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夜迷言

正義の敗北

作者: Qoo

私は正義の味方である。

人を護るためこの世に生を受け、平和を守るため今日も悪を討つ。


陰気な午後に突如響く叫び声。狂人お出ましの合図である。

奴を止められるのは私しかいない。


敵はすぐさま激しい殴打と蹴りを放ってくる。私も必死に反撃をする。しかし、効いていない。あまりダメージが入っていないようだ。


──なんだこいつ、強すぎる。

圧倒的な力の差に絶望した。このままでは負けてしまう。

やられる前に早く手を打たなくては。


すると敵が何やら構えに入った。

まずい、大技が来る。撃たせまいと必死に突撃して妨害を図る。だがもう遅い。


光線が腹を貫いた。

大技を食らった身体がゆっくりと倒れる。


その刹那、護れなかった人の声が脳内にこだました。いつも私に勇気をくれた言葉。

「ありがとう、僕のヒーロー(お父さん)!」

身体が弾け飛んだ。


正義の敗北である。

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