かざぐるまの歌 詩 風は何も知らないでただ吹きすさぶだけ、、。
1、
ああそうだ
また風が吹いてきたね
物悲しく
また風が吹いてきたようだね
風は自由さ
風は時に激しく
時に
なよやかに
地上を吹きわたる
風に吹かれた地上の旅人たちは
風に吹かれて
地の果てまで行ってしまって
もう二度と戻らない。
もう誰も帰ってこない
そうして
私はたった一人で
今日も風の中を歩いてゆく、
失われたものの重さをかみしめながら、、
だから
廻れまわれ
かざぐるま
まわれ
まわれ
いつまでも
風がある限りは
まわれ
廻れ
人生のかざぐるま
風吹き止むまでは
まわれ
まわれ
私のかざぐるま
2、
ああ、
また聞こえるね
風がひゅうひゅう叫んでいるのが
行ってしまった
行ってしまった
みんな、行ってしまったって
聞えないのかい?
風のさけんでいるのが、
あの人は行ってしまった
風の中を
たった一人で
遠くの国へ
私の心も知らないで
あの人は遠くへ行ってしまった
私は風に尋ねる
今あの人はどこで風に吹かれているのかと、
でも風は何も答えずに
ただ
ひゅうひゅうと吹きすさぶだけ
私の心も知らないで
風は遠くから
ひゅうひゅうと吹きすさぶだけ、、
だから
廻れまわれ
かざぐるま
まわれ
まわれ
いつまでも
風がある限りは
まわれ
廻れ
人生のかざぐるま
風吹き止むまでは
まわれ
まわれ
私のかざぐるま