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第97話栄光を我が手に―――

ばれないように更新……。

いや~、思ったよりあの話(100話目)を書くのに時間が……。

あ、明日(11日)は100話まで一気に更新ですよ?

お見逃し~~~なくっ!!

雪……それは、とても冷たくて、ひんやりしていて、真っ白で汚れのない空からの贈り物。

……、


「それを人様にぶつけるとはいい度胸じゃねぇか、コノヤロー!!」

「それを食べている人に言われたくありませんね……」


よし、(シャリシャリ)ルールを説明しよう。


サバイバル。

何でもあり。

降参したら負け、死なせてはいけない。

それ以外なら何でもあり。

範囲は高校内だけ、降参した者は高校の外に待機しているタクシーに乗って自分の家に帰る。

勿論、タクシーはタダ。

優勝者一名には、豪華焼肉食べ放題券が渡される。


「やるっきゃ(シャリシャリ)ねぇだろ!!」

「何でもありって、この町はすごいですね……」


きっと(シャリシャリ)兄さんの提案だろう。

優勝を狙いにいくということか……。


「この風詠海弟が、絶対に勝つ!!」(バシッ


……。


「おめぇら、許さん!!」

「わ~、怒った~」


近所の小学生だからって、手加減はしないぜ。

勿論、焼肉の為だ。

最近、まともな日本食を食べてないんだ。

っていうか、肉を食べていないんだ!!


「第二『風軽』」


手加減は……しないよ?


「六連弾だ」


バシュバシュバシュバシュバシュバシュ


「あ、あぶなっ!!」


チッ、避けられたか。

雪玉じゃ殺傷能力が低すぎる……。

ここは、ルールに乗っ取り何でもありということで、剣を……。

きっと、焼肉に行く前に警察に行くことになるからやめておこう……。


『ジージー……え~、体育館にて武器の貸し出しが行われています。手詰まりを感じる方はぜひ来てもらって構いません』


おぉ、使ってもいい武器か。

行くしかないだろ!!


ここは……体育館裏の陰になってるところだから、すぐ近くだ。

しかし……今は人が集まっているだろう。

様子を見ていくことにしよう。


「おるぁあ!!」

「なっ!!」


気配が無かった!!

って、ヤーさんですか?

参加してんの!?


「ぶへぅ」


パジャマ、防御力低い!!

っていうか、痛い……。

寒いから……。


「チッ、気絶しねぇのか。タフだな……」


ダメだ……。


緊急回避 Lv2 突破撲付


説明しよう。

殴って、突破。

これだけだ。


「てりゃぁああ!!」


俺の右拳が震えてるぜ。

勿論、武者震いだぜ。

寒さじゃないぜ?


「はっ」


パチンという音と共に掴まれる。

だが、甘い!!


「つめっ、ちょ、おまっ!!」

「これで終わりだ!!」


俺の蹴りが鳩尾に入りバトル終了。

俺の勝ちだ。

まぁ

簡単に説明すると、俺の拳は氷よりも低い温度に耐えているってことだ。


「室内!!いや、暖かいところを探せ!そろそろ死ぬ!!」


ヤーさんは放置だ。

っていうか、この人の服借りよ。


もぞもぞ


「……なるべく人と会わないようにしよう」


だって、カッコ悪いから……。

似合っていないとも言う。


「あぁ、地味もいたな」

「私は参加していませんよ?」

「よし、偵察に行って来い」

「……卑怯ですね」

「焼肉の前にお前を食うか」

「行ってきます」

「よろしくな」


聞こえ方によっては不味かったかもしれない。

氷を食べるよりも肉を食った方が……。


「さて、次は何を回収しようか」


もはや、目的は二つ。


焼肉と服集めの二つだ。


「……そろそろ武器を取りに行くか」


さすがに室内まで寒いことはないだろう。

念のため、泥団子を持っていくけど。

雪玉じゃないよ?


細い道を抜け、アスファルトの道路に着きました。

はい、逃げよ。


「第二『ふ―――」


ビュゴン


うわぁあ、折れた!!

木刀折れた!!

地面に当たって折れた!!

っていうか見てる人、雪玉で狙わないで!!

まだ、同情の眼差しのほうがいいよ!!


「はっ、ほっ、へいっ!?」


木刀が飛んで来た!!

俺は相手すら確認できてないのに!!


「『林我』」


小さく呟く。

おぉ、木刀が飛んでくるのが見えるぜ。


そのうち二本をとって、構える。

双剣は俺の得物だ。

ちょっと、長いけど扱えないことはない。


「よく、取ったな」

「っ……!?影流!!」

「さぁ、勝負だ!!」


な、何故影流がここまで熱心に雪合戦(もはや、普通の合戦になってるけど)に参加してるんだ!!

