ロリスタッフ
ミュールの爆乳うううううううううううううううううううううう!
すげぇな。
まさか爆乳で操作がかく乱されるとは。
ミュールの爆乳は兵器か何かか?
「でもそれなら何で俺が人狼じゃないって解ったんだ?」
「それは単純にメガネ、お前はミュールの胸への注目度が他の連中よりも低かったからな、お前は本当の事を言っているという確信が持てた。お前がバストに惑わされない精神力の持ち主で助かったぞ」
「い、いやぁ、それほどでもぉ」
本当はミュール以上のポニテとエーコの爆乳で慣れていたからなんだけどね。
あとツインテの視線も怖かったし。
『違います!』
と言って出て来たのは、エーコ?
ちっちゃなメイド姿の幼女が、どこからかばばーんと飛び出してきた。
可愛らしいその顔は、よく見るとエーコの面影があるように見える。
『メガネ様はわたくしの爆乳にメロメロなんです! 他の人の中途半端なおっぱい、略してハンパイには興味がないのです!』
「おいこらエーコ! 恥ずかしい事を言うな!」
ていうか今のお前はぺったんこ……
見れば、ささやかながらエーコの胸は膨らんでいる。
な、この顔、身長の外見年齢でもう膨らみ始めているだとぉ!?
エーコ、恐ろしい子……
「なんなんだお前は?」
『わたくしはエーコ。メガネ様を応援するシャンタです♪』
「応援? シャンタがプレイヤーに協力なんてするのか?」
サングラスは不思議そうに首を傾げた。
『いえいえ、あくまでもプレイヤーの中でメガネ様を個人的に気に入っているから勝ち上がって欲しいなと思っているだけですよ♪ このゲームを観戦しているシャンタ達には特定のプレイヤーを気に入る娘が少なくないので。う~ん、そうですねぇ。サングラス様にも解り易く例えるなら……』
ちっちゃなロリエーコは、頬に指先を当てて考え込む。
このやろう。
可愛いじゃねぇか。
『競馬や闘牛の観戦者が、ひいきにしている選手といった感じです♪』
にっこりほほ笑むエーコ。いや、
「俺らは動物扱いか!?」
『はい♪ メガネ様はわたくしの可愛い可愛い愛玩選手でございます♪』
言いながら、エーコは俺の膝の上に座ってきて、胸板に体重を預けて来た。
そのまま俺の両手を取って自分を抱きしめさせるあつかましさだ。
『メガネちゃん、いいこいいこです♪』
エーコの小さな手が俺の頬を、よしよし、となでる。
う~ん。
あんまりいやじゃないのが悔しい。
「メガネ、お前は子供に好かれやすいのだな」
「え? この状況をそれで流しちゃうの?」
「それでメガネ、本題だが」
流すんだ……
「残念ながら、今回の私の職業は預言者。毎晩一人のプレイヤーを指定して、その人が人狼かどうか、次の日の朝に解るというものだ」
「預言者? なんか名前通りの能力だな」
大預言者は、ゲーム開始時、最初から誰が人狼か解るという能力だ。
そんでただの預言者は、指定した人が人狼かどうかわかるから、人狼に当たるまで少し時間がかかる。
「でもそれって探偵に似ているよな」
「そうだな、だが両者には大きな違いがある。まず探偵は一ゲーム中に一人の事しか調べられない。対して預言者は一日一回ずつ調べることができる」
サングラスは、顔のサングラスの位置を指でくいっと直す。




