転生第013話 SPが0の俺が普通にスキルを多発出来る理由とは??
「はぁー流石に疲れた」
すっかり辺りが暗くなり俺はその場に倒れこむ。
「いやーいやラビトお疲れ、ラビトのおかげで今日1日だけで何と120万シリンも集まったよん」
オロンはそう言うとお金を数えながらうれしそうに笑っている。
「ってオロンお前ひそかに俺のレベル上げとか言っておいてちゃっかり資金を集めてるんじゃないか!!?」
「さてこれで今までラビト村の運営で手に入れた資金は全部で150万シリン」
「おい!!計算していないで俺の話を聞け!!」
マイペースに事を進めているオロンに対して俺は怒りを露わにする。
「あーミティちゃん、今日はラビトの援護ありがとね、はい礼金の30万シリンだよ」
オロンはそう言うとミティに対して30万シリンを手渡す」
「そ、そんなこんな大金受け取れません、私はただラビトさんの役に立ちたかったから協力したまでです・・・」
ミティはそう言うとはずかしそうに下を向いた。
そりゃ、いくらラビト村の風習?だからと言ってミティがわざわざ下着姿になって戦闘の援護をする必要はなかったと思う。
その事を考えれば礼金30万シリンなんてむしろ安いくらいだ。
だけどなんであろうどうしてミティにしろアイシアにしろこのラビト村に来た時に下着姿になるのにまあミティは赤面してたが、冒険者ギルドの受付嬢のアイシアは普通になってた・・・と言うかむしろ自分から・・・これもオロンが前にくれたウサギの仮面の特殊スキル魅了の効果が身についたからなのであろうか?
「ミティ、これからもいっしょにパーティー組んで俺のレベル上げに協力してくれるんだからもらっても全然悪い事じゃないと思うぞ!!」
礼金をもらうのをためらっているミティに俺は声をかける。
「ラビトさん・・・ありがとうございます!!それじゃ有難く頂きますね!!これで子どもたちも少しは良い食事が食べられるようになるかもしれません」
ミティはそう言うとうれしそうな笑みを浮かべ俺とオロンに頭を下げる。
そうだ形はどうあれキラメリア教会の子どもたちが少しでも良い食事を食べられるようになる事は俺としても望ましい。
俺の前世でもそう言う働きかけをしてくれる人がいたらもしかしたら俺も・・・
「ラビトさん?どうかしましたか?」
ミティが心配そうな顔で俺の方を見て来る。
「あっいや・・・ちょっと考え事をしていただけだから」
ミティに訊かれ俺は咄嗟に誤魔化した。
「それじゃミティちゃん今日は遅いからラビト村に泊まって行くと良い」
「あっそうだな・・・オロンの言う通りだな、とりあえず衣服を着なよ」
それで良いよなと言った目で俺はオロンの方を見る。
「まーあいいだろう、ミティちゃんはまだ正式なラビト村の村民ではないからね」
「あっありがとうございます、それじゃラビトさん私着ますね」
そうは言いながらもミティはどこかはずかしそうな表情を浮かべるのであった。
「よーし他の村民はみんなラビト村長の応援で疲れたと思うから休んで良いぞ」
「「「はいオロン副村長様!!」」」
オロンの掛け声と共に村民である下着姿の女性15人はそのまま眠りについた。
「あのさ・・・オロンちょっと気になってる事があるんだけど質問しても良いか?」
俺は今日1日の俺のレベル上げとして行われた冒険者たちとの戦闘イベントを行っていてふと疑問に思った事をオロンに質問する。
「うん?なんだいラビト、私で答えられる事があれば答えるよ」
「冒険者ギルドでの基本ステータスを測った時俺のステータスはHPと速AGI以外全部0だったんだ、もちろんSPも0だった・・・なのに俺は普通に色々なスキルをたくさん使ってるよな?なぜSPが0なのに俺はスキルを普通に使えるんだ?」
俺はまんま疑問に思っていた事をオロンに訊ねる。
「うーんそれはだな・・・」
「それはラビトさんの速AGIの高さが関係しているんです!!」
オロンに代わりミティがそう言って説明する。
「たしかにスキルを使うにはSPを消費する必要はあります、でもどの基本ステータスもある程度の高さになって来るとSPを消費しなくてもスキルを使う事が出来るようになるんです!!ラビトさんの使ってるスキルは速系スキルだけですから元々速AGIが抜きでて高いラビトさんはSPが0でも難なくスキルを使う事が出来るんです!!」
(なるほどそう言う事だったのか・・・だからあの白髪幼児ババアが脱兎に賭けよじゃって言ったんだな!!)
「ミティちゃん、私の代わりに説明してくれてありがとね」
オロンはミティに対してそう言うと今度は俺の方を向いた。
「ラビト・・・気がついてると思うが元段階ではお主は武器を持つ事が出来ない」
「あー力STRが0だからだよな?」
「あーだが心配はない今の段階ではミティちゃんと協力すればお主は拳一つで十分戦っていける」
「まあ、それに関してはおいおい考えて行く」
「さあ、それじゃ私たちもそろそろ休もうではないか」
「あっそうだな!!オロン、くれぐれも変な事するなよ!!」
こうして俺たちはラビト村の灯りを消すのだった。
「ここがラビト村・・・」
この時遠くの樹の上からラビト村の様子を窺っている者がいたと言う事にこの時の俺は全く気がついていないのであった。




