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誤って殺されたのだから、第二の人生を歩ませて下さい……  作者: 今野常春
第二の人生はエラーが発生していた。
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第四話 カナタの病気前と後の変化、その考察。そして、レイシェルは語る。

 この世界で初めて食事を取った彼方は、カナタ本人と魔導士レイシェル・マダレールを酔わせて幕を下ろす。しかし、彼方にとってその最中に突如時間を止めて現れた執行者の関係者と名乗る掌に乗せられる大きさのおっさんミョーロとの会話を忘れる事はない。

 彼の説明で知らされた内容は第二の人生は順風満帆なバラ色の未来ではなく、前途多難な未来であると告げられたのだ。


 その中でミョーロはカナタに一言語る。『好きなように生なはれ』突き放したような物言いだが、これは彼らが介入出来る話ではなく、カナタとしてこの世界で地に足を吐けて生きろという極々当たり前の話であった。

 この世界では前世では有り得ない魔法が在ること。カナタはこれと生まれた環境を活かそうと一人固く誓うのであった。

 そして最後にミョーロが話したサラ・マーキャロットについて、カナタが覚えているかは定かではない……



 翌日、カナタは若干感じた事の無い気だるさと僅かな頭痛によって目を覚ます。だが我慢出来る程度であり侍女のテレサとエレナには何も話さず両親と共に朝食を取る為食堂へ移動した。その時彼は信じられない光景を目にする。


「昨日の事、誠に申し訳なく……」

「……」


 レイシェル・マダレールはアーバカスト侯爵、カナタの父ヴィレスタに対し綺麗な土下座を行っていた。それを彼は困惑気味に見て、言葉を発せないでいたのだ。


「えっ、何この光景……」


 カナタはその光景にそれだけを呟き立ち尽くす。


 レイシェルは昨日の夕食に於いて、不本意ながら酔っ払い醜態を晒した事を詫びていた。彼女は目が覚めると昨日の行為を思い出し、恩人扱いを受けているが元来の平民気質が血の気を引かす。


「こうしてはいられないわ!」


 レイシェルは独り言を呟くと一目散に入口へと移動し、勢いよく扉を開け放つ。


「あっ、マダレール様お早う御座います。お目覚めは如何ですか?」

「えっ、あ、ああ…… まあ悪くはないわね。って、そうじゃないわ。ねえ、今すぐ侯爵様に、侯爵様にご挨拶を!!」


 女中は彼女が何故慌てているのか理解出来なかった。しかし、それを指摘する事はなく、レイシェルを宥める。


「マダレール様、一先ず落ち着いて下さい。その恰好で旦那様に御会い為さるおつもりですか?」

「あっ!?」


 レイシェルは彼女の指摘に漸く冷静さを取り戻し、自らの格好を見て動きを止める。


「さあ、お部屋へお戻り下さい。直ぐに旦那様にお会いできますが、まずは身形を整えましょう」

「ええ、そうね。申し訳ないけどお願いするわ……」


 レイシェルは彼女の言葉に従い部屋へと戻り、 身形を整えた後、今に至る行為へと即座に移ったのである。


「オ、オホン! そう畏まる事もない。その姿勢では話も出来ないから一先ず立ち上がってくれないか?」

「は、はい……」


 ヴィレスタは確かに王国でも上から数えた方が早い地位に就いている。だからと言って、卑屈になり過ぎる者に、瑕疵の無い者に対し高圧に出られる程傲慢でもなければ自惚れてもいない。

 彼の言葉を素直に受けて彼女は席につき、その合間にカナタも席につき朝の挨拶を交わしていた。


「ふぅ、これで話が出来るな。さて、マダレールよ」

「はいっ!?」


 彼女はヴィレスタの声に体を硬直させた。その態度に彼は元よりアルメナも苦笑いを浮かべる。カナタはそれを他所に食事を始めていた。


「そう緊張するな。昨日の事は此方の不手際の結果である。それにあの場に招いたのは私だ。マダレールが悪いわけではない」

「しかし、昨日の醜態…… 消し去る事は出来ません……」

「うーん…… 構わないと言っているのだが、どうするか……」


 彼女の態度にヴィレスタは困り果てる。

 彼女は彼にとって息子を救ってくれた恩人なのだ。平民、貴族と言う立場はあれども、この場でそれを指摘する者はいない。


「父上!」

「んっ? カナタ、どうした?」


 今まで大人しく食事を取っていた息子の態度に対し、ヴィレスタは僅かに興味を見せる。何よりもカナタの「父上」という言葉に期待を含んでいる。


「マダレールさんは魔導士ですよね?」

「そうだ、彼女の回復魔法なくしてカナタが元気に戻る可能性はなかったのだ。それで、それがどうした?」

「はい、実は…… 僕は彼女の魔法が見てみたいのです!!」


 カナタはこの時まで彼女について考えていた。何よりあのミョーロの最後に残すように語られた言葉が彼の考えを促進している。

(魔法、魔法か…… 確かにあり得る設定なんだけど、あの子がね。でも実際に魔法が在るならこの目で見てみたいよな……)


