閑話『私と海弟の距離報告ぱーと2』by青空
はい、これで4章終了です。
短いです。
うぐぐ……眠いです……。
なんだか、魔界というところは不穏な空気というかそんなものが漂っていて気分が優れない日が多いです。
……そうなんですが、報告を始めたいと思います。
○月×日 はれ
朝 食事中
「ふぅ……また、城下町の様子を見に行かなきゃならんのか……」
「変なナマリがでてきてるね……」
「そういや、ふぇー見なかったか?」
「……ポケットの中だよ……」
「え?あ、あぁ。またか……寝すぎだよな……」
「海弟わからない?ここの空気ってなんだか変な感じが……」
「……魔力か」
「魔力が混じってたの!?」
「あれ?言ってなかったか?」
「……早く言って欲しかったよ……」
唯一午前中に海弟と話ができる時間はここだけです。
……話題が見つからないので一苦労ですよ……。
まぁ、頑張っていきましょう!!
でも、ここの料理おいしかったな……。
昼 兵士の皆さんのお食事作り中
「えぇ~と、こうやればいいんですか?」
「手際がいいわね。さすが、私の弟子になる子ね」
「あ、あはは」
茶色の髪で、ポニーテールのお姉さんが言う。
けど、私はいっつもやってることをやってるだけなんだけどな……。
「お、今日は違うねぇちゃんもいるのかい?」
「てぇだしたら、後が恐いよ~」
「あはは、やめておくことにしますか」
そういうと、食器などを片付けて兵士さんは行ってしまう。
「いい人ばかりなんですね」
「まぁね。あんたも中々見所がある子だから、すぐに馴染めると思うよ」
私は、宿題とかあるから帰らなくちゃいけないんだけど……。
まぁ、少しぐらいならいいかな。
夜 昼間のお姉さんと一緒に食事
「はぁ……海弟は、夜も外食かぁ……」
「何々、恋で悩んでるの?私に話を聞かせてみなさい!」
「え、えっと……」
何処の世界でも恋愛は、共通の話題になるみたいです。
それよりも、海弟と会えるのが朝しかないのは少し寂しい気が……。
「……ごちそうさまでした……」
「こりゃぁ、重症だね……」
「すいません、何かお世話になっちゃって……」
「い、いえ、いいのよ……」
ちょっと、暗い雰囲気作っちゃったかな……。
『若さゆえ……ね』
最後のに聞こえたのは気のせいだよね?
これぐらいで終わりかな……。
こうやって見ると、前よりも海弟と会っている時間がだいぶ少なくなっちゃったみたいです……。
地道にこつこつと……ってのがいいのかな?
……海弟の周りにはいつも強い女の人ばかりいるし、私も武道でも始めてみようかと思う今日この頃……。
でも、時間があんまり取れない……。
どうしよう……。
私も魔法くらい使えたらいいんだけど……。
……私は料理で頑張ろう。
きっと役に立つことができてるよ。
今度、海兄さんにも教えてもらって、レパートリーを増やそう!!
「うん、頑張るぞ!!」
ここで、私の日記を終わりにしたいと思います。
「ふぁぁ~、眠たい……」
そのまま、毛布に包まって、すやすやと私は寝始めた。
日記風にすると、短くなるんですよね……。
どうしましょうかね……。
迷いますね……。
何と何を迷ってるんだろう……。
まぁ、次から5章なので~。