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ゲーム終了?

 一発の乾いた銃声が、包帯の額を撃ち抜いた。

 みんな、これでゲームが終了したと思ったのだろう。

 安堵の顔を浮かべている。

 もしかして、今回は人狼が二人いるっていうルールなのか?

 それなら事前にルール説明くらいはあると思うけど、ニャルの意地悪だろうか?

 でも、


『ざんねでしたー♪ 包帯さんの死体は狼に変わりません♪ 村人はまた人狼の恐怖に怯えるのでーす♪』


「はぁっ!?」


「フザけんじゃねぇぞ緑シャツ!」


「ぼ、僕らを騙したの!?」


 赤シャツ、黒シャツ、青シャツに責められて、緑シャツは狼狽する。


「そ、そんなはずは……信じて下さい。私は確かに大預言者で、そして包帯さんが人狼だと……」


 メラメラが円卓を殴りつける。


「あんた騙したわね!」

「あんたが人狼なんやな! 明日の投票はあんたの処刑で決まりやで!」


 タコヤキに続いてぽわぽわも、


「緑シャツくん……あたし達の事だましたの? ひどいよぉ」

「違う! 私は!」

『言い訳は後でお願いしますよ。じゃあ今回は皆さんの部屋に返しますね♪ ほいよっと♪』


 ニャルが指を鳴らす。

 俺らの視界が回り、部屋のベッドの上に落ちた。


「ぐえっ!」


 ベッドにあおむけに倒れる俺……の上に、ポニテが落ちて来た。


「ふわぁっ!?」


 ポニテの量感溢れるヒップが、俺のみぞおちを押し潰す。


「ごぶふっ!」

「ふぇえ!? メガネさん大丈夫ですかぁ!?」


 お腹から伝わる、やわらかさと弾力溢れる感触にあらがいながら、俺は頷く。


「だ、大丈夫だよ。むしろキモチイ」

「え?」


「いやいやいや、何でもないよポニテ。それよりもだ、そのままでいいから聞いてくれ」


「あ、はい」


 言われるがまま、ポニテは俺の腹にお尻を乗せたまま姿勢を正す。


「今回、緑シャツは立場が悪くなっていたよな」

「はい、緑シャツさんはみんなから疑われていました」


 俺はアゴに手を当てて、緑シャツの表情をよく思い出す。


「俺の直感なんだけど、たぶん緑シャツは嘘を言っていないんだと思う」

「嘘を、言っていない?」


 ポニテは、不思議そうに首を傾げた。


「でも、包帯さんは人狼じゃなかったんですよね?」


「ああ。だから俺は、緑シャツが包帯を殺す為に嘘を言ったんだと思ったんだ。でも、初日の議論や、犠牲者がいないってだけで確実に包帯を怪しいと思うような証拠が出たとは思えない。むしろ、実際になったけど自分の立場を悪くする危険性のほうがずっと大きいじゃないか」


「うぅ……明日は、緑シャツさんが投票されちゃいますぅ」


 他人の事を心配して身をすくませるポニテ。

 あーもうちくしょう可愛いなぁ。

 なんていうか、ポニテを構成する全てが守ってあげたくなるオーラを濃縮した物質でできている。


「でも、じゃあどうして緑シャツさんは包帯さんが人狼だなんて言ったんでしょうか?」


「それはきっと……緑シャツの能力だと、本当に包帯が人狼だと思っていたんじゃないか?」


「え? でもそんな事が」

「職業の力なら有り得る」

「大預言者の能力を狂わせる能力っていう事ですか?」

「そうだ」


 考えられるのは、それしかない。


「これは俺の想像でしかないんだけど、もしかして今回のステージには、大預言者や預言者、探偵に人狼だと思われる。そんな職業があるんじゃないか?」

「そ、それで緑シャツさんは、包帯さんが人狼っていう偽の情報を得てしまったんですか?」

「今言った通り、俺の想像に過ぎないけどな。でも、それならつじつまが合う」

「じゃ、じゃあその事を明日みんなに」


 俺は、真剣な眼差しで告げる。


「言っちゃだめだ」


 ポニテは、固唾を吞みこんだ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 職業名 記者


能力

 今までの議論の内容の映像を見ることが出来る。


 運用

 今までの議論の内容を、映像と音声をビデオを見るようにして確認できる。

その為、今までのプレイヤーがしたどんな細かい言動も聞き逃さない、見逃さない事が可能。

人狼の細かいミスを見つけよう。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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