 内心でそう考えたカナタはヴィレスタに対し、希望を述べた。この言葉に対し、周囲は子供の好奇心と受け取ったのだろう。事実彼はそう受け取り、レイシェルに話を振り向ける。


「魔法が見たいか…… マダレール。君はどの様な魔法が使用可能なのだ?」

「ええっと、回復魔法と攻撃魔法…… 火と風の魔法です。ですが、御見せ出来るほどの……」

「なるほど、回復魔法に特化しているのか。何構わん、息子に披露する物は最低限で構わない。それで、良いなカナタ?」

「はい! 有難う御座います!!」

「えっ、えっと……」


 レイシェルは当たり障りの無い返答で断ろうと試みていた。しかし、ヴィレスタはカナタの希望を叶えようと話を進めてしまい、既に断る時期を逸してしまう。

 ここに彼女は何れ魔法をカナタに披露しなければならなくなった。


(ま、不味いわ。これって下手をすれば流れで回復魔法も、と要望が出されかねないわ。でもどうやって断ろうかしら……)

「あなたにカナタも、マダレールさんはあれ程の魔法を使用したばかりです。そう急かすように決めてしまっては失礼でしょう。それに此処までの話で彼女の意思が反映されていませんよ」

(有難う御座います、奥様!! これで理由付け出来るわ!!)


 アルメナの言葉にヴィレスタはハッとなる。つい、カナタの言葉をすべて受け入れて話を進めてしまった事に恥しさすら覚えてしまう。


「そうだな、済まないマダレール。それで、どうかね?」

「えっと…… ご厚意に甘えさせて頂きますと、もう暫く魔力の回復をお待ち申し上げたく」

「そうか。ならば、この屋敷に客人として滞在して貰いたい。どうかね?」

「えっ!?」


 彼女は素っ頓狂な声を上げてしまう。ヴィレスタは彼女の予想とは異なる発言を起こったからだ。彼女は「なら仕方がない、今回は諦めよう。それで我慢しなさい、カナタ」となる筈だったのだ。それが侯爵家の客人である。平民は元より、男爵家当主が望んでも成れない高待遇である。


「私やアルメナを始め魔法には疎くてな。マダレールが回復したと思った時まで滞在してくれて構わない。どうかな?」

(嘘でしょ…… これでは断る事は不可能じゃない!!)


 完璧なまでに梯子を外された彼女に、否という選択肢はあり得なかった。


「はい、多大なご迷惑をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い申し上げます。私も早急に魔力の回復に努めます」

「マダレール、そう慌てる事はない。これはカナタの回復に尽力してくれた褒美でもある。勿論、別途用意してあるから、安心しなさい」

「はい。何から何まで御配慮に感謝致します」


 こうしてレイシェルは恩人扱いから正式にアーバカスト侯爵家の客人待遇へと格上げされる。すると、今まで対応していた女中ではなく侍女が彼女に対応する事となる。そこでヴィレスタはカナタ専属侍女の二人に目を着けた。


「テレサ、エレナ」

「はい」


 ヴィレスタは二人へ視線を向けると名前を呼び、彼女等は姿勢を正す。


「二人にはカナタの世話と共に彼女の世話を任せる。構わないな?」

「畏まりました。ですが、一言よろしいですかご主人さま?」

「構わない。なんだ?」

「カナタ様とマダレール様を、となりますと本来の仕事が出来なくなる恐れが御座いますが」


 テレサとエレナは常にカナタの面倒を見る専属の侍女として雇われている。二人は能力が総じて高く、何から何までそつ無く行う事で全員からの評価が高い。だからこそ、彼はレイシェルを二人に任せようとしていたのだ。

 だが、彼女たちも人間である。ここにレイシェルを、となれば過重労働になる事は必須だった。


「むぅ、そう言えばそうだな…… しかし、客人の世話を行える侍女が今は居ないのだ……」


 貴族も贅を凝らせば良いと言う物ではなく、経費を抑えられる場面は極力抑えるのが常識である。

 侍女は貴族家の誰か、または客人の世話を行う者という定義が王国には存在する。客人もこの時期は発生する事はない為、侍女はカナタやアルメナと言った貴族家に付ける以外は雇っていなかったのが災いする。 


「父上、僕と一緒に行動すれば良いのでは?」


 その時、カナタが再び声を発し、提案を行った。だが、これはレイシェルにとっては良い事ではない。


(ちょっと、変な事を云わないでよ! 黙って食事をしていなさい!!)


