転生第011話 いざ!!冒険者ギルドに登録しよう??
「うーん何かもの凄く頭が痛い・・・」
「アイシアさん約束通り、衣服は全員分返しましたよ」
翌朝早い内にファスト街まで俺はアイシアさんをミティと一緒に送って行った。
「うん?たしかに受け取ったわ」
俺の言葉にアイシアさんは頭を押さえつつ返事をする。
「それじゃ・・・冒険者ギルドの登録料をこちらか・・・」
「あっラビト君、あなたの冒険者ギルドの登録料はゴロツキ団退治の方から貰っとくから大丈夫よ」
「えっゴロツキ団退治って、」
「ゴロツキ団の討伐のクエストの報酬が丁度5000シリンなの」
(ゴロツキ団の値段って冒険者ギルドの登録料と同じ金額だったんだ・・・)
俺は心の中で何とも複雑な思いを感じる。
「はい、それじゃラビト・ファースター冒険者ギルドに登録確認しました」
「よかったですねラビト様」
一緒について来てくれたミティがうれしそうに俺に声をかける。
「ありがとうミティ・・・これもミティのおかげ・・・」
「ちょっとお二人さん距離が近いわよ」
アイシアさんが不機嫌そうな眼つきで俺とミティの方を睨む。
「ご・ごめんなさいラビト様」
ミティが顔を赤くしながら俺から少し距離をとる。
「ラビト君・・・いやラビトまずはあなたの基本ステータスを測らせてもらうわねここの手形に手をおいてみてくれる?」
「あっ!!はいこうですか?」
「そうよ・・・それとこれから私の事はアイシアで良いから!!」
「はい・・・わかりました!!」
アイシアに言われた通り俺は手形に手を合わせておく。
ビュワーーーン!!
俺の身体を緑色の光が覆う。
「はい、ラビトの基本ステータス確認・・・ってえっ!!!!!」
突如アイシアが驚いたような顔を見せる。
「どうしたんですか?アイシアさ・・じゃなくてどうしたのアイシア?」
「そんな、これ何かの間違いじゃない?レベル2にして速AGIが525それ以外の力STR、体VIT、知INT、器DEX、運LUKが0だなんて」
アイシアが唖然としたような表情で固まっている。
(なっなんですとー)
「ち・ちなみに他のステータスはどんな感じになっているんだよ?」
「HP35・・・SP0・・・以上よ」
「はぁっはぁー!!!」
アイシアに言われて俺は驚きの声を隠せない、たしかにあの神とか名乗った白髪幼女ババアは速振りしておいたとは言っていた・・・しかしそれを割引いても他のステータスがHP以外0って言うのは一体どう言う事なのであろうか?
「ラビトあなた本当にゴロツキ団を倒したの?」
「えっ!!あーちゃんと倒したよ!!」
「それなら少なくともSTRが0ってはおかしいわ」
「そんなの知らねーよたしかに俺はゴロツキ団を退治・・・」
「あのーそれってもしかして私が強化系スキル小力上昇を使ったからじゃないでしょうか?」
ミティはそう言って自分の手を手形の上におく。
「ミティ・キスト 14歳 ヒューマン 女性 職業僧侶 レベル6 HP128 SP46、
STR32 VIT48 AGI35 INT89 DEX43 LUK23」
「えっ!!ミティってそんなに強かったの!!」
俺はミティのステータス観て驚きの声を上げる。
「あっはいラビト様、一応自分なりに鍛錬は積んでいました」
ミティはそう言うとはずかしそうに笑う。
「うーん!!なるほどそれだったら納得が行くわね」
ミティのステータスを見たアイシアが頷くと俺の方に目を向けた。
「ラビト正直に言うわ、あなた1人では冒険者として活動するのは危険行為・・・ってか自分から死にに行くようなものね」
うぐぐたしかにアイシアの言う通り俺はミティの力がなかったらゴロツキ団に勝つ事は出来なかった。この俺のステータスの表示が正しいのであれば、俺はこの先一人で冒険するのが大変だと言うかほぼ不可能と言う事になる。
「あのラビト様・・・もしよろしければ私とパーティーを組みませんか?」
「ミ・・ミティ・・・だけどミティには教会の仕事があるんじゃ・・」
「もちろん教会の仕事もしっかりやった上でです!!そうすればラビト様のレベルが上がる従って他のステータスも少しずつ伸びて行くと思いますし、私自身、僧侶としてさらなる高見を目指していけるようになると思います・・・いかがですかラビト様?」
「たしかにその娘の言う通りね・・・1人では無理かもしれないけど2人ならラビトの基本ステータスレベルアップも出来るだろうし、少しかもしれないけどこなせる依頼はあるかもしれないわ」
「ミティ・・・本当にそれで良いの?」
俺はミティに再度確認する。
「はい、ラビト様は私たちキラメリア教会ファスト街支部の恩人です!!」
「そうか・・・そこまで思ってくれてるならお言葉に甘えるかな?」
「はい!!ラビト様ありがとうございます!!」
「ただし1つ条件があるんだけど・・・・」
「???何ですかラビト様???」
「今後俺の事ラビトって呼び捨てで良いよ・・・ほら冒険者としてはミティの方が先輩な理由だし」
「わ・・わかりましたラビトさ・・・ラビトさん」
(はははまあ良いか・・・ミティらしくて)
「ラビト・ファースター 15歳 ヒューマン 男性 レベル2 HP 35 SP 0 、
STR0 VIT0 AGI525 INT0 DEX0 LUK0 そうそうラビト職業は冒険者で良い?」
「うん?冒険者で良いって言うの最初は冒険者しか選べないんじゃないのか?」
アイシアに言われ俺は返事を返す。
「まあ普通ならそうなんだけど、あなたの基本ステータスならなれる職業が1つあるわ・・・盗賊よ!!」
アイシアはどうするか俺に訊ねてくる。
「ラビトさん、盗賊にしておいた方が良いと思いますよ、冒険者よりも拍が付くつきますし」
ミティもそう言って薦めてくる。
(盗賊か・・・まあ正義の盗賊ならそれはそれで良いかもな)
俺は一瞬間をおいて呼吸をすると一言こう言い放った。
「ラビト・ファースター職業盗賊で!!」




