新たな仲間!芽生える友情
俺はロンドンにある神々の楽園の第3支部に来ていた
「へぇ~。君が弟君か!」
「弟君・・・・・?」
私と彼女の出会いはこんな言葉から始まった
私は後にも先にもこんなに腕の良い技術士は知らない
「私は、第3支部の支部長をやってる
ギザリア・アイゼンバーグだ、ギザリアでも・・・・
支部長でも好きな方で呼んでくれ、
それと、君には神と契約して来てもらう。いいね?」
「分かりました。でも、どうやって契約を?」
「これだよ! これ。神薬と言ってね・・・・・
分かりやすく例えるならば・・・・幻覚剤さ」
「幻覚剤? 危なくは無いんですか?」
「認めたくはないけど危ない。だけど・・・・
これを飲まなければ神と契約が出来ないんだ!
飲んでくれるかな? 弟君?」
「分かりました、では。こう聞きましょう?
これを飲むのとこのまま戦うのと。では・・・・
どちらの方が危険ですか?」
「それは・・・・飲まない方が危険だ」
「分かりました!じゃあ飲みましょう」
「水はありますか?」
「ホントに飲んでくれるのかい?」
「飲みますよ、だから水をくれませんか?」
「ああ、クリスちゃん?
水を持ってきてくれないか?」
「はい。水ですね? すぐ持っていきます」
「はい!支部長~水持ってきましたよ」
「ああ。分かった、入ってきてくれ」
「あれ?・・・時雨君?」
「ん? クリスさん。何ですか?」
「何でもないよ・・・・何でも・・・
支部長の部屋に居たのに驚いただけだから」
「そんなに弟君が私の部屋に居るのが変かな?」
「いえ。別に、何で・・・・時雨君が
ここに居るのか不思議に思っただけです」
「クリスちゃん・・・・
私に嫉妬しているのかな?弟君を取られて」
「別に嫉妬なんかしてません」
「あの~そろそろ水をくれませんか?」
「弟君。水、お待たせ」
「支部長すみません・・・・。
それと、クリスさんもありがとう」
「謝る必要はないだろ、だって私達は仲間だろう?」
「そうよ? 水ぐらいで・・・・・
お礼なんて言わなくていいわよ?」
「はい!分かりました仲間ですからね!」
そしてそのカプセルを飲んだ直後意識を失った
「・・・・・・・・ここは?」
「やっと。起きてくれましたか・・・・
教会の近くに倒れていたから慌てて教会に
連れて来たんですよ? 大丈夫ですか?」
「大丈夫。ですよ・・・・・」
「そうですか? そうだ!パンを食べますか?
それと水もありますよ! それに・・・・
自分で食べられないなら食べさせてあげます!」
「シスタージャンヌ。お節介は
それぐらいにして洗濯物を干してきてください」
「はい!すいません。シスター!」
「大丈夫ですよ。行ってきなさい」
「旅の方、貴方は何を求めてこの教会に?」
「教会でこんな事を言って良いのか、どうなのか
分かりませんが、神と契約をしに来ました・・・・」
「そうですか・・・・ひとつ。
心当たりがあります聞きますか?」
「シスター! 奇妙な獣を見つけました!」
「触るな! 俺様は龍神だ!!
お前みたいな汚い奴が触れていい存在じゃいんだ!」
声がした方に向いて見ると・・・・・
角と耳、そして羽が生えた子供のドラゴンが
シスター・ジャンヌに捕まっていた・・・
「龍神様でしたね? 貴方は何者ですか」
「そうだ! 俺様は龍神だ!
そして・・・・・契約を結ぶ者の案内人だ!」