忍者軍団の最期
明くる日、李が境内で武術の稽古をしていると僧侶が来て言った。
「清の追っ手から身を隠すにはロザリオがいる教会に行くといい」
「教会に知り合いがいるのですか?」
「仏教とキリスト教は相反するものではない。いずれも魂の救済のためにある。その事は知っておくとよい」僧が言った。
「わかりました。では、教会に行ってみます」李は答えた。
僧に別れを告げ、李は広東少林寺となった寺を出て浜に向かった。
同じ頃、早川とロドリゲスも教会を目指し馬を走らせていた。すると、行くてに黒い影が見えた。
ロドリゲスはスコープで黒い影を見た。
「何ですか、あの人達は?」
早川がスコープで見ると忍者軍団とわかり、言った。「ここまで来たか。奴等は俺の命を狙っている」
「大丈夫です」と言うとロドリゲスは拳銃二丁をガンベルトから抜き、狙いを定め、引き金を引いた。
銃声と共に忍者が倒れていく。
だが、二人の目の前で火薬が爆発した。煙の中から忍者が現れ、飛びかかって来た。
早川は抜刀し忍者を切り捨てた。ロドリゲスも銃で忍者を撃ち殺した。
地面に忍者の死骸が転がった。
「やったな」ロドリゲスが言った。
「ウム。かたじけない」と早川が言った。
二人がさらに荒野を走ると教会が見えて来た。




