王の行く道
地下一階 「ヴァンクロード」
「本当に人が居るのか?さっきから何も音がしないが」
「いや、違う音を消しているのか」
「なるほど。あんたなら音ぐらい消せるか」
「我が名はぺリノア、覚えておけ」
「覚えておけだってあんたの名前は知ってる。
俺が最も尊敬する王だ」
「そうか、では何故私が嫌う事をするのだ」
「嫌う事?それは人を傷付ける事か?」
「そうだ、貴様は私に傷を付けた、私の民に傷を付けた事を貴様の死で償え」
「悪いが、俺はまだ死ねない」
「剣を取れ!若人よ」
「俺はもう歳なんだが」
「私にはまだ貴様は若く見える」
「有り難いねぇ~若い言ってくれてさ、はっ!」
剣が交り合う音が地下に響く
「私が王で在る限りは民を守らねばならない」
「その為に俺は殺すんだな」
「そうだ、これが王の道だ、その道に貴様は要らぬ!はああぁぁぁぁぁぁ!!」
2階 「伝説の死霊使い」
「変だ、静かすぎる」
「何か、お困り事ですか?」
「君は誰だ?」
「ガウェインと申します以後お見知りおきを」
「ガウェイン君か、この建物やけに静かだけど君以外は誰もここに居ないのか?」
「いえ、居ます」
「そうなのか?それでもこんなに静かなのは変だけど・・・・ガウェイン君?君は何をしてるんだ」
「人殺しですよ、私と本気で戦える相手が来ているのに邪魔が入っては嫌ですからこうして殺してるんです」
「本気で相手?誰の事を言ってるんだ?」
「貴方ですよ、本当は最初から分かってた筈です僕が敵って事は」
「さっきから感じていた殺気は君のだったんだね」
「そうです!始めましょうか殺し合いを!」
「ッ!まずいな、このままでは死んでしまう」
「あれ~何処に居るんですか~隠れてもどうせ見つかるんです早く出て来てください」
「はぁ・・・はぁ・・・アラジン!血の契約を以て命ずる我に力を貸せ」
「やっと戦う気になりましたか、じゃあ僕も本気で行きますよ!【人狼化】・・・・ぐあああああ・・・はぁ・・・はぁ・・・・これで貴方と対等です」
5階 「青」
「青様、やっと来ましたか席はちゃんと空いていますよ」
「ありがとうマーリン、前も話したがこの席はまだアーサー君の席だ、だからアーサー君が死んでくれないとここは俺の席にはならない、つまり俺はアーサー君が死なない限り王にはなれない」
「分かっています、アーサーをアーサー王になどさせません」
「じゃあ、さっさと殺せよ!円卓の全員連れていって殺せよ!」
「分かりました、ガラハッド卿!直ぐに皆を集めなさい」
「はいよ、マーリン」
「アーサー王伝説は今ここで歴史から消えるのだ、そして私が王と成る!」




