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第29話:試練の幕開け

 長身の女性は、無言のままテーブルに置かれたタブレットをそっと閉じた。


 その仕草には、淡々としながらも一切の情を挟まぬ冷ややかさが漂う。対面に座る男は、その様子をしばらく見つめ、やがて口を開いた。


「……寛美ひろみ、あちらさん、えらいウケてるで。大丈夫かいな」


 成田美樹松なりたみきまつ――その名を知らぬ者は、関西の建設業界にはいない。


 元は無名の青年にすぎなかったが、成田家に婿養子として迎えられてから才覚が一気に花開いた。中堅にすぎなかった建設会社を、わずか十年で関西随一の地位に押し上げた立志伝中の人物である。


 短く刈り込まれた髪には鋭いそり込みが走り、痩せた顔立ちの瞳は常に周囲を射抜いている。冷酷さと人を惹きつける色気を兼ね備え、誰もが一歩引きながらも目を逸らせない。背広に包まれた姿には、単なる実業家を超えた迫力が漂っていた。


 美樹松の現場は苛烈そのものだった。数字と結果に徹底してこだわり、敵対する者は容赦なく切り捨てる。


 成田の言葉に、寛美はわずかに肩を竦め、唇の端をつり上げた。


 その笑みは愉快そうでありながら、どこか人を見下す冷たさを帯びている。


「成田さん、何を言うてますの。――あんなもん、ただのサーカスですわ」


 彼女の名は藤沢寛美ふじさわひろみ


 関西ダイナマイトプロレスリング(KDP)の社長であり、女子プロレス界そのものを支配する絶対的女帝。


 華やかな表舞台の裏で、寛美の背後には成田をはじめとする関西財閥会の重鎮たちが控えていた。


 最強の後ろ盾を背に、彼女は野望のためなら一切の手段を選ばない。


 その影響力は女子プロレス界にとどまらず、時に行政すら揺るがすほどであり、関西財閥の網の目で支えられた彼女に逆らえる者は、誰一人として存在しなかった。


 寛美は手に持ったグラスを机に置くと、ゆるやかにソファーを離れ、窓際へと歩み寄った。夜の高層ビル群が放つ光、その姿を淡く照らし出す。振り返りもせず、外を見やりながら冷ややかに言い放った。


「お笑いとしてなら及第点。――けど、プロレスとしては二流……いや、三流以下ですわ」


 成田は腹の底から豪快に笑い声を響かせた。


 だがその眼差しは笑っておらず、先ほどの試合展開――そして如月、カナレ、2人の動きを冷徹に思い返していた。経営者としての鋭い嗅覚が、無視できぬ危うさを告げている。


「……あの二人と皇っていうたか。――ちょっと手ごわいんとちゃうか?」


 寛美はゆっくりと振り返り、口元に不敵な笑みを刻む。その声音は、確信に満ちていた。


「そりゃ、あの二人はKDPの中堅クラスには十分匹敵してますよ。――でも、うちにはカヲルがいますから」


 その名が口にされた瞬間、成田の表情が一変した。目を大きく見開き、ソファーを押しのけるように勢いよく立ち上がる。指先まで震えるほどの興奮を隠そうともせず、声を張り上げた。


「そりゃそうや!カヲルに勝てる奴なんておれへん!――あれは別格や!特別中の特別や!」


 久遠寺カヲル。KDPが誇る《金剛力》のギフター。


 常に二対一の変則マッチを戦い抜き、なお無敗。デビュー以来、利き腕を封じたまま一度も敗北せず、ギフトすら使わない。


 その余裕と異常な強さは常識を超え、女子プロレス界における“異端”にして“象徴”と呼ばれる存在だった。


「そや、カヲルはどないしたんや?……なんでここにおらんのや?」


 成田の問いに、寛美はゆるやかに目を細め、唇の端を吊り上げた。


 その笑みには、ただの不在以上の意味を含ませる余裕があった。


「あの子なら――今は調整中ですわ。奉納タッグトーナメントに向けて」


 ――奉納タッグトーナメント。年に一度、女子プロ界の頂点を決する神聖な舞台である。


 その起源は古く、月・剣・血を司る三柱の女神に捧げる祭儀として始まり、今なお伝統と神秘を色濃く残していた。選ばれし者たちは二人一組のタッグを組み、女神への奉納として闘いを捧げる。勝者は“神意に最も近き者”として、その名を永遠に刻む。


