片恋
「また独りになった」 とボヤく
何度目かのサクラチル
どうしようもない僕の性分を
いつかの君は笑う
不器用すぎるあまり
大切なモノほど触れられずに
曖昧に開いた距離は
やがて修復不可能になった
ああ 二人 好き合ってた僕らは
恋愛不器用だった
少しの勇気があったなら
今年も並んで 歩いてられたろう
君と 別れてからも
僕は 君の面影がずっと
胸の中をちらついて
新しい恋人に重ねて
・・・忘れられなかったんだ
「傍にいてほしい」 誰でも
寄り添えるならばいいんだと
だからいつも僕は愛するフリ
でも君だけは違ったんだ
「もし触れてしまえば
この手から離れていくのかも」と
そういつも怖がってたんだ
それが何よりも“大切だ”という 証
きっと 僕は誰よりも愚かな
愛に生きるモノだろう
少しの勇気があったなら
大切な君と 一緒に居れただろう
僕は君に出逢うまで
こんな臆病者だったなんて
気付かずに生きてきたんだ
でも君じゃなかったらきっと
きっと 気付けてすらいなかった
もう 時間の風に流されて
君は忘れてしまっただろうけど
そう 昔 昔に 交わした
約束を 僕はまだ
守りきっていなかっただろう?
さあ 早く 伝えに行こう
ずっと 向き合えなかったけれど
忘れることなんて出来ずに
いつも誰よりも 大切に想ってた君に
僕が あの日誓った
約束の期限は過ぎただろう
でももう一度伝えてみたい
僕のありのままの気持ちを
「君と一緒にいたい」
(C)Aoi Tact
別れてから再び始まった恋の詩。
書いていた当時は、ただ無邪気に「やっぱり君が大切だって気付いたー!」って再び向かっていったら“(元)彼女”もOKしてくれるんじゃないかナー
なんて気分でいたと思われるんですが、
時間が経てば経つほど
「もうこの(元)彼女は吹っ切れて別の素敵な彼とリア充満喫してるんだろうな」
としか思えなくなっている作品だったりします。自分の感性がどうした。
本作ミスチルの桜井さんの声を脳内妄想しながら書いていました。
なんだか妄想のメロディまでミスチルっぽさを感じないでもなく、たぶんメロディ公開しない作品の一つだと思います。