未来の剣聖
「っ!・・・・・・・・・ぶはっ」
「おはよう、アーサー君。
起きたばかりで悪いが、聞きたいことがある」
「青さん? それに・・・・・雨さん?」
「ちゃんと起きたみたいだね、
今、どっちが喋ってるかな? アーサー君」
「青さん」
「正解だよ」
「それより、聞きたいことって?」
「ああ、それなんだけどね。
アーサー君、君は何で生きてるんだ?」
「どういう事ですか?」
「この手記を見てくれ」
「この手記を?」
「ああ、」
「何故?」
「いいから見てくれ」
「ーーーーーーーーアーサー王の手記である」
「そう、これはアーサー王の手記だ」
「これと僕の死にどんな関係が?」
「これを書いたのは君だよ」
「僕が? そんな訳がない」
「だって、僕は生きている。だろう?」
「はい」
「何で生きているのかな? アーサー君」
「僕には分かりません」
「そうか、でも・・・・・君達なら分かるだろ?
そうだな、天使と悪魔と呼べばいいかな?」
ウェェヘヘヘヘヘヘヘヘヘ
「君が悪魔か?」
そうだ、俺に用があるのか?
「いや、君じゃない。天使ちゃんは居るかな?」
紅葉の事か? 紅葉なら何処かに行ったぞ
「出来れば、話がしたいと伝えてくれ」
分かった、伝えておくぞ
「・・・・・・な、なんなんだ!」
「驚くのも無理はない。君は悪魔と話した事が
ないんだろう? いや、違うか
話した事がないのではなく。話せない、かな?」
「どういう事ですか?」
「・・・・・・・剣聖って知ってるか?」
「今から2年後に僕がそう呼ばれる事は、
知っています」
「なら、話が早い。アーサー・アルフォードと
言う、名は。剣聖として名を残していない」
「どういう事ですか?」
「おそらく君は生かされたんだ、何者かによって
君はあの時、彼女に殺されていた筈だった。
なのに。誰かが君の死を狂わせた、それによって
君は道なき物語を進まなければいけない」
「誰に生かされたんですか?」
「分からない。ただ、君の中の悪魔と天使達が
関係があると僕は思っている。推測だがね?
それと、神がこんな事を言うのはおかしいかも
知れないが。君が誰に生かされたかは、
神のみぞ知るだよ? アーサー君」
「じゃあ、貴方にも分からない?」
「そうだね。だが、君が生かされた理由はある
筈だよ? 例えば。蒼い革命が果たされていない
とかね? 本当なら君はここで終わっていた。
だが、それが終わらないと言う事は・・・
神が君に生きる事を望んでいると言うことだ
つまり・・・・・・
君にはまだ役目があると言うことだね」
「それが、蒼い革命?」
「分からない。だが、これは君が剣聖になる
物語へと変わった、頑張りなさい未来の剣聖」
「はい」