 だが現代において、この神聖な舞台は単なる伝統の枠を超えていた。団体の垣根を越え、NMAC《国家闘技審議会》が厳正なトップセレクションを行い、参加団体を決定する。


 その采配ひとつで団体の未来が左右されるため、各陣営は総力を挙げてこの舞台への切符を勝ち取ろうと躍起になるのだ。


 前回の大会では、カヲル不在という異例の事態となった。


 それは、彼女の代名詞である変則マッチ形式が規定上認められず、参加資格そのものを失ったためである。


 そのため、KDPからは祐天寺イサミと新谷ミキのペアが選出され、重責を背負ってリングに立つこととなった。


 イサミは、カヲルと並び称されるKDPの二枚看板の一人。


 その持ち前の爆発力を存分に発揮し、新谷の粘り強いサポートと噛み合うことで、二人は圧倒的な強さを示してみせた。


 決勝で対峙したのはQueen Beeの皇。前半こそ鋭い立ち回りで主導権を握ったものの、パートナーの来栖アキナがイサミの猛攻に耐え切れず崩れ落ちる。


 緊張と歓声が交錯する中、最後の一打が決まった瞬間、会場全体が大きなどよめきに包まれる。


 そして試合の結末は、まるで女神が祐天寺イサミに微笑みかけたかのように勝利の栄光が彼女へと授けられ、皇・来栖ペアを下し、ついに勝利をつかんだイサミと新谷のペア。


 その姿は、まるで長い道のりを経てたどり着いた頂点を、誇らしく、そして堂々と踏みしめる覇者のようであった。


 カヲル不在という異例の状況下にありながら、KDPはなお奉納タッグの頂点を手中に収めたのである。


 成田は思い返すようにグラスを揺らし、苦笑混じりに口を開く。


「せやけど、奉納タッグはまだ半年も先やろ。――ちょっと気張りすぎとちゃうか?」


 成田が軽口で水を差すと、寛美はタブレットを取り上げた。指先で軽く操作すると、別の映像が再生される。


 画面に映し出されたのは、Queen Beeの内部――激しいスパーリングや、ギフト訓練に汗を流す選手たちの姿だった。


 その中央でひときわ鋭い動きを見せていたのは、他でもない皇だった。


「カヲルも、あの皇って子に夢中みたいですわ。……ほら、覚えてはります?成田さんに頼んで夢路のところへ押し込んでもろた仲西。あのアホにスパイさせとったんですわ」


 成田は苦々しげに顔をしかめた。


 仲西は元々、成田の子会社にいたただの派遣社員にすぎない。職務怠慢で契約を切られる寸前、泣きついてきたのを拾ってやっただけの男だった。


 もっとも、学生時代にはアマレスで全国大会に出場した経歴があり、その一点を口実にすることで、かろうじて“指導者の素質がある”と取り繕うことができた。


 その後、無理やりNMACへねじ込み、「多様性の観点」という方便を振りかざしてQueen Beeの女子プロ教官に据えたものの、結局は使い捨てに終わった。


 寛美はタブレットを閉じながら、吐き捨てるように笑う。


「あのアホ、余計な動画まで撮りくさって……よりによって更衣室。そらクビにもなるわな」


 成田はその言葉を聞いた瞬間、顔をしかめた。映像を見ずとも内容は想像がつく。胸の奥にざらついた不快感が広がり、後味の悪さだけが残った。


 だが、皮肉なことに――仲西が残した映像に映っていた皇の姿が、カヲルの闘志に火をつけたらしい。


 画面の中で皇はギフト《胡蝶蘭》を纏い、まるで見えざる花弁が舞うように、スパーリングの流れを自分のものへと引き寄せていた。


 偶然のはずの一撃が確実に決まり、わずかな隙が必然の勝機へと変わっていく。


 その立ち回りは、まさに幸運そのものを掌に収めたかのようで、リングは完全に皇の支配下にあった。


 寛美の言葉どおり、カヲルはその皇に強く惹かれ、執着を抱くに至ったのだ。いまや誰にも、その炎を止めることはできない。


「……所詮、外様なんてその程度や。使い潰して終わりやろ。――まぁええ、流れは悪うないみたいやしな」


 吐き捨てるように言うと、成田はグラスを手に取り、重たげな琥珀を一気に喉へ流し込んだ。氷が砕ける音とともに、彼の苛立ちと未練も飲み干されていくようだった。


「おっちゃんには、えらい迷惑かけて……ホンマ、すんませんでした」


 寛美が頭を下げると、成田は大げさに首を振り、片手をひらひらと振ってみせた。その仕草は「気にするな」と告げる、親しみと威厳を併せ持つ合図だった。


「久しぶりやな。“おっちゃん”て呼んでくれたんは。……他人行儀に“成田さん”なんて呼ばれて、わしゃ寂しかったで」


 寛美はくすりと笑い、わざとらしく言い直した。


「――成田さん、でしたね」


 成田は小さく肩をすくめ、苦笑を浮かべながらグラスに琥珀を注ぎ足す。ゆるやかに揺れる液面を眺め、指先で縁を軽く叩いた。カン、と乾いた音が空気を裂き、室内に薄く残る。


