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脱兎に賭ける!!  作者: 霧広 拓海
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転生第009話  ラビトが考えたゴロツキ団退治の作戦とは??

「おーい!!いるんだろう出て来いよぉー!!」


「こっちはゴロツキ団総出でやってきたんだぜぇい!!」


この前の男2人が言うようにざっと見た感じおよそ30人の盗賊ローバーたちが教会の前を陣取っている。


(うわぁー思ってたよりも人数多いな・・・だけど俺の考えが正しければ多分大丈夫だ!!)


「あのラビト様、本当にあれだけの数の盗賊ローバーを相手にするのですか?」


ミティが心配そうな顔で俺の方を見る。


「はい、そうです・・・と言っても俺1人じゃなくてミティやアムナス司祭様もいますし」


「しかしラビト様、我々聖職者は何時如何なる理由があろうとも直接手を下す事は出来ない理由で・・・」


「アムナス司祭様、大丈夫昨日話し会った作戦なら直接手を下すと言う事には当たらないはずです」


そうあくまでも盗賊ローバーたちに直接手を下すのはこの俺だ。


「わ・・分かりました!!それでは私が子どもたちの安全は必ず確保します!!」


「アムナス司祭様よろしくお願いします、それじゃミティよろしくたのめるかな」


「あっはいラビト様・・・だけどくれぐれも無茶だけはしないで下さいね・・・」


「うん分かってる!!それじゃ早速始めますか!!盗賊ローバー退治!!」


俺はそう言うと速足クイックウォークのスキルを使い、盗賊ローバーたちの目の前へと姿を現した。


「なっ!!相変わらず物凄い素早さだな!!」


しかし盗賊ローバーたちは俺の素早さに多少驚きながらもどこか不敵な笑みを浮かべている。


「おいクソガキ!!昨日は2人だったから油断しちまったが、今日は総出で30人で来ているんだ、

いくらお前が俊足だからってこれだけの人数を1人で相手にする事はまず無理だろう!!」


盗賊ローバーたちの間から下品な笑い声が起こる。


「ふっふっふ、やはりゴロツキ団と言うネーミングからして頭が空っぽの奴らの集まりだな!!」


「なっ何だと!!」


盗賊ローバーたちの鋭い視線が一斉に俺に向かう。


「お前たちの相手をするのは俺1人じゃない、彼女も一緒だ!!」


俺はそう言って隠れているミティの方を見る。


「ちょっちょっとラビト様!!」


突然自分の存在を名だしされ、ミティが驚いたように盗賊ローバーたちが見える位置へと出てきてしまった・・・いや出てこさせた。


「・・・・・・ぷっ!!」


「「「アハハハハハマジかよぉー」」」


盗賊ローバーたちはミティの姿を見るなり大声で嘲笑した。


「おいクソガキ・・・教えてやる聖職者は何時如何なる時でも直接手を下す事は出来ねーんだよ!!」


「兄貴の言う通りっす、それに仮にその聖職者の女がいたからと言って足出まといにしかならーねーっすよ!!」


盗賊ローバーたちは笑い過ぎて腹が痛ぇと言った感じに笑い転げている。


その様子を見てミティは特に何の反論もする事なくただ俯いて下を向いている。


「ほぉーお前たち、ミティの事を役立たずだと散々侮辱したな?」


俺はそう言うと物凄く鋭い視線で盗賊ローバーたちがやったように全体を睨みつけた。


「・・・ラビト様・・・」


「お前たちは俺に親切にしてくれたミティの事をあざ笑った!!ミティやアムナス司祭様が聖職者の立場である事を理由に何の罪もない子どもたちの唯一の居場所を自分たちの拠点にするために脅しをかけて追い出させようとしている・・・俺は・・・俺はそう言う奴らが一番大っ嫌いなんだよ!!」


この言葉が出て来たのはミティに対する盗賊ローバーたちの態度に対してだけの怒りではなかった。そう俺の前世の人生宇佐原速人ウサハラハヤトの時から感じていた怒りである。


「っくこのクソガキ!!コテンパンにのしてやる!!おい行くぞ!!」


「「「おーう!!!!」」」


兄貴と呼ばれていた盗賊ローバーの掛け声と共に他の盗賊ローバーたちが俺の方に向かって攻撃をしかけてくる。


「速系スキル強奪スティール!!発動」


「なっ!!」 「ふぇっ!!」 「ぎょえ!!」


俺の強奪スティールによって身ぐるみを剥がれた盗賊ローバーたちが驚きの表情を浮かべる。

「今だミティたのむ!!」


俺はすかさずミティに声をかける。


「あっはい!!」


ミティは少し気後れしながらも俺の声に返事する。


「強化系スキル小力上昇リトルストレングスアップ


ミティの詠唱したスキルが俺の身に掛かる。


「喰らえ!!鉄拳制裁!!」


「あげぇあ!!」「うひぃー!!」 「ごひぃー!!」


ミティのスキルで強化された俺の怒りの攻撃を受け盗賊ローバーたちが気絶する。


「なっひ、ひるむなー!!どんどんいけー」


「「「おっ・・おー!!」」」


「速系スキル強奪スティール攪乱クイックステップ!!」


「うぎひぃ!!」 「がごぉら!!」 「ひょえー!!」


「喰らえ鉄拳制裁!!」


こうして俺はミティの力を借りながら次から次に盗賊ローバーたちを退治していったのだった。



「なっなんて事だ!!あれだけいた俺たちゴロツキ団がたった1人のクソガキ・・・いやクソガキと聖職者に敗れるだなんて・・・」


「あ、兄貴どうしやす・・・この前と同じような状況っすよ」


そう残る盗賊ローバーは後2人だけである。


「さぁーどうするこの前のようにまた逃げ出すか?」


「くっこのクソガキと聖職者!!調子にのるなよー!!」


兄貴と呼ばれていた盗賊ローバーが俺の方に勢いよく向かって来る。


「はい!!強奪スティール攪乱クイックステップ&鉄拳制裁!!」


「うっ・・・うがごぉ・・・・」


「あっ・・兄貴ぃーー!!」


「はい!!速足クイックウォーク&捕獲!!」


「しっしまったで・・・」


「ちょっとあんたには連行を願おうか!!」


「ひっこ・・降参っすだから見逃し・・・」


「お前も他の奴ら同様身ぐるみ剥がされて気絶させられたいのか?」


「・・・・わかりやした大人しく連行されます」


兄貴と呼んでいた盗賊ローバーはそう言うと観念したように俺の言葉に従うのであった。

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