第99話氷輪の姫君と最強の狂戦士
ヘイ!!
99話目だぜ読者~~。
海「ハイテ―――」
おっと、言わせねぇぜ。
100話目は昼頃に更新するから見逃すな~~~。
海「よほどの暇人しか見ない気が―――」
以上、兎桜でした!!
物凄いでかい音と共に、体育館の天井が吹き飛ぶ。
うわぁ……やりすぎたかな……。
「え~と、大丈夫?」
魔力をこれでもかって程にいれたからな……。
「お~い……」
叫んだ最後のほうで、もやが晴れて前が見えるようになってきた。
そこには、プスプスと音を立てている蝶の羽のような感じでその二枚の羽が重なっていた。
それが、炭のようにぼろぼろと落ち、それが取り払われたと同時に、無傷のUMが落ちてくる。
いい加減、名前を覚えたい。
俺は、落ちてきたUMを腰の辺りでキャッチすると、地面に向かって降りる……ではなく、『鏡』で転移する。
屋上なんかが丁度いいと思う。
理由は簡単で、ここに居たら犯人にされるからだ。
「『鏡』」
転移だけなら、これだけでいける。
☆
前言撤回、やっぱり丁度よくない。
寒いよ。寒すぎるよ。
ヤーさんの上着は『炎鎧』で燃えたし(魔法に耐性がないから)、パジャマだし……。
「寒い!」
「うむ……むにゃむにゃ……おかわり!!」
「もう、空っぽだ」
「……うえぇ~」
……何か楽し―――。
寒い、中に入ろう。
「よいしょっと、さて、引きずって行こう」
手か悴んで持てないや。
ズズズズ、ズズズズズズ、ゴゴカンッ☆……ズズズ
「ふぅ、寒かった」
「アレは、スル-できないよね!!」
「あ、起きたか」
「なかったことにしたいの!?」
「何がだ?」
「な、何がって……」
何?
段差で頭をぶつけたりしてないかって?
HAHAHA、俺がそんな事するわけないじゃないか!!
「さて、お前は負けとして、残りは何人なんだ?」
「うぅ……焼肉……」
クハハハ、お前は雑草がお似合いだぜ!!
……ゴメンなさい、言い過ぎました。
『ジ、ジージー、え~先ほど、体育館内で爆発―――』
「あ~あ~、キコエナ~イ」
「……私、帰るね」
「あぁ、さようなら」
トボトボと……。
まぁ、元気がないUMはらしくないな~とか思ってみたり……。
まぁ、俺の焼肉の為だと思ってくれ。
『それと、残り人数は~……五人です』
「少ないな……」
見つけるのにも一苦労だろう……。
『それでは、敗者復活戦を行います。特設ステージを用意しましたので、運動場まで集まってください』
おぉ、これで探さなくて済む。
『なお、敗者復活戦への参加条件は、この放送五分前までの敗者となります。それ以外の人の受付はしません』
「……UMが来る!!」
なんてことだ……。
よし、今から魔法を増やして対抗策を作ろう……。
☆
「HAHAHA、雪合戦?ナニソレ、食べれるの?」
俺の目の前に広がっているのは、もう普通の喧嘩だ。
あぁ、何で俺は魔法の特訓なんてしたんだろう……。
え?脳内だけだから、別にいいだろだって?
お、UMだ。
「この、氷輪の姫君と呼ばれる水都に敵うとでも?」
「クッ……」
……あ、水都って名前か。
よし、脳内にメモだ。
『水都=地球外生命体UM』
よし、記録完了だ。
前の自己紹介とかはスルーしてたからな。
……もう、関わりをもってしまったのか……。
ダメだ。
自分に涙が……。
「クッ、ダメだ。この破壊衝動を抑えなくて―――」
やっぱ無理だ……。
☆
―――水都 視点―――
……あ、私視点?
はい、進めたいと思います。
……と、言っても舞台半壊です。
帰っていいですかね?
「うぅっっうう……」
「海弟君大丈夫?」
「……うわぁああ……」
これは重症だね。
すごいね、素手で舞台半壊だよ?
……私、帰っていい?
「……狂ってるね……」
「……うわぁあ……うぅうう……」
帰るね。
帰っちゃうね?
いいよね?
それじゃあね。
その日、この高校から運動場が消えた……。
海弟何やってんだよ……。
次の100話が心配になってきただろうが!!
……閑話とかしたいんですが、思いつかない……。
まぁ、閑話が100話目だからバージョンアップしました~的な目で見てください。
と言うことで、更新は昼頃です。
お見逃しなく!!
※(今から更新しろと言う方が居るのなら更新します)