第3話 俺YOEEEEE!!
いやぁー休みたいのに忙しいですね。
それでは三話スタートです!
「なんじゃこりゃー!」
俺は表示されたステータスを見て叫ばずにはいられなかった。
ハヤト・タカナシ
HP50/50
MP100/100
STR40
DEF80
INT60
DEX20
LUK1
ギフトスキル:異世界翻・通訳、鑑定、ステータス管理
ノーマルスキル:根性(HPとMPが1でしばらくのあいだ耐える)、威圧、友情、テイム
魔法:無し
称号:神に忘れられた男、OSSANN、犯罪者面(無条件に周りを威圧(弱))、不器用ですから(笑)(DEXにマイナス補正)
ちょっと待てーい!俺自身の戦闘力無に等しいじゃねーか!体力は平均の半分だし...それに器用が20ってなんだよ!不器用ですからって某高倉氏じゃねーよ!最後のLUK値に関しては言葉も出ないわ!1って何?
よく今まで生きてたな!ノーマルスキルの「根性」ってやつも一見強そうだけど首を絞められ続けたり、
一定時間放置されたら意味ねーじゃん。さっき西園寺に絞められた時死ななくてマジででよかったわ。
異世界に来て10分チョイで死亡とかマジで洒落にならんからな!
それにスキルも称号も威圧が入ってるってどゆこと?あ〜なるほど。称号は常時発動だけどスキルは任意で発動なんだ〜って納得できるか!俺そんなに顔怖いの?確かに俺を見た幼稚園の子供は8割くらいの確率で顔がこわばり、3割ぐらいは目に涙を浮かべるけどってなにそれ怖い。確かに何時も能面ヅラか西園寺曰く『性犯罪者』のニヤケ顔しかしてないけど...それよりもこれだよ!神様に忘れられるって...LUK値1なだけあるわ。でも気になるんだけど神に忘れられたんだったらこのギフトスキルはなんで付いてんの?‥‥メール?ステータス版にこんな機能ついてんの?何なに?ボコボコ予定のあの天使から?中身は...どれどれ
「小鳥遊様へ
この度はうちの神の不手際誠に申し訳ございません。今後このようなことが二度と起こらないよう努めてまいります。神も気づいて、加護を与えようとしたのですが、神はその力ゆえ迂闊な行動をとることができないので...代わりに独断により私の加護を付与致しました。然しやはり基本的な能力を与えると他の能力に回る恩恵が少なくなってしまいます。あなたが得る能力は解りませんが、スキルも訓練しだいでは強力なスキルになります。
諦めないでください。 ラミエル」
ウオー!俺は今、猛烈に感動している!天使さんボコるとか言ってすんませーん!!
わざわざ加護くれるって優しいね。今度会ったらよしよししてあげよう。うん、そうしよう。
その頃の天使
「「ハークション!!!」」アレ?なんか急に悪寒が...風邪でしょうか?
side out
「オイッ見ろよお前ら!コイツのステータス見てみろよ!マジでゴミだぞ!明日の訓練が楽しみだな!」
ヤベーな…コイツらに見つかっちまったか…まあこいつら自体はいいんだけどな…一番見られたくない奴に見つかっちまうからな...「隼人?ステータスガドウシタノ?」ほら朱里に見つかっちまったじゃねーか!
「イヤナンデモナイヨ?」
「隼人のその言い方は絶対なにか隠してる!いいから早く見せなさい!」
やべぇ!ステータス差にものを言わせて見られた!ア、ヤッパリ...目から光が消えちゃってますねハイ。
アイツらマジでどーしてくれんだよ!このモードを解除するのめっちゃ面倒くせえんだぞオイ!
「神に...忘れられた...ドイウコト?隼人を忘れる奴なんて神なんかじゃない!
待っててね隼人...今から真に尊い存在が自分なんかじゃなくて隼人なんだと教えてあげに行ってくるから...ううん、教えるだけじゃ足りない。体を構成する細胞の一つ一つに刻み込まなくちゃ。アハハ!アハハハハハ!…そう言えば隼人の事をゴミとかいう奴らがいた気がするんだけど〜、気のせいだとは思うけど、もし
万が一にもそれが本当なら...どっちが本当のゴミなのか思い知らせてやらないとね!いっその事、名実ともに可燃ごみにしてあげてもいいかもね。不燃ごみじゃダメだよね…骨の髄まで燃やし尽くして、二度と隼人と同じ空間に存在し、同じ空気を吸わない、吸えないようにしなくちゃダメだもん!良し、そうと決まったら今日は忙しくなるな〜色々準備しなきゃ...」
あのーさっきからブツブツ言ってる内容が早口だし音量低いから良く聞こえないんだけどさ、横にいる涼とか西園寺とか他のクラスメイトが何人かめっちゃ青い顔してるんですけど...涼に至ってはなんかプルプル震えちゃってるし...何言ってんのかは分かんねーが早く止めねーと!
「あの朱里さん?何に怒ってられるのかは存じ上げませんが、どうにか落ち着いてもらえませんかね…
涼とかがあんなに怖がってるんで...」
「何をイッテルノカナ?私の隼人を馬鹿にしたんだよ?裁きを受けるのは当然だよね?」
「異世界ライフ初日で死人が出るとかマジでやめてくれ...俺が困るからさ...」
「は、隼人怒ってる?どうしよう隼人を困らせちゃった。私みたいな隼人を困らせる悪い子はいらないよね...」
「お前まで死んでどうするんだよ!お前がいなくなると困るから!」
「で、でも私、隼人に迷惑をかけて...」
「あ〜面倒臭え!お前は必要!大事なの!今度何でもお願い聞いてやるから!」
「は、隼人が必要って、大事って言ってくれた!それに何でも聞いてくれるって!フフフフフ……」
ヤベェ、ヤベェぞオイ!つい流れで口を滑らしちまった!朱里さんヤバイ目しちゃってますよ〜、ちょっとよだれ垂れてるし...何か初めてがどうこうとか食べるとか聞こえて来るんだけど俺大丈夫だよね?
怖すぎて夜も眠れないんだけど...まあ寝るけどさ...ちゃんとした意味だぞ!勘違いすんなよとか俺って誰に話しかけてんだろ。自分で自分が怖いねうん。最近あんま寝てないんだよな...まあ今回は俺が犠牲になるだけでよかったわ。本当は面倒臭いんだけどね。でも朱里になんか有ったら親御さんに殺されちまうからな…
小六の時の事は今でも思い出しただけで鳥肌が立つね。
「さ、さて皆様訓練は明日からになりますので今から皆様をお部屋にご案内致します。夜から晩餐会が御座いますので皆様是非参加してお楽しみになって下さいね。私はこれで失礼しますので、なにか御用がある場合は近くの使用人にお伝えください。」
今の会話お姫さんも聞いてたんだな、ちょっと声が震えてたし...
そう言えばまだ一日しか経ってねーじゃん!何か3週間くらい経ってる気がすんだけど...
ハァ、やっと一人になれる...それにしても晩餐会の料理なんだろう...楽しみだな〜とか考えながら、
廊下のメイドさんに見とれては朱里に理不尽な暴力を振るわれて俺は自分の部屋へと向かって行った。
ヤンデレ書くの難しいですね。朱里たんの過去話とかはいずれやろうと思ってます。
今日は早めの時間帯に投稿してみました。
感想くれた方ありがとうございます!
スキルは本決まりではないので感想や気分次第で変わるかもしれません。
次回は時間の都合で遅れるかもしれません。それではまた。