第100話『オメデタじゃぁああああ!!!』byみんな
100話達成!!
はい、皆さん御一緒に!!
『おめでと~』
あぁ、今日は成人の日でしたっけ?
自分は全く別の方向に向いてましたよ。
HAHAHAこれは見逃せないイベントだぜ?
そう、青空の誕生日だ!!
……え?知らなかった?
じゃあ、今日ってことを覚えておいてくれ。
そして、来年作者が忘れてたら教えろ。
「という訳で、設定を全て無視してパーティーをします」
「俺のときはなかったな……」
俺の誕生日は7月20日だ。
覚えてくれよ!!
「はい、そろそろ始めるぞ」
「何で作者が出て来るんだよ」
「……ダメ?」
「ダメだ」
よし、仕切りなおすぞ。
――――テイク 2――――――
今日は、青空の誕生日だ。
会場……OK
準備……OK
プレゼント……OK
オール……OK
よし、完了だ。
ちなみに、場所は水都の家だ。
コイツの家でかいよ……。
さて、青空は水都の家とは知らないわけで……。
まぁ、サプライズになるわけだな。
向こうに行ってもらってるから向こうであると思っているところを……。
よし、これが作戦だ。
「影流、今より作戦を始める」
「了解、水都……大丈夫か?」
「こっちの首尾は上々。予想外の事態に備えて30人の使用人を配備」
うわぁ、金持ちってステキ。
あ、俺も金持ちか。
最近、金使ってないから忘れてたな。
「それじゃあ、連れてくるぞ」
「おう、目隠しもしろよ」
「忘れないでよ」
「フッ、俺を誰だと思っている……」
待ってろ。
誕生日というハディなサプライズを用意してるぜ☆
☆
「ふぅ……眠たい……」
「……おりゃぁ!!」
「へ?はふっ!キャッ!!」
よし、目隠し成功。
「現在、青空を捕まえることに成功した。移動を開始する」
『……了解』
「『鏡』(ボソッ)」
さて、瞬間的に水都の家に着いた訳だが……。
「俺の足はもう悲鳴を上げている……」
城中探し回り、俺の足は筋肉細胞を全て破壊された……。
メチャクチャ痛い……。
「え、えぇと、その声は海弟と影流と水都……かな?」
「正解だ。後、模写は無いが佐藤君もいる」
「どうも……」
佐藤君は忘れがちだから気をつけないとな。
前は水槽の中に顔を突っ込んで気絶してたし。
「よし影流。ケーキ取って来るからその間頼むぞ?」
「任せろ」
「えっと―――」
「さぁ、青空っち行こうぜ」
「青空っち?」
「そう、みんなの愛称さ!!」
「えっと、意味がわからないんだけど……、それよりも―――」
「おし、ケーキお待たせ~」
「って、海弟早いな」
「ふ、実は廊下においておいたのだよ!!」
「え、えっと……」
―――ピンポーン
「誰かな?」
「UM、お前が行くのが筋ってものだ」
「めんどくさいだけだよね?」
さて、このホールケーキ(フルーツたっぷり)をどうしようか……。
「海弟~」
「フォークって護身用の武器にもなるんだな」
初めて知ったぜ。
「……これは、愛の証!!」
「ただの傷跡ですから!!」
ふぅ、猛火……いや、炎夏にも困ったものだ。
思えば、どうやってこの学校に入ったんだ?に始まって、コイツ結構な美人だから周りからの恨みが激しいなに終わっているな。
「不幸……なのか?」
「あの~」
「ん?どうした青空?」
困ったような顔をしてどうしたんだろう?
「そろそろ、目隠しとってもらえないかな、きつくて……」
「あぁ、俺違和感があると思ってたんだよ」
「わ、私も」
「私は海弟しか眼中になかったから……」
「お、俺もケーキに目がいってしまってな」
……気づきませんでした。
っていうか、目隠しが似合う女性ってなんだろう……。
「ほい、いいぞ」
「ありがと」
目を開けた瞬間、青空の目が輝く。
「うわぁ~、ここどこ?お城じゃないよね?」
「私の家だよ?」
「すっごいよU……水都!!」
思わず口走りそうになったな……。
ま、まぁ、苦笑いで済ませることだしいいか。
「よし、ケーキを切るぞ。っていうか、親父さんは居なくていいのか?」
「えぇと、学校の運動場の修理の書類とか、他にも色々あって忙しいんだって」
運動場か……俺だな。
「よし、切ったぞ」
五等分だ。
……歌?
フッ、俺の歌唱力の低……高さ、知っているのか?
だが、俺は今喉を痛めて……あからさまな嘘はやめろ?
……う、嘘じゃないぜ!!
☆
ケーキもだいぶ食べ終わり。
そろそろプレゼントを渡そうかと言う頃。
俺は、席を立ち(トイレに行くと言い)ある準備をしていた。
「ふむ、準備をしておいて正解だったな」
かなりの時間が掛かる作業になってしまうので、昨日から準備しておいて正解だった。
……かなり多いな……。
「はぁ……よしっ!!」
「海弟様、その荷物は……?」
お、使用人の人かな?
