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第7話魔法上達への道~その3~

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「弟子にしてください!!」


いきなりこれは、普通だったら相手に呆れられるが海弟の作戦は次の瞬間意味も無く終わる。


「マエティーに言われてきたんでしょ。師匠になるなんて腕が鳴るわね」

「嗚呼、意味なかった」


呆れるのはこっちだった。と誤算の海弟。


「嗚呼、そういえば私の名前言ってなかったね。私の名前は、ディティ・ハーツ・リグネって言うの。そっちは?」

「俺は、風詠海弟という」

「私は、ヘレン・サティルって言います」


3人で挨拶をし終わり、最初の修行は…

「うん、まずは魔力放出の訓練から」

基本中の基本だった。


「基本じゃないですか」

「基本は大事よ。私だって1日1時間やってるんだから」

「俺は2回目ですね」

「「は!!」」


いや、そんなに驚かれても困る。


「え~と、魔法を使ったことが無いとか?」

「使ったことはありますよ」

「じゃあ、何で?」


いや、そこで考え込まれても困る。


なので、そこで考えるを終了して修行に入る。






修行メニュー


5:00~6:00 瞑想

7:00~7:30 朝ごはん

7:30~8:00 走りこみ

8:00~11:00 魔力放出の訓練

11:00~12:00 魔法練習

12:00~1:00 昼ごはん

1:00~2:00 準備体操

2:00~6:00 ディティ相手に実践


それをやります。ちなみに、2:00~6:00のとこは寝ずにです。





3日後


「悪魔~」

「鬼教官~」

「うるさい。もっとメニュー増やすよ」




7日後


「嗚呼、なんか見えてきた」

「危険ですね」

「こっから3日休みね」


10日後


「なんとなく体が軽い気がする」

「私もです」

「修行の成果って奴だな」


むちゃくちゃすぎるが、着実に力をつけている海弟たちであった。


「ん。じゃあ、私以外の実践にいくぞ」

「え?どこにですか?」

「近くに盗賊のアジトがある」

「えっと、潰しにいくとか?」

「つぶしはしない。奇襲の訓練も兼ねるからな」

「つまり半殺しにして、後は奇襲をわざとさせると」

「当たりだ」


この人?やばすぎるだろ。


「嗚呼、2人でいけよ。私は道案内だ」

「むちゃくちゃすぎます!!」


いや、強制的なんだけど。


その日から、準備開始。

近くといっても遠いので、干し肉に水、それランプ。

なんだか、修学旅行とかを思い出すが、危険度が違いすぎるこの実践。


「やめることは……」

「無理」

「ですよね」


準備完了の時間を先延ばしすることしかできない海弟であった。


本当は、寝坊でもしようかと考えているだけだったりします。

海弟、頑張ってくれ。

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