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残酷な世界で神と戦う少年たち  作者: トムネコ
6章  理想郷を求めて
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青先生とアーサー君

「待ってください」


「何だい? アーサー」


「ここは3年前の世界ですよね?」


「ああ、そうだね」


「異世界での僕は・・・」


「そうか、君は3年前の君が

どうなってしまうか不安なんだね・・・?」


「はい。今の僕が行ってしまうと」


「消滅はしないさ、

異世界の時間軸はとても複雑でね

枝分かれしている様に見えるけど一本の樹だ」


「僕には理解出来そうにない」


「つまりは一人なんだ、

異世界にパラレルワールドはない」


「じゃあ・・・・」


「君が消滅することは絶対にない」


「そうですか・・・。安心しました」


「なら良かった」


「じゃあ、行ってくれるかい?」




転移魔法【聖霊の示す道】



「・・・・っと、着いたみたいだね」


「青さん」


「何かな?」


「ようこそ。ロードヴァロン魔法魔術学院へ」


「フッ・・・・お邪魔するよ? 君の家に」


「はい、青さん」




ロードヴァロン魔法魔術学院 理事長室



「良く似合ってますよ・・・。青君」


「これは絶対に着ないとダメなのかな?」


「教官服です。着てください」


「そうか・・・・残念だ」


「青さん。僕から見ても似合ってますよ」


「なら・・・・着てみようかな?」


「僕はどうです?」


「・・・・似合ってるよ」


「ホントですか? 間がありましたけど・・」


「いや、君も本当は軍服じゃなくて

学生服を着ていたんだと思うとちょっとね」


「負い目を感じてますか?」


「少しはね・・・」


「僕は貴方を選んだんですよ?」


「それなら、負い目なんて感じる必要はないか」


「はい。僕が選択した結果です」


「そうか・・・チャイムが鳴ってる

教室へ行こうか? アーサー君」


「はい、青さん」




2-A教室



「皆さん。今日は新しい先生を紹介します

どうぞ・・・・入って来てください」


「初めまして僕は青と言います 宜しく」


「先生!」


「何かな?」


「彼女は居るんですか?」


「彼女か・・・僕は既婚者だよ

ええと・・・・クロチルダ=マーフィンちゃん」


「先生! 俺からも」


「どうぞ」


「先生は人を殺した事が有りますか?」


「あるよ」


「人は人を殺した時に何を思うんですか?」


「良い質問だよ、ヤック・マード君

人はね、人を殺した時・・・何も思わないよ」


「本当ですか?」


「ああ、人を殺した時は感情なんて沸いてこない

感情が沸き始めるのは殺した後だよ・・・

後悔や悲しみ・・・怒りや愛、全てが殺した後だ」


「そうですか・・・俺からはもう何も」


「他に質問がある人は?」


「魔術は詠唱を必要としますが・・・

詠唱中は必然的に無防備になります」


「そうだね・・・無防備になる」


「そういった場合、どうすれば良いですか?」


「答えを教えて上げよう

ユーゼス=アルフィーダ君・・・・。

君はこう言ったね? 詠唱中は無防備になると

それは当たり前だ。なら? プロはどうやって

魔術を使うと思う? 上手く混ぜるのさ」


「混ぜる?」


「そうだよ・・・。今日、君達に教えるのは

近接格闘術・・・・流崩だ、名前の通り

流れる様に敵の攻撃を躱し敵の防御を崩す

これによって魔術の詠唱を行う時間が稼げる」


「成る程・・・先生、ありがとう」


「良いよ、教えるのが僕の仕事さ」




戦闘シュミレーションルーム



「皆、いいかい?

今から僕が3パターンの速さで

君達を攻撃する。それを3回、流崩で躱せたら

今日の授業はお仕舞いだ。いいかい?」


「ぐっ・・・・あっ・・・」


「ダメだ。もう少しゆっくりで良いよ

力を抜いて、僕の攻撃をしっかり見るんだ」


「よっしゃ!!」


「3回とも成功だよ。ヤック・マード君」


「次は僕ですね・・・」


「集中し過ぎだ。もう少し肩の力を抜いて」


「この・・・・!!」


「待って、深呼吸するんだ。良いね?」


「フゥ・・・・」


「いいよ、もう1回やってみよう」


「よし・・・・!」


「おめでとう・・・・。

ユーゼス=アルフィーダ君」


「次は私です!!」


「頑張って、避けるのが速いよ・・・

それでは相手の防御を崩せない」


「はいぃぃぃ」


「良く頑張るね?」


「私は誰にも負けられないんです!!」


「何故かな?」


「元々、私の家は男しか産まれない家系で」


「そこで、君が産まれた」


「はい。そして私が女である限りは家を継げない」


「そうか・・・それで君は」


「誰にも負けられません」


「なら、こんな所で躓いてる場合じゃないよね?」


「はい!!」


「君は頑張ったよ、クロチルダちゃん」


「・・・・うっ・・うっ・・・」


「クロチルダちゃん。この世界で何が大切か

君には分かるかな? 諦めない事・・・

君のその執念すら感じる負けん気には

驚かされたよ、君に男や女は関係ないよ

その心さえ持ち続ければ、夢は叶うよ」


「・・・・うっ・・ありがとう先生」


「どういたしまして」


「今日は大活躍でしたね? 先生」


「アーサー君、止めてくれ」


「二人の時はアーサーですよね? 先生」


「二人の時は先生を止めてくれ」


「はい。青さん」


「それでいいよ、アーサー」


「それじゃあお休み。青さん」


「お休み。電気消すよ?」


「はい」


OVL大賞の出場条件?を満たしたので

1ヶ月だけ、休みを貰います。

では、1ヶ月にまた会いましょう


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