表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残酷な世界で神と戦う少年たち  作者: トムネコ
1章  動き出す運命 新たな世界へ
6/112

神と戦う少年たち 明かされる過去

「あぁ、そうだね。君はお父さんとお母さんの事を

知らなかったね?・・・・・そうだね、

まずは君のお父さんの話しをしようか?」


「君のお父さんはある組織にいた、

その組織の名前は神々の楽園、そう呼ばれていた。

3795年の歴史ある組織で・・・・・・・

神喰らいと呼ばれる化け物と戦ってきた、」


「そして、君のお母さんもこの組織に居た。

君のお母さんは巫女、そして君のお父さんは

神々の楽園、そう呼ばれる組織に

入隊したての新米隊員だった・・・・」


「そして、巫女は世界に10人しかいない特別な存在

けれど。君のお父さんは新米隊員。それでも・・・・

君のお父さんとお母さんは・・・・・・・

惹かれ、愛し合い。君が生まれた」


「だが、そもそもの間違いは二人が愛し合ったこと、

本来、巫女とは・・・・・・

より良き子を産む為にその時代で最強と

呼ばれる者と愛し合わなければならない・・・・」


「でも。巫女は入隊したばかりの隊員と

愛し合い。子を産んだ・・・・・・

そして、巫女とは子を産むたびに生まれてくる子供は

弱くなっていく。だから最初の一人が重要なんだ、」


「けどね、私は思うんだ!子供なんて、

強くなくていいし、賢くもなくていい、ただ。

親より後に死んでくれれば・・・・・

だが、それすらもよく思わない人もいる。

そんな人が君のお父さんやお母さんを殺したんだ、」


「そして、そのよく思わない人達は

隠蔽しようと考えた。君を殺し、

最強の者と巫女とで子供を産ませる。

これで隠蔽は終わり、隠蔽した事を知らない

民衆は・・・・・それを信じるだろう?

そうやって、真実が隠されていく・・・・・・」


「だが、分かっていた・・・・・

そうなる事は、だから君を連れて逃げた。

そして、そんな出来事から5年がたった頃・・・・」


「ここからは記憶を見た方が早いだろう。

今も君のお父さんとお母さんの記憶が、

ここの地下に残ってる。我々、

神々の楽園が犯した大罪を覚えておく為に・・・・・

ここに残ってる。それを見よう」


「なるほど、だから・・・・

ショッピングモールにですか?納得しました」


「じゃあ、いくよ?」

「はい、クリスさん」




記憶の世界



「もう逃げられませんよ!巫女様」

「巫女ちゃ~ん出てきてよ~」


「巫女様を殺すなよ~クロ!」

「わかってるってカルマ、殺さない程度にしておくよ」


「クロさん、カルマさん、もうですか?」


「もうって何の事?」


「この子が20歳まで待ってくれませんか、頼みます!」


「待つ訳ねぇだろ!デスサイズ!」

「やっぱりこうなるんですね、スレイプニル!」


「はぁ・・はぁ・・・はぁ・・まだか!ククリ!」


「今、やってます!カウントダウン開始!3・2・1

いつでもいけます!ネロさん!」


「分かった・・・・早く・・・やれ・・・」


「ネロさん!どうしんたんですか?答えてください!」

「ククリちゃん!もう・・止めるんだ!ネロは死んだんだ!」


「本部長!もう時間がありません!

早く決めてください悪魔の子を助けるのか!助けないのか!」


「答えは決まってる、転送開始!」


「時雨!ここでお母さんとお別れよ・・・でもね、私とお父さんはいつでもどこにいても貴方を見守っているわ・・・・」


「転送完了!本部長!悪魔の子をどうしますか?」


「私が育てる!クリスの弟として」


「本部長!正気ですか!?

悪魔の子をクリスちゃんの弟として育てるなんて!」


「君の言いたい事は分かる。だけどこの子を12歳まで、

面倒見るつもりだ!12歳になった時に孤児院に連れていく」


「クリスちゃんはどうするんです?12歳まで弟として

一緒に育ってきた、弟がいきなり居なくなるですよ!」


「君は精霊伝説を知っているか?」


「ええ、知っています。12歳になると精霊が宿る」


「そうだ、12になると精霊が宿る。そして、精霊は

人と人を繋ぐ力がある。きっといつか二人が出会う日が来る」


「・・・・・・ここまでだ、どうだった?これを見て」


「どうだった・・・か、率直に言うと実感が沸きません」


「そう・・か、君はこれを見て良かったと思えるかい?」


「答えはひとつです!これを見て良かったと心から思います」


「そうか、それなら良かった。そろそろだ、そろそろ来るよ!」


「何が来るんですか?」

「化け物だ」


その時バコーン!と物凄い音が鳴り響いた

ようやく来たか!とさっきの赤髪の男が口を開く


「おい新入り!あれが俺たちが戦う化け物だ!」


さぁかかって来いよ!【神衣・天照大御神】と言うと

赤髪の男のを赤い防具のような物が装着されていく。


「オラオラオラオラ!! いくぜ!」


【天照】と言うと化け物の上に太陽のようなものが

浮かび上がる。そして、その太陽は化け物の

頭の上に落ち、化け物は悲鳴をあげながら・・・・・

死んでいった、「殲滅完了」と男が言うと。


「あらあら~ あなただけずるいわ~」と青色の髪の女が言う


「僕にも残して置いて欲しかったですね」と黒色の髪をしたメガネの男が言う


「それで・・・・・・あれは何だったんだ?」


「そんなことも知らないで今まで・・・

戦っていたんですか?あれは、神喰らい・・・

神を食べた化け物です。あれは危険なんですよ!

神を食べて神の力を持っているんです。

だから・・・対抗するために・・・・・

こちらは神と契約を結ぶのですよ。新入りさん」


「君は私達と戦ってくれるかい?」


「ここまで見せれてもう後戻りは出来ません」


「と、言うことは!」


「はい!明日から僕も仲間です!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