 それは何気ない仕草にすぎないはずなのに、どこかで静かな均衡を揺らす合図のようでもあった。


 ――Queen Beeの控室。そこはまるで修羅場のような混乱に包まれていた。


「ヒィィ!ごめんなさいぃぃ!」


 試合を終えるや否や一目散に控室へ駆け込んできたカナレは、そのまま縦横無尽に逃げ回り、斎藤が鬼の形相で後を追う。


 如月はパイプ椅子に腰を沈め、疲労困憊の体を少しでも休めたいと、眉間にシワを寄せていた。


 一方の皇は、先ほどカナレにリングで出鼻をくじかれたことを思い返し、眉をひそめながらもどこか柔らかな苦笑を浮かべていた。


 それでも穏やかな声音で斎藤をなだめる役に回り、場の空気をそっと和らげている。


「カナレ!貴様は一体何を考えている!」


 斎藤の怒声が部屋を震わせ、控室の空気をさらに張り詰めさせた。


 場はますます混乱していた。島村、望月、SAKEBI、そして皇――四人がかりで斎藤の両腕や腰を必死に押さえ込み、抑えつけようとする。


「落ち着いてください、斎藤コーチ!」


 望月は必死に斎藤の片腕にしがみつき、全身の力で押さえ込む。額からは汗が滴り落ちていた。


「うわわわ……っ!」


 島村は腰のあたりに回り込んでいたが、振り払われそうになり、必死にしがみつくのが精一杯だった。


「スッゲーパワーッス!もう無理ッス!」


 必死に斎藤の片腕に取りついたまま、まるで暴れる怪獣にしがみつくかのように振り回されていた。全身でしがみついてはいるものの、腕が外れるのも時間の問題に見える。


 皇だけはどこか余裕を崩さず、皮肉めいた笑みを浮かべていた。


「これはプロレスの試合より見応えあるね」


 その隙を突いて、カナレは情けない悲鳴を上げながら控室の隅へ全力で転がり込んだ。壁際にしゃがみ込み、肩をすくめて震える姿は、叱られた子犬そのものだった。


 如月はパイプ椅子に身を沈め、片肘をついたままその光景を斜めに眺める。まりにドタバタとした騒ぎに、思わず心の中でぼやいた。


(……早く帰りてぇ)


 その時、ギィ、と控室の扉が音を立てて開いた。


 本田が静かに姿を現す。歩みはわずか一歩――だが、その存在感だけで場のざわめきがすっと引いていく。彼女は迷うことなく斎藤のもとへ近づき、肩に手を置いた。


 それだけで斎藤の荒い呼吸はわずかに和らぎ、鬼のように吊り上がっていた目にも理性の光が戻り始める。


「斎藤さん……もう許してあげてください。天道カナレも、十分に反省しているようです」


 部屋の隅で、カナレは肩をすくめ、小さな身体をガタガタと震わせていた。斎藤は胸の鼓動を整えながらも、鋭く吊り上がった目を逸らさず、まるで鬼のような迫力を放っている。


「――天道カナレ。こちらに来なさい」


 本田の穏やかな声に背中を押され、カナレはおそるおそる足を動かす。視線を合わせる勇気もなく、斎藤の前にたどり着くと、その場で両手をつき、床に額を押しつけて土下座した。