 彼女にしてみれば誰が付こうと関係が無かった。しかし、カナタの提案は彼女にとって災いを招きかねないという言い知れぬ魔導士としての勘が警鐘を鳴らしていた。 

 彼女がこの屋敷に滞在しなければならないのも、カナタの「魔法が見たい」発言に起因している。


(あのカナタは私にとっては厄病神に成りかねないわ。でも断ると失礼に…… あー、平民と言う身分が憎たらしい!!)


「テレサ、カナタの言う通りならどうだ?」

「はい、それでしたら問題ないかと」

「そうか、もし不安があれば申し出よ。オイレン、念のために人選しておいてくれ」

「畏まりました、旦那様」


 執事のオイレンはヴィレスタの指示を忠実に行うべくこの場を辞した。そして、和やかな雰囲気で食事が始まる。今まで手を着けていなかったのはレイシェルだけであり、他三名は食事の再開と言うべきものだった。


「え、ええっと……」


 妙に静まり返る室内にレイシェルは、居た堪れない気持ちになり誰にとは言わず声を掛けた。それにすぐ反応を見せたのはテレサだった。


「カナタ様、一先ず自己紹介を為さいませんか? マダレール様はこれより暫くの間カナタ様と共に行動されるのです。なれば早々に打ち解ければより早く魔法を見せて頂けるかも知れませんよ」

「うんわかった。テレサの言う通りだね。……えっと、初めまして。カナタです」

「レイシェル・マダレールと申します……」


 昨日の醜態を共に晒した二人だが、その時は互いの名を名乗る事はしなかった。その為か、妙な気恥しさが二人の間に生まれ、彼女の言葉尻が萎んでいた。


「うん、改めて僕を直してくれた事に感謝するよ。みんなの前でお礼を言う事は駄目だって言われたから、これで許してね」

「いえ、それが正しいのです。私はあくまでも侯爵様にお応えしただけですから」

「それでも、僕は貴族だけどその前に人だよ。だから、個人的な感謝は受け取って欲しい」


 三人はカナタの四歳児とは思えない言葉に唖然とする。


「カナタ様、そのお言葉を何時学びになられたのですか?」

「そうですよ、まさかその様なお言葉をカナタ様から聞けるとは思いませんでした」


 テレサとエレナはカナタの教育も並行して行っている。二人は母であり姉の様な存在なのだ。しかし、その考え方と発言について、二人は教えた事も聞き知る機会を設けた事も無かった。だからこそ、異様に思えて仕方が無かった。


「分からないよ。でもその言葉が浮かんだんだ。若しかしたら回復魔法のお陰じゃないかな? どう、レイシェルさん?」

(しまった、たしか今の俺は四歳児だった!? そりゃ怪しまれるよな……)

「うぇ!? ……えっと、そうですね……」

(ちょ、変時に振らないでよ、このガキ!! それに私の名前を呼ぶなんてなんて図々しい。ああ、貴族のガキだったわね……)


 唐突に彼方から意見を求められたレイシェルは答えに詰まる。彼女は医学の知識を備えてはいるが、浅い部分の話であり、すべてを網羅する程ではない。だからこそ、仮にカナタが言う様な症例が実際に在るのかどうか判断が着かなかった。


(どうしようかしら、適当に答えて場を濁す。いやそれだと調べられると厄介よね……)

「どうですか、マダレール様?」

「テレサ様、正直にお答え致しますと判りません」

「判らない? それと私とエレナには様付けは必要ありませんよ。貴女は当家のお客人という御立場で御座います。その者から敬称を付けられて呼ばれると当家の恥となってしまいます。何卒宜しくお願い申し上げます」

「わ、解ったわ、テレサ…… これでいいでしょ?」


 テレサは凍て付く視線をレイシェルへと向けた。彼女はアーバカスト侯爵家の事を考え、敢えて彼女に忠告を行ったのだ。


「はい、お客人に対しご無礼を働いた事、(ひら)にご容赦下さい」

「まあ、良いわよ。客人とはいえ私は平民だからね。貴方はどこかの貴族家の御令嬢でしょ。立場が違うのだからこれ以上頭を下げないで。それで、私が判らないと述べた理由はね、カナタ様が流行病で意識を失ったという点なのよ」

「詳しく」


 テレサは真剣な面持ちで彼女に問い掛ける。何しろこの様な事態を二度と起こさぬ為、少しでも関係する情報は集めておきたいとの思いからだった。それはエレナも同様であり、カナタと共に彼女の説明を受ける。

 そして、ヴィレスタとアルメナの存在を忘れて話すレイシェルはすらすらと言葉を紡ぐ。


「正直に話すと私がカナタ様を見たとき、かなり重篤な状態だった。それこそ死線を彷徨うとでも言えば良いかしら。触診して分かったけど熱は高い、呼吸は荒い上に意識が無い。私の知る限り、カナタ様はほぼ助からないと思ったわ」

