転生第005話 村民を集めて村の運営をしよう??
「おーラビトしっかりガールズハントして来たね」
その後、街中で話しかけてきた女性を強制強奪で下着姿にし速系スキル速足を使って戻って来た俺に対してオロンがよくやったと言った感じで迎えた。
「しっかりガールズハントしてきたね・・・じゃねーよ・・・ってか何だか知らねーけど村が出来てるし!!」
オロンに突っ込みを入れながらも俺はほんの短時間で村が出来てる事に驚きを隠せないでいた。
「なーにこれくらい何て事はない!!これは再びラビトが冒険者ギルドに登録するために必要な事だからね」
オロンは真顔でそう答えると親指をグッと立ててみせる。
「はぁ!!?村って・・・そう言えばこの女性も私をあなたの村の村民にして下さいって言ってたな」
俺はそこまで言ってはっと我に返る。
そう俺が連れて戻ってきた女性は言う間でもなく下着姿である。
「あ、君ごめんいますぐに服を返すんで・・・」
俺が慌てて女性に衣服を渡そうとした・・・しかし
「ラビト様、私を下着姿にさせてくれてありがとうございます!!私の事はクレアと及び下さい」
クレアはそう言うと俺に抱き着いてきた。
(うっ・・・なんだこれは胸が直に当たって・・・)
これは男の本能と言うやつであろう俺は必死に何とか耐える。
「さあ!!ラビトこの調子でファスト街でどんどんガールズハントして来るんだ!!クレアちゃんはこっちにおいで私がラビト村副村長のオロン・アブールだ」
オロンはそう言うと早速クレアの背中に手を回している。
正直言って突っ込みたいところはたくさんあるが、だからと言って他に方法がない。
「わ・分かったよ・・・行ってくれば良いんだろう!!」
俺はオロンに向かってそう叫ぶと再び速系スキル速足を使いファスト街へと向かうのであった。
「はぁはぁはぁ・・・・どうだこんなもんで良いだろう?」
その後、村とファスト街を往復し、俺は全部で15人の若い女性を下着姿にしてオロンのところまで戻ってきた。
「うーんばっちりだよラビト、どの娘も十分下着姿が似合ってる」
オロンはそう言うとうれしそうに笑った。
ふざけるなよこの変態野郎と言いたいところだが・・・その意見に関しては俺も一緒である。
「なあオロン一つ訊きたい事があるんだけどどうしてみんな下着姿にされてるのに悲鳴をあげるどころかむしろ上機嫌なんだ?」
俺は率直な疑問をオロンにぶつける。
「うん?本来女性は男に衣服を脱がされたら快感を覚え・・・」
「ふざけるな真面目に答えろ!!」
茶化すオロンに対して俺は怒った顔で睨みつける。
「はっはっは冗談だよ・・・ラビト私が渡したウサギの仮面があるだろう?」
「えっあー姿がバレないようにかしてくれたこの仮面か!!」
「ラビトためしに自分のステータスを見てみな」
オロンに言われ俺は自分のステータスを見て見た。
「特殊スキル魅了・・・もしかしてこれの効果で?」
「そう!!その通りそのウサギの仮面をつけている事で女性たちはラビトに魅了される事になってるんだ」
「マジかよ・・・てかちょっと待て・・・それなら何であんたも普通なんだよ!!?」
ウサギの仮面をつけている事で女性たちを魅了した状態だと言う事は分かった。
しかしそれならなぜ仮面をつけてないオロンも普通に接しているのであろうか?
「うん? それはだな・・・私はすでにそのウサギの仮面をつけて特殊スキル魅了を正式にスキルとして取得してるからだ」
オロンの説明を聞いて俺はなるほどと合点がいった。
「って事は俺もこのウサギの仮面をしばらくつけていれば仮面を取っても大丈夫って事か!!」
「まあそうなるね・・・だけどラビトはこの村の村長だからその証として付けておいてもらった方が何かと都合が良いよ」
「「「ラビト様、私たち村民にどうか役割をお与え下さいませ」」」
気がつくとクレアを始め全15人の下着姿の女性たちが俺からの指示を仰いでいる。
(うっ!!いざまじまじとみるとこの光景はたまったもんじゃない・・・)
「えーと・・・」
俺は目線をなるべくずらしながらも必死で言葉を探す。
「ラビト村村民たちよ!!それでは村長ラビトに代わり副村長である私オロンが指示を出すとしよう」
「ちょっ!!ちょっと何勝手に話をすすめて・・・」
「ラビトここからが本番だよ!!」
オロンはそう言うと俺にある事を耳打ちするのであった。
「うーん、若い女性15名捜索依頼は引き受けたは良いけどよ」
「それらしき手がかりもないし一度ファスト街の冒険者ギルドに戻るか」
「おい!!ちょっと待てなんだかあそこに村みたいなものが出来てないか・・・!!」
「「「いらっしゃいませお客様ラビト村へようこそ」」」
「あっ君たちは捜索依頼が出てた・・・うっ!!!」
「「「冒険者様3名様ご案内!!!」」」
「「「はっはーい!!!」」」
こうして俺ラビト・ファースターが村長を務める?事になったラビト村の運営がスタートするのであった。