表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

日詩

焼肉定食

 おれパンナコッタ裕次郎ニシマツは、あらゆる焼き肉屋を出禁になったパンナコッタ裕次郎ニシマツは定食屋で焼き肉定食を食べているおれの名前はパンナコッタ裕次郎ニシマツよろしく。

 7.475分の1の予算でこの質。キャベツもあり健康的。何が食べ放題。定食、それは帝王の食事。ああ、帝食、それは帝食、それが帝食。

 帝食しながら、おれ考える。

 しかしおれも日本の焼き肉界隈でちと有名になりすぎて、いまでは入店すら断られる始末。とある米国産某有名ファーストフードチェーン店で入店を断られたときはさすがのおれも参ってしまった。全国にあなたの情報は行き渡ってるからどこの店にも入店できませんよ、と、不美人ではないが三十路でおそらく独身であろう気の強さがかわいらしい女店員に言われた。後に私はこの女と夫婦になる気がするのだが、忠告ありがとう。




 焼き肉が食いたい。





 もはや個人が細々と裏で焼きを実施する店でしか食せぬ私。これが有名税。おおげさに言うつもりはない。有名税。意味もわからず有名税。

 ともかくいまは焼肉定食を食す。だが一抹の不安は無銭飲食であること。ごめんよ、人の良さそうなおじさん、おばさん。夫婦経営。ここも出入り禁止されてしまうか?

 疑念の狭間で、ただ、食す。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  彼はどのようなことをしたのでしょうか?
2017/01/03 18:28 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