手伝ってもらおうか。
「ちょっと、運ぶの手伝ってもらえませんか?」
「はぁ……後五人程呼びましょう」
「よろしくお願いします」
おっと、何かはお楽しみだ。
☆
「海弟で最後だ……なんだそれは?」
俺がトイレ(仮)に行っている間に影流と水都と炎夏はプレゼントを渡したようだ。
面倒なので、模写はなし。
……あ、佐藤君を忘れてた。
陰薄いな~。
「んじゃ、発表します!!」
「「「「おぉおお~」」」」
フッ、俺が最近|研究して(遊んで)いる精霊召喚だ!!!
「……精霊召喚?」
「そう、使い魔をプレゼントだ!!」
ここで、説明しよう!!
精霊というのは、誰の仲間でもなく、誰の敵でもないもの。
まぁ、手伝ってくれと言えば手伝ってくれるけど……。
そして、使い魔!!
それは……まぁ一般的に言う人外の力を持つ者を自分の使いにすることだ。
そして、使い魔とすることで力の共有ができる。
まぁ、妖精との契約の妖精外バージョンのようなものだ。
ふふふ、どうだ!!
「かなりの労力を―――」
「そういえば、前に面白いものを見つけたってはしゃいでたな」
「遊んでいたね」
……よし、影流と猛火、こっちにこようか。
「気絶してもらおうか」
「フグッ!?」
「あっ……」
「え、ちょっと、二人は?」
「あぁ、食べすぎで寝た」
「……ベッドまで送るね……」
さて、二人きりになったわけだが。
そろそろ始めるか。
「え~と、魔方陣なんて初めて書くからな」
「わぁ……ふぇーちゃんみたいなのが出てくるの!?」
……俺は興味のあるやつしか勉強してなかったからな……。
妖精はでてこないが……。
「今回使う魔法陣は不特定だ」
「へぇ~、こっちの世界の者が来るのかな?」
「ふっ、甘いな。俺はこの準備を昨日からしている。向こうの世界から召喚されるぞ」
「すご~い!!」
……魔力が尽きたけどな……。
まぁ、今からは掛け声だけで召喚される。
……わかって欲しいから言っておく。
すっごい、苦労したんだからな!!
「よし、合図してくれ。掛け声は召喚だ」
「わかったよ……」
目を瞑る青空。
う~ん、美人だ。
……あれ?
「お~い、青空さ~ん」
「……むにゅ……むにゃ……」
おお、青空も大物だな。
あのまま寝たぞ。
俺には真似できねぇぜ。
「だが、起こす!!」
「いぃっ……酷いよ……」
「いや、仮にも儀式中に寝るな」
ぐれた召喚獣が出てきたらどうするんだ。
「いたた……え~と、召喚!!」
女子って切り替えが早いよね?
……自分では気づかないものなのか?
まぁ、模写を続けよう。
魔方陣から光が漏れていき、青空の体を包み込むと、この部屋が真っ白になる。
もう、文字通りだ。
俺がこの白い空間に居る間に召喚獣と色々な試験みたいのをやって主人に相応しいかどうか計るらしい。
青空なら大丈夫だと思うが、ちょっと不安になってきたな……。
まぁ、いいか。
そう思った瞬間に真っ黒に染まり段々と色が戻ってくる。
「……あ……」
そう、その瞬間……条件反射というやつだろう。
俺は窓から外に出ようとした。
そして気づいた。
俺の頭の上に居る存在を……。
「あれ?私の……あ、海弟!」
「ん?」
俺は手を頭の上に向けて素早くその上に乗っているものを触る。
……ど……。
「ドラゴンだ!!」
そう、そこにあるのはデフォルトされたドラゴンだった。
わかるだろう?
俺はドラゴン恐怖症と言う独特の病気を持っているんだ……。
「よし、帰ろう」
「え、ちょっと、海弟!!」
「ぐるるるぅ~」
「あ、ちょ、付いてくるな!!青空の使い魔だろ!!」
「ぐきゃ~」
「可愛いね~」
「イヤだ!!放して!!うわぁあああ!!」
―――ドスン
あぁ、落ちた……。
窓の上で何やってるんだろう……。
そして、俺の上のドラゴン(デフォルトされているから『どらごん』と呼ぼう)は何をやっているんだろう……。
っていうか、俺って段々と体が丈夫になってる気がする……。
「海弟~、大丈夫~?」
「海弟!!」
「うわっ!猛……炎夏!!」
「治癒魔法かけるから!!」
一つ言おう。
今の俺は魔力切れ状態だ。
青空を連れてきた時に全魔力使い切った。
正直眠い。
「と言うことで寝る……」
「海弟~、眠っちゃダメだ~~」
知らないね。
ドラゴン!!
海弟が不幸だ!!
青空は幸運だ!!
はい、今日は青空の誕生日でごぜーますぜ、兄貴方……。
今日はもう一回更新する必要がありそうですね……。