けもっこと大浴場エロエロです
「そ、そういえばさエマ。僕らって今どこに向かっているの?」
「大浴場です」
「大浴場?」
「はい、城内を案内した時、大浴場を忘れておりました。近くの温泉から直接湯を引いているので、疲労回復に効果があります。以前に召喚されたニンゲン様の助言で星空の見える露天風呂も完備しております。間もなく準備が終わりますので、後でニンゲン様もご入浴下さい」
「へぇ」
異世界で温泉に入れるなんて思わなかったなぁ。
僕はどんなところだろうとわくわくしながら想像した。
しばらく歩くと日本風ののれんがかかった引き戸の前に来て、中にはホテルの脱衣所みたいな設計になっていた。
ここだけ妙に現代風で落ち着くなぁ。
「ではニンゲン様、両手を上げて下さい」
「え? こう?」
エマに言われるがままに手を上げると、エマが僕の服を、ニーナがずぼんをつかんだ。
「「はい!」」
僕の服が上に引き脱げて、ズボンが下ろされた。
「え? えええええええええええええ!?」
僕にエマとニーナとムチポとマワリちゃんと、復活したキャロが襲い掛かる。シャツが、靴下が次々脱がされる。
「ちょっと、これどういう」
真面目な声でエマが答える。
「だから後で入浴すると言ったではないですか。一秒以上経ったのだからもう後です」
ニーナが楽しそうに答える。
「はーい、脱ぎ脱ぎしましょうねぇ♪」
マワリちゃんとムチポが無邪気な顔で笑う。
「いっしょに入ろう♪」
キャロがモザイク必須の顔で奇声を発して、エマとニーナに蹴り飛ばされて、零秒で跳ね起きてまた僕に襲い掛かる。
五人の美少女に最後の一枚、パンツを掴まれて、僕に抵抗するすべは無かった。
「いやああああ、やめてぇええええ! 誰か助けてぇええええ! あ、あ、ああああああああああ!」
全裸のまま僕は大浴場へ連行。
ドアが開いた先で、さらなる地獄が開幕した。
「な!?」
数えきれない女の子達が、僕の視界を埋め尽くした。
当然、みんな一糸まとわぬ姿だ。
あらゆる種族の女の子達が一斉に僕の方を振り返って、一部の子は恥ずかしそうにお湯に入った。でも大半の子はむしろ目を輝かせて、手を伸ばしがら走って来た。
「わーいニンゲン様だー♪」
「一緒にお風呂はいろー♪」
「背中流してあげるねー♪」
「ハァハァ、ニンゲン様!」
「のぎゃああああああああああああああああああああ!」
何十人ていう美少女達が、可愛かったり、綺麗だったり、豊満だったりするカラダを弾ませて駆け寄る。
そんな光景に、僕は全身の血液が沸騰して、頭が暴走しそうだった。
すごい、すごすぎる。そのすごすぎるスベテが一斉に殺到してきて、僕は吞みこまれてしまった。
「むぐぐ……」
一部テンションのおかしな子がいたけど、基本的にはみんな、飼い主にじゃれつくペットみたいな感覚で、僕に甘えて来る。
でもその甘え方が尋常じゃない。
隠す事の無い女性的な体を我先にと僕に絡ませて、少しでも多くの肌で僕を感じようとする女の子達。
もう体のどこになにが押しつけられているかもわからない。全員の体温がぐちゃぐちゃに練り混ぜられて、僕は暴走どころかとっくに壊れてしまった。
体の自由が効かなくてされるがままなすがまま、熱い、柔らかい、滑る、弾力、甘い、あらゆる感覚に溺れてしまう。
全身の神経が一斉に絶頂を迎えたままキープされて、僕の視界は白く消し飛んだ。
薄れる意識の中、女の子達の感触は最後まで残っていた。
……け……獣っ娘……って…………スゴ過ぎる…………