「しかし、マダレール様の魔法でカナタ様は回復なさいました。そうですね?」

「まあ、そうね。でもあれは私にとって賭けに近い行為だったわ。だからこそありったけの魔力を込めて『ヒール』を使ったのよ」


 あの場を知る者だからこそ会話が成り立つのだが、その中でカナタだけが知らない話であった。しかし、今のカナタはそれこそがこの世界で生まれ変わった証であると、この時レイシェルの説明で確信が持てていた。それは執行者の似非関西弁を話すミョーロの話からも明らかだった。


「今だから話すけど、あの時私は心底逃げ出したかったわ。何しろ私の魔法は回復魔法であって、蘇生魔法ではないもの。我が師マーレイン・ルードスならば可能だろうけど、それも可能性と言う程度ね」


 突然の告白にテレサとエレナは息を呑む。まさか、そこまで厳しい状況とは露知らず、あの場で固唾を飲んでいたのだから。

 ヴィレスタ達はその話を耳にしても取り乱さ無いのは流石と言える。


「分りました。今マダレール様がなされたお話はこの場限りと致しましょう」

「えっ、良いのテレサ!?」

「ええ、マダレール様のお話を聞く限り当家にも問題があると感じました。それはカナタ様の容体です。如何ですか、ご主人さま?」


 その振りで漸くレイシェルはどこで饒舌に語っていたのかを思い出し、顔を両手で覆いたい気持になる。だが、リミッターが外れたのか、従来のレイシェル・マダレールが前面に現れている。


「あの時、確かに私は回復魔法を使用出来る者と条件を付けて魔導士を集めようとした。そして、マダレールが応じた。その時は魔法についてそれほど違いが存在するとは思わなかった」


 あの時、レイシェルがやって来た理由は回復魔法使用者という条件だった。しかし、カナタの容体は非常に危険な状態であった事は説明に無かった。もしあれば彼女はやって来なかっただろうとテレサはエレナ達に話した。


「ええ、テレサの言う通りよ。もし、あの時点でカナタ様の容体が分かっていれば私は此処へは来なかったわ」

「ですが、それを知らせなかったからこそ今が在る。カナタ様もこうしてご無事に回復され今までの様に健康体です」

「なるほどね、分ったわ。それじゃあ私もテレサの言い分に従うわ。カナタ様、よろしいですか?」


 エレナは大きく頷いてテレサの言い分を理解した。そして、そのままカナタへと承諾を求めた。


「うん。よく解らなかったけど、テレサとエレナが納得するのなら僕はそれで構わないよ」


 こうしてあの場での真相はこの場に居る者に限られた話と決定した。


「でもね、そこで疑問が残るでしょ。テレサの指摘するカナタ様の変化よ」

「つまり関連が在るという事ですか?」


 テレサはレイシェルの言葉に希望を見出す。特段悪い変化を起こしていないカナタなのだが、責任感の強い彼女は知らないと気が済まなかった。


「残念だけど分らないわね。でも、流行病による重篤と私の魔力全てを注いだ回復魔法が齎した影響と言えなくもないわ」


 カナタは真実を知っているため彼女の見解について特に意見を述べる事はしかなかった。

 しかし、テレサとエレナは専属侍女と言う立場から、些細な変化も見逃せないという気構えで臨んでいる。

 この事はカナタを想う気持ちも有るが、僅かに彼女たちの実家の切実な希望も含まれている。無事に務めを果たせば侯爵家の派閥に於ける家の立場が強化されるからだ。

 二人の名誉の為、後者は些細な話である事を明記しておく。


「その事はプラスに作用していると考えて宜しいのでしょうか?」

「どうかしら、私はカナタ様を知らないわ。だからこそ二人が判断するべきじゃない? それに問題があればその都度教育するのが大人の役割でしょ?」


 レイシェルの指摘に二人は大きく頷いた。二人はカナタが大きくなり、教育機関へと進むまでみっちりと貴族家の子息として教育を施さなければならなかった。これこそ二人に課せられた使命であり、務めを果たす事で得られる望外の果実を実家に、そして自らに齎すのである。


「そうでしたね。さて、それでは少し外出しましょうか、カナタ様?」

「外出? うんそうだね」

「久々の外出ですから目一杯楽しみましょうね!」

「あれ、私も?」

「ええ、どうせなら外で羽を伸ばしませんか?」


 テレサの提案を最も支持したのは意外にもヴィレスタであった。戸惑うレイシェルへも自慢の都市アバンへ向かう事を勧め、カナタも納得した事で出掛ける事が決定した。


 ご一読頂き有難う御座いました。

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