う。


「シショー、オワッテイイ?」

「無理」


クッ、ふざけるべきではなかったか……。

誰か師匠に勝てる者はいないのか……。

はぁ……、師匠に好きな相手とかできれば少しは大人しくなるのか……。

できないな……。

やる前から諦めるな?

ハッ、好きな相手がいたら今頃こんな乱暴じゃないよ。

何年師匠が生きてると思ってるんだ。

絶対、1万年以上だぞ!!


「何か、変なこと考えてない?」

「ナンノコトデ?」

「海弟……」


まぁ、影流の言いたいことはわかる。

だが、俺はこの愚痴をこぼさずにはいれないんだ。

それに、心の中だからいいだろ?


「さて、次は魔法の練習です」

「いつから、魔法学校になったんだ!?」

「一々五月蠅い。我が弟子よ」


『弟子?チクショゥ、あの野郎!!あんな美人と』

『海弟君とディティ先生ってどんな関係?』

『もしかして、生徒と教師の垣根を越えた―――』


「無いから」

「よくわかったな……」

「無いから」

「少し、黙ってなさい」

「すいませすいませんすいませんすいませんすいませんすいません」


クッ、師匠妹の気持ちが良くわかるぜ……。


「まぁ、今日はこれで終わります。礼」

「あ、終わり?」


その後?

半殺しだよ?





ふぅ、確か地味とかいったか?

その母親の治療が終わって、やっと魔界から帰れるところなのだが、変な噂を耳にした。

少し気になるな……。

向こうの世界に戻ったら調べるとしよう。

戻るのは、何年ぶりか……。

どんな変化があるか……楽しみだ。


「ネイル、行くぞ」

「あ、ちょっと待って~。魔法遺伝子は……持ったね」

「何に使うんだ?」

「勿論、研究!!」

「はぁ……そうか。成果を楽しみにしている」

「ふふふ、久しぶりに研究できるからね……」

「……ジャディ、お前は?」

「ここの矢は、素材がいいですからね。もう少し、買っておきたいです」


そういえば、この世界の素材は全部向こうの物より固かったな。

私も買っておこうか……。


「それでは、一時間後ここに集合だ、解散!」



少しの間離れるだけでも寂しいのに……。

何年も待ち続ける者の気持ちと言うのはどういうものなのだろうか?

私は何故あの母親を助けたのだろう。

それは、勇者だからなのか……。

私は違うと思う。


それは、私が―――


勇者伏線かいしゅ~。

こっから、勇者が大活躍……しません。

ただ、勇者の立ち居地が変わるだけです。


まぁ、すっごいところ行きますが……。

ネタバレにならないように言うと、今回の話の中にヒントありです。

分かった人は、誰にも言わずメッセージ(感想じゃダメですよ?)を送ってください。(自分のマイページから……)

ご褒美とかはありませんが、当たっていたら何か怪奇的な文章を送り返します。

……ただの、迷惑だ……。


それでは、次回もお楽しみに~。

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