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第96話雪は食べ物じゃない。もっとも、あったら食べたくなるのは人間の―――

ま、また、遅れた……。

こうなったら、開き直ってやる!!


……いえ、そんな事しませんよ?

後書きでお知らせします。

冬ってのは嫌だね。

布団からでたくないよ。

だが、俺は今日の朝、途轍もなく理不尽かつペッタンコな起こし方で布団を占領されてしまった。




ジリリリリリ…… (目覚まし1

ピピピピピピ…… (目覚まし2

クルックーク…… (目覚まし3

オッス、今日…… (目覚まし4

ガコーンガコ…… (目覚まし5



「うるせぇ!!」


勿論、俺がこんなに仕掛けるわけがない。

そこに、怪しい黒い影が……。


「この領地。我が貰い受けた!!」

「なにっ!?」


く、布団が乗っ取られただと……。

それにしても、聞いたとこある声だな……。


「お~い、起きなさ~い」

「うるさぁい」


あぁ、ウマか。

取り合えず、かかと多しでもしておこうか。


「ブグッ」


よし、任務終了だ。

布団の奪還に成功した。

っていうか、何故この家の中にいるんだ……。

……パジャマって不思議だな。

ここまで、ある部分の差が大きくでるなんて……。

ウマも可愛そうな奴だ。

いや、何故この家の中にいるのかの方が問題だ。


「海弟~、遅いよ~」

「まだ、パジャマなのか?」

「海弟~(ハギュ」


あぁ、あったかい……。

じゃない。

何故に青空と、その他もろもろがいるんだ!!


「ほら、見てみなよ」


青空にいわれて時計を見てみる。

まぁ、さっき壊れたんだが、大体はわかる。


「……誰だ、俺の晩飯に睡眠薬を入れたのは!!」

「まだ、寝ぼけてる~」


なんてこった。

俺が、まさか10時まで寝ていようとは……。


「それはそれとして、何でお前らがいるんだ」

「だって、雪が降ったから」

「え?」


窓の外を見ると、確かに雪が降っている。

……まぁ、たまにはいいか。


「さて、シロップでも―――」

「やっぱ、ダメだ!!」


今降ってる雪は食用じゃない。

絶対、違うから!!


「食用の雪が降ることがあるんですか?この世界はすごいですね~」

「あれ?地味じゃないか。母さんが見つかったんじゃないのか?」

「今、勇者様が治療をしてくれています。眠らずに……」

「……アレなら大丈夫だと思うよ?」


戦争が終わった後聞いたんだけど、魔物の群れに突撃してほとんど撲滅したとか聞いたし……。

まぁ、それがなくても、言ったことはやってみせるってタイプだし。


「よし、外へ行こう。俺は……朝飯を食わせろ」

「了解は得ました。行きましょう」

「……いいのか?」

「大丈夫なの?」

「お兄ちゃんいいの?」

「……後でもって行きましょう」


あぁ、地味の優しさが……。

……!?

く、ダメだ。

惑わされてはいけない。

あいつのことだ、毒が入っているに違いない……。


「それでは~~……ふふふ」

「ぎゃああんふぁj;―――」

「もはや、言葉になってませんよ……」


俺の命に関わる!!

ちょ、引っ張らないで。

まだパジャマだから!!

着替えさせて~~。





「ダメだ。帰る」

「きたばかりですよ?」

「青空……俺の格好は?」

「すごく奇抜なTシャツです」


……なんてことだ、ここに同志はいないのか……。

逃げるしかあるまい。


「特殊―――」

「あ、危ない!!」

「え?……あぐっ!?」


つ、冷たい!!

って、寒い……。

あぁ、冷たい……。

寒い……。


「俺……もうダメだ……。後世でよろしく」

「いえ、もう貴方は死んでますから、これ以上は死にませんよ?」

「えぇ!?海弟死んでたの!?」

「っていうか、俺はいつ人間をやめたの!?」

「では説明します


魂×1=海弟


これが、海弟さんが生きている証拠となりますが、


魂×0=海弟


これで、海弟さんのバランスは崩れます。いわゆる死です。

ですが、


魂×0=海弟+神の力


これで、こっちの世界にも存在することができるのです。

私の力ですよ?すごいでしょう」


無い胸を仰け反らせている。

あぁ、神様って理不尽……。

いや、こいつは嘘を語った罪でぺちゃんこに……。


「アホだな」

「今、私のことバカにしませんでしたか?」

「した」

「……怒る気力もありません……」

「ないならいい。それじゃあ帰るかな」


ギュ     (青空

ギュ     (猛火

ギュ バクッ (水都


「おい、最後の一人。鳩尾はダメだろ?」

「死なないんでしょう?」


……あ、ばれた。

まぁ、コイツなら大丈夫か。

……そう思える自分が腹立たしい……。


「それじゃあ、雪合戦を開始するぞ」


いつの間にか、シェルターとシャトーが作られている。

何処まで、本気でやっているのかわからない。

っていうか、影流入ったらそっち勝ち決定だし……。


「は~い」

「海弟、なんだ?」

「俺の朝め―――」

「よし、じゃあ始めるぞ」


クソがっ!!

皆、無視して楽しいですかぁああ!!


「おっちゃんも頑張るぞ~」


伊藤さん!?


「ほら、雪玉製造機だ」

「でっかいんですね~」


……そりゃ、地味の体から見たらほとんどの物がでかいでしょうよ。

って、そこじゃない!!

この雪合戦、何処まで力いれてんだ!!


『ジージー……え~今から、町内対抗雪合戦を始めます。礼!!』


うわっ!!

ちょ、でかい催し物!?

っていうか、さっきの青空の父さん!!


ってな訳で、町内対抗雪合戦開始。

え~、明日の更新はお休みしたいと思います。

……5章の構想の完全補強に、他にも色々……。


すいませんでした。

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