設定資料(帝国地図/フルーネフェルト領周辺地図)
・ロベリア帝国
イデナ大陸西部の大部分を支配する大国。人口およそ一千万。
現在の版図になってから百余年。その歴史の前半五十年ほどは強大な覇権を謳歌していたが、現在は衰退の一途をたどり、崩壊も近いと噂されている。
帝権が今も強く及んでいるのは帝国中央部のみで、東部、北部、南部への影響力は薄れている。
・フルーネフェルト男爵領
帝国東部の北西寄りに位置する貴族領。人口およそ三千。
農業を主産業とする平凡な小領で、帝国における存在感・影響力は皆無に等しい。
帝国中央の政争からも国境地帯の紛争からも遠いため、長く平和を保ってきた。
イデナ大陸西部の地図です。
地形・国境線は大まかなもので、正確にはもっと複雑な形をしています。
また、帝国と国境を接していない国々は物語に直接登場することはありません。
茶色の線(山脈)がロベリア帝国と周辺諸国との国境線になっています。
帝国の北東から東にかけてを白龍山脈という長大な山脈がはしって国境を成し、南西と南東もそれぞれ小山脈がそのまま国境線となっています。
灰色の細い曲線は帝国内の各地域の境界、灰色の太い直線が周辺諸国の国境線です。
※地図内の枠で囲った部分(フルーネフェルト男爵領とその周辺)の詳細地図が以下になります。
こちらも地形や境界線は大まかなものです。
しばらくはこのフルーネフェルト男爵領周辺が主な舞台となります。
フルーネフェルト男爵領とその西に並ぶ5つの小貴族領は、北を白龍山脈に、西をヴィレーヌ川に、南を森に覆われた丘陵地帯に、それぞれ囲まれた辺境になっています。
フルーネフェルト男爵領を含む6つの辺境小貴族領から他の貴族領へ行くには、基本的には東のリシュリュー伯爵領を通過することになります。
※ヴィレーヌ川は帝国中央部と帝国東部のおおよその境界線になっている大河で、上流側は流れが激しく、川の周辺には深い森が広がっているので、人が通り抜けるのは危険な地形となっています。