「社長、斎藤さん、みんな、ごめんなさい!」


 カナレは床に手を突き、額をしっかりと押しつけた。完璧すぎる土下座に、控室の空気が凍りつく。


 斎藤は怒りの形相を崩さず、眉間に深い皺を刻んだまま固まっている。


 望月、島村、SAKEBIは目を大きく見開き、息を呑んだまま言葉を失った。


 如月は「……マジか」と半ば自分に言い聞かせるように小声を漏らし、視線を泳がせた。


 そして皇は腕を組んだまま、わずかに首をかしげる。呆れと感心が入り混じったような複雑な表情で、じっとカナレを見据えていた。


 そんな中でただ一人、本田だけは表情を変えない。その静かな眼差しがカナレに注がれると、淡々と問いかけた。


「あなたは如月麗とのタッグを望んでいるのですね?」


「はい!私は如月っちと一緒に、奉納タッグトーナメントに出たいです!」


 本田の問いかけに即答するカナレ。その無邪気な声が響いた瞬間、斎藤の怒気が爆発した。


「貴様っ!軽々しく口にするな!奉納タッグトーナメントは遊びではない!神に捧げる、最も神聖な儀式であり、戦いなのだ!」


 鬼気迫る叱責にも、カナレは一歩も退かない。胸を張り、瞳を輝かせて言い切った。


「だって――如月っちは、私の光だから!」


 直球すぎる告白に、控室の空気が一瞬にして凍りつく。


 斎藤は「はぁ!?」と声を荒げ、望月は頭を抱えて天を仰ぐ。島村は言葉を失って口をぱくぱくさせ、SAKEBIは「……意味わかんないッス」と肩を落としてつぶやいた。


 それでもカナレは怯まない。


「私は飛び級で本隊入りして、TMHでチャンピオンにもなった!でも気づいたんです!どれだけ強がっても、背中を預けられる仲間がいないって!」


 言葉を吐き出した瞬間、カナレは拳を握りしめ、視線を床に落とした。その声には、これまでの孤独と悔しさが滲んでいる。


 しかし次の瞬間、顔を上げ、瞳をまっすぐ如月へ向ける。


「――でも、今回戦ってわかりました。如月っちとなら!本当の意味で強くなれる!」


 その真っ直ぐすぎる声に、如月は思わず目を細めた。胸の奥が熱を帯び、思考のどこかでぼやく。


(……面倒なことになってきたな)


 静かに目を閉じていた本田が、再び口を開いた。


「なるほど。あなたはただの思いつきではなく――本気で如月麗とのタッグを望んでいるのですね」


「はいっ!」


 即答するカナレ。その瞳には一片の迷いもなかった。


 その様子に、皇が腕を組んだまま口角を上げる。


 皇は冷ややかな視線をカナレに向けた。その声音は静かだったが、胸の奥を突き刺すような鋭さを帯びている。


「口だけなら、何とでも言えるよ。……奉納タッグトーナメントは遊びじゃない。神様の前で、中途半端な気持ちは通用しないんだよ」


 控室の空気が一段と張り詰める。誰もがカナレの反応を待つ中、彼女はぐっと拳を握りしめ、一歩前に踏み出した。震えはなく、むしろ全身から熱を放つように声を張り上げる。


「わかってます!だから証明するんです!」


 カナレの勢いに押され、皇はゆっくりと腕を解き、視線を如月へ送った。その目には興味と試すような色が宿っている。


「……そこまで言うなら、うちのロイヤルガードと一戦ずつ当たってみるかい?順に相手にして、すべて勝ち抜けたら――」


 わずかに口角を吊り上げ、挑発めいた笑みを浮かべる。


「そのときは、奉納タッグトーナメントへの挑戦権を譲ってあげてもいいよ」


 皇の口元に挑発的な笑みが浮かぶ。その一言に、控室の空気が大きく揺らぎ、ざわめきが広がった。


 望月、島村、SAKEBIは思わず「えっ!」と叫び、場がさらにざわついた。


 だが斎藤だけは声を失っていた。目を見開いたまま、信じられぬものを前にしたように唇を震わせる。


「……っ」


 それは怒りとも困惑ともつかぬ絶句であり、控室の緊張をいっそう濃くするものだった。


「やります!絶対やる!」


 即答するカナレ。その無謀さに、斎藤は壁に額を押し当て、深いため息をついた。如月はパイプ椅子にもたれたまま、うんざりしたように頭をかき、めんどくさそうに視線をカナレへ向ける。


 その視線を受けたカナレは、ぱっと手を合わせて拝むように身を乗り出した。「お願いっ!」と言わんばかりに大きな瞳を輝かせ、全力で訴えかける。


「……はぁ。めんどくさいな。――まあ、いいよ。やればいいんだろ」


 如月は深い溜息混じりにそう言い放つ。そんな投げやりな声音に反して、カナレは小躍りしそうな勢いで喜びをあらわにした。


 その対照的な姿を横目に、皇は満足げに目を細め、笑みを深めた。そして最後に本田が静かに告げる。


「……ただし、条件をつけます」


 その声に場が再び静まり返る。視線を如月とカナレへと移し、冷徹な眼差しで言葉を重ねた。


「如月麗。あなたは天道カナレと行動を共にしなさい。そして同時に、皇翼とのタッグも継続すること。2つの関係を並行して築き、そのうえで結果を示すのです」


 本田の言葉は落ち着いていたが、その響きは決定を覆さない冷徹さを帯びていた。控室に一瞬、緊張が走る。


「皇翼、斎藤さん。それでよろしいですね」


 視線を向けられた斎藤は、しばし黙り込んだ。やがて大きく息を吐き、力なく肩を落とす。


「……はい。……わかりました」


 その声音には反抗もなく、ただ抗うことをやめ、現実を受け入れるしかないと悟った諦めが滲んでいた。


 一方、皇はその様子を横目に、口元に薄い笑みを残したまま静かに頷いた。余裕すら漂わせるその仕草に、場の空気は次なる展開を予感させる緊張感を孕んでいった。

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