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第102話特殊強化修行(参加者1名と幽霊?)

ハイなテンションの海弟は気持ち悪い……。


海「言うな……」

さて、俺は引きこもり……いや、とある山に引きこもっている。あ、それも違うな……。

まぁ、一種の修行だ。

魔法を使わずに、山の中で一ヶ月の剣だけの特訓。

生きるためには必然的に獣を狩ったり魔法以外の方法で火をつけないといけなくなる。


「さて、あの師匠め。……まぁ、会っていきなりアレだからな……」


~回想~


長い年月が流れ、俺は成長した。

だが、俺はまだ部隊の仲間に一度も会ってない!!

ならば、会うしかなかろう。

……いざ、このドアを開ける!


―――キィイ……バコッ


さび付いたドアを開けると、目にした光景は、見るも無残な……散らかった部屋だった。

……あぁ、そういえば俺が掃除してたな。

あの師匠が部屋に着てから散らかり放題だったからな。

まぁ、必然的だな。

っていうか、誰か片付けろよ!!

あまりの汚さ&埃で思わずドアを閉めてしまったのだが……なかには誰も居なかったな。


「ったく、片付けとくか」


俺はドアを開け、腰を下ろし、ごみを片付ける。

そして、事が起こったのは作業の大半が終わった時だった。


「……これでいい?」


途中で加わった、精霊(あだ名レイ)は掃除がうまいらしく、一気に終わりそ―――


「あ、海弟居たね。我が弟子よ。帰ってきたら一番最初に顔を見せにくるってのを教えた方がいいようだね~」


……一番じゃないけど、行きましたよ?

扉がバコンッってきましたよ?

って今はどうでもいい。


「それは?」


どう見ても、私服では使われないようなそれは俺に手渡される。


「じゃあ、今日から一ヶ月山の中で生活開始!!せーれいちゃんも一緒にね」

「え、ちょ、何!」

「魔法は禁止」

「いや、ちょっと話を聞いて!」

「一ヶ月経ったら迎えに行くから。その前に帰ってきたら……」

「な、何?」

「……(ボソッ)」

「うわっ、何!すごく気になるよ!」

「さ~、どうぞ」

「……海弟様、ご無事で!」

「え、死有まで参加!」

「はい……」


転移魔法だろう。

何処に飛ぶかわからないんじゃなかったけ?


「さ、何処に飛んだか調べるまでの一ヶ月頑張って」

「その一ヶ月!?」



~~~~~


問答無用で連れて来られた所は、山の中。

少しぐらいは制限ができる……いや、前に連想魔法を教えたからか。


「さて、剣だけでどうやって生き延びろと?」

「……戦えば?」


……一人、戦力外がいま~す。

しかも、一人で狩ってるのに食料が二倍です。


「レイも食べないといけないの?」

「……人の姿は疲れる」

「あぁ、そう」


屈しちゃダメだ、海弟。

まずは、山小屋探しだ。


道無き道を進んで五分。

洞窟を発見した。


「おぉ、これは定番の洞窟の中で寝てたら……クマが!!とかか」

「……一度調べた方がいい」

「わかった」


面倒なので、風の魔法を洞窟の外から連射して……あ、ダメだ。


「魔法が使えない……」

「……それ……守るの?」

「殺されるからね」


俺は、一度死んで、もう死なないけど、物理的な意味じゃなく、あっちの意味で殺されそうだ。


「面倒だけど、進んでいくか」

「……そぅ」


まぁ、時間はいっぱいあるし、大丈夫だろう。

洞窟は奥へ行くほど寒い……だっけ?

炎の魔法も使えないのはきついな。


洞窟の中を進んでいると、何か足跡が見える。

大きさからすると中くらいだ。

野獣にしては小さすぎるし兎とかよりも大きい。


「人間か?」

「……たぶん……っ……誰か来る」


前のほうに陰が現れる。

人型だが、魔族やエルフの線だってある。

ここは、岩陰に……小さすぎて隠れれないな。


「……誰ダッ!!」

「気づかれたか! 『風……」


ダメだ。

魔法は使えない。

背中の剣を抜き、中段で前の敵を見据える。


「我等……機械兵(カラクリへい)……オ前……コロス……」

「……俺は死なないよ?」


律儀に返してやるのも礼儀だと思うんだ。


そんな声とは関係なく、突っ込んでくる兵士。

だが、俺の集中は別の所にあった。


「『我等』って……仲間が居るのか!!退散!」

「逃げるの!?」


おぉ、精霊にも予想外だったみたいだ。

あんなごつごつしたのを相手にできるか!

ここは山だ、他の洞窟を探せば……あぁ、向こうからも……。


「……逃げれないよ?」

「前方の敵を倒すのが王道で……よし、洞窟の出口を目指すぞ!」


何?外道?

王道で死ぬよりマシだろ?←体験談


「たぁああ!」


俺はアインの剣を力いっぱいふる。



―――ガキンッ……ギギギギ



こすれあう音だけが響く。

こりゃ、倒せないぞ。


「いきなり詰みか……」


考えろ。考えろ……。


「あぁ、やっぱ無理」


魔法使っていいよね?いいよね?

あぁ、やっぱ無理だ。それだけの根性俺には無い。


「精霊!ここは任せた!」

「え、普通逆じゃ!」


精霊は博学だな~、だが現実(リアル)では通用しないぜ!


「じゃあなグッ!?」


いきなり後ろから斬られましたが何か?

いや、遅いわけじゃ……あるけどさ……。

運動能力無いけどさ……。

今まで魔法があった分気にしてなかったけどさ……。


「この修行……必要だ」

「……そうみたい」


壁を背にするように立つ。

囲まれたが、ゼ○ダの応用で回転すればきっと全てを斬ることができるはずだ。


「やぁああ~」


―――ガキッグサッ



クッ、傷は男の勲章だぜ……。

いや、失敗だね。

初撃で終わったね。


「多対個なんて卑怯だ!」

「……人のことは言えません……」


何を言うか!

俺は、ちょっと……あれだ。そう、あれなだけなんだ。


「さて、どうしようか……」


その時、闇を纏った何かが現れ……あ、模写してもダメか……。


「うっ……ゴメン、オイルの臭いにやられ……そうか」


オイル=燃える

クハハハ、俺が最強だ!


「で、炎は?」

「……無い」


……。


「うぅうう……うが……うぅ……」

「……絶対絶命(ぜったいぜつめい)ですか?」

「いや、絶対存命(ぜったいぞんめい)だ」


ほぅ、俺が教えた四文字熟語を使いこなすとは……だが甘いな。俺は存命にかけるぜ!


「強行突破だ!!」


剣を突きの構えのままにして走る。


「とうっ!」


一体目……。


―――バキッ



……剣が折れた?それとも……。


首筋に突き刺さった剣がきらりと光を反射しているように見えるんだけど幻覚じゃないよね?


「よっし、弱点がわかった。首筋を狙って攻撃だ!」

「……無駄な時間を掛けましたね……」


さぁ、反撃開始だ。俺の腹を斬った奴はどいつだ!!

うわっ、今のゾンビみたいだ……。

俺はきっと生きているさ。





取り合えず、片付いた。

この残骸はどうしようか。

再生とかされたら困るから拾うことにしよ。


さ~て、伏線伏線。

それを回収しなきゃいけないけどね~。


海「そこまでの技術はないくせに……」


前書きと後書きに乱入!?


あ、後、アンケートの方を新しくしてみました。

良ければ、答えてください。

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