もしや、焼肉か!!


「お前も焼肉を……」

「あぁ、姉さんに頼まれてるんだ」


そっちか!!

あ、でも影流の姉さんって遠くの大学行ってんじゃなかったけ?

……帰省していたか!!


「クッ、甘かった……」

「あぁ、アレには逆らえない……」


まぁ、見たことないんだけど、気の強そうな人だと思うよ。

たぶん、青空も見たことないと思う。


「……同盟を組もう。最後に一騎打ちをしようじゃないか」

「……いいだろう」


俺達は、固く手を結ぶ。


「ところで、何でお前はその……アレな服を着てるんだ?」

「……あ」


見られたよチクショ-!


「こ、これはだな……」


その瞬間、俺の首筋に冷たい物が……。

って、ナイフですか!!

影流は、距離をとって、構えなおす。

おい、見る奴等!!もう、雪玉投げんな!!


「クッ、ならば!!」


俺は、体勢を少しずらし……止まった。

いや、さすがに命は惜しいよ……。


「おめぇか、マサ殺ったのは?」


ヤベェよ!!

ヤーさん仲間来たよ!!

見られないように魔法使うことにしよう。

冷水発射!


「ブアッ、つめてぇっ!!」


って、何人居るの!!

……100人以上だね。


「影流、殺るぞ」

「いや、せめて病院送りぐらいにしろ」


それならいいのかよ……。

まぁ、影流に感謝するんだな。





ピンチです。

囲まれてます。

いや、圧倒的に数が不利だったし、俺の運動能力は中の下ですから。

……うわっ、そんな目で見ないで!!

いつか、体力を上げるから!!


「キヘヘヘヘ」 バチバチッ


スティンガーン……。

ヤバイ、逃げようぜ!!

いや、逃げれないぜ!!


「あぁあ!!アレは!!」

「お、おい、海弟……」


『なんだ?』

『何があるんだ?』

『そういや、まだ雪降ってんだな』

『さみぃよな』


今だ!!


「あぁ、マジだ。さみぃ」(声を低く)


俺は、影流の横腹を突く。


「あ、あぁ、こんな雪んなかで合戦なんてバカじゃないのか?」


『誰が、バカじゃい!!』

『焼肉だぞ、焼肉!!』

「そうだ、焼肉だ!!」

「一つ、後ろから聞こえてきたような……」

「気のせいだ!!」


ふ、焼肉だぜ?

っていうか、逃げるの失敗。


「木刀プリーズ」

「なんだ?」


ハッ、逃げる為に決まってるだろ?

俺は、片手に三本の木刀を持つ。

そして、一本を地面に刺し、また一本をヤーさんに向かって投げ、最後のを掴んで刺した木刀の上へ。


「我こそが、ヤーさん族最強暗躍兵、風詠海弟だ!!」


バゴリ


ふ、一人撃沈。

俺の投げた木刀に当たった一人が撃沈する。

っていうか、木刀の上ってバランス取りにくいね。

まぁ、刺さってるのが雪だし……。


「我が栄光への通過点となってもらおうか!!」

「何か、もうノリノリだな……」


影流、こういうのは極端なのがいいんだぞ?


『な、最強暗躍兵だとっ!?』

『あんな、子供だったのか……』

『通りで見つからない―――』

『オイッ、逆らったら皆殺しだぞ!!』

『や、ヤベェよ……』


アレ?

居るの?

……もう、思考放棄してやる。


「降参するか?」


『『『『『はいっ!!』』』』』


百人ヤーさんを海弟は倒した。


頭の回転が5上がった。

思考放棄。

頭の回転が1000下がった。

体力が1上がった。

知能が1上がった。

寒さに強いをゲットした。


「おう、頭の回転が!!」

「取り合えず……行くぞ」

「うゎあああ!!」


影流の支援効果により、頭の回転が元に戻った……。


さて、次は体育館だ!!


はいはいは~い。

ハイなテンションの兎桜です。

モノカキクエストよろしくお願いします。え?何でここで宣伝してるんだって?

……自分が書いてるからですよ。


はい、ありきたりなのですが、一度読んでみてください。

ちなみにかなりのチート能力を持っていますが、主人公はそれを知りません。

……すごいでしょう?

フッ、あの性格なら簡単なのですよ……。

まぁ、モノカキクエストをよろしくお願いします。


では、後書きへ……(ツッコミは受け付けません)。


今回、サブタイと内容が……。

ヤーさんの意味わかりますよね?

っていうか、ヤーさん見てませんよね?

……フッ、自分の居場所は悟られていませんよ?(使用方法が間違っています)


次回……いや、100話目をお楽しみに~